交通

東京・湾岸BRT、運行ルートと停留所まとめ!新橋〜晴海の所要時間はわずか10分

このところ、BRTが話題になっていますね。BRTは豊洲など湾岸エリア全体にお住まいの皆さんにとってはもちろん、都心から湾岸エリアへ行く人や、湾岸エリア内を移動する人にとっても便利な交通手段です。

BRTって何だかよくわからないよ〜という方々のために、今回はこの湾岸エリアで計画中のBRTについて解説したいと思います!

※記事内のBRT画像はイメージです。プレ運行、本格運行時の車体は未定となっています。記事内の情報は2018年9月上旬時点のもの。

(画像はリオデジャネイロのBRT/Mariordo (Mario Roberto Duran Ortiz)

「BRT」は効率的かつスムーズに輸送できるバス

「BRT」とはBus Rapid Transit(バス高速輸送システム)の略で、道路上の専用レーンや専用道路を走るバスのこと。運行の遅れが少なく、通常の路線バスよりも多くの乗客を効率よく輸送できるという特長があります。

(BRTの例/神戸で運行予定のBRTより)

東京では都心部と湾岸エリアを結ぶBRT(湾岸BRT、正式名称は募集中)の整備が計画されていて、開業すれば虎ノ門・新橋・勝どき・晴海・豊洲・有明などをスムーズに行き来が可能になります。BRTは環状2号線を通行する計画です。

湾岸エリアでは居住者の交通手段としてBRTの利用を見込んで建設されたマンション、もしくは建設中のマンションが多くあり、早期の運行開始が求められています。また、東京オリンピック・パラリンピック開催時の輸送手段としても期待されており、“BRT開業待ったなし”の状況です。

当初、2020年度の本格運行が予定されていました。しかし、築地市場の移転延期によって築地区間の工事ができず、環状2号線の開通が延期となり、BRTの計画も見直しに。。。

2022年度に湾岸エリアで本格運行へ

そんなBRTについて東京都は2018年8月29日、ようやく新たな整備案を出しました。内容を見てみると、BRTのプレ運行は2020年度より、本格運行は2022年度より開始となります。実に2年の遅れです。

プレ運行(一次運行) 2020年度 東京2020大会の開催前・開催中
プレ運行(二次運行) 2020年7月〜9月 東京2020大会の開催後
本格運行 2022年度〜 環状2号線本線トンネル開通&選手村まちびらき後

運行会社はプレ運行時は京成バスが、本格運行時には京成バスと新会社による共同運行が予定されています。

→ 都心と臨海地域とを結ぶBRTについて

輸送能力は?運行時間帯は5時〜24時台も検討

読者さんの中にはBRTに馴染みのない方も多いはず。筆者もそうです。BRTは一体どのくらいの人数を運べるのかが気になることでしょう。

BRTの車両は一般的なバスの形をした単車バスと、車体が2連つながっている連節バスの2種類あり、定員は単車バスが78名で、連節バスは129名です。ただし、プレ運行時に走るのはほとんどが単車バスとなります。

(連節バスの例/神戸で運行予定のBRTより)

都ではこのBRTは1時間あたりにどのくらいの輸送能力があるのかを試算しています。本格運行時、全線合計でピーク時2,000人/時程度(片道)。将来的には5,000人/時の輸送を目指すとしています。

また、本格運行時の運行時間帯については新橋から豊洲市場への移動や住民の需要を考慮して、早朝5時〜24時台の運行を計画しているとのことです。

運行ルートと停留所について

先にも挙げましたとおり、運行は①プレ運行(一次運行)、②プレ運行(二次運行)、③本格運行、の3段階にわかれています。

それぞれ運行ルートと、停留所の場所をまとめました。

①プレ運行(一次運行・2020年度)

幹線ルート
虎ノ門・新橋駅・勝どき・晴海二丁目

②プレ運行(二次運行・2020年7月〜9月)

幹線ルート
虎ノ門・新橋駅・勝どき・晴海五丁目・市場前駅・有明テニスの森・国際展示場駅・東京テレポート駅
晴海・豊洲ルート
虎ノ門・新橋駅・勝どき・晴海三丁目・晴海二丁目・豊洲駅・市場前駅
勝どきルート
新橋駅・勝どき

③本格運行(2022年度〜)

幹線ルート
虎ノ門・新橋駅・勝どき・晴海五丁目・市場前駅・有明テニスの森・国際展示場駅・東京テレポート駅
晴海・豊洲ルート
虎ノ門・新橋駅・勝どき・晴海三丁目・晴海二丁目・豊洲駅・市場前駅
勝どきルート
新橋駅・勝どき
選手村ルート
新橋駅・勝どき・晴海五丁目(選手村)

※この他、東京駅、銀座、東京ビッグサイト、東京ビッグサイトへの停車も今後検討

計画中を含めた全停留所の場所はこのマップのとおりです。

豊洲と豊洲市場前のBRT停留所はここ!

さて、豊洲住民にとって気になるのが豊洲エリアでの停留所ですよね?

まず、豊洲駅前の停留所は豊洲ベイサイドクロスの前からCAFE;HAUSあたりにかけての晴海通りに設置される計画です。

もうひとつ、豊洲市場前の停留所は清水建設が豊洲6丁目の4-2街区・4-3街区に建設するオフィスビルとホテルビルの間に位置する「交通広場」やその周辺に設置されます。

BRTの運賃は路線バスよりもやや高めに

そうそう。当然ですがBRTに乗る際には運賃の支払いが必要になります。

プレ運行時には現状の路線バスとほぼ同額の220円を見込んでいますが、本格運行が始まると路線バスよりもやや高めの料金となることが予告されています(正式な金額は未定)。さすがに大幅には増えないと思いますが、本格運行時の運賃は300円〜400円くらいになるような気がします。

なお、運賃の支払いには乗車券の事前販売のほか、交通系ICカードが利用可能。

新橋〜晴海は10分!BRTはメリットばかり

環状2号線は信号がほとんどなく、ここを通るBRTは新橋から晴海までたった10分で移動できます。環状2号線の開通とBRTの運行開始は都心と湾岸エリア間のアクセス向上に大きく寄与するのは間違いありません。

これは湾岸エリアの住民はもちろん、豊洲市場へ買い付けに行く人も、東京ビッグサイトのイベントへ参加する人にとっても、新たな交通手段が誕生するのは大きなメリットです。

また、このBRTには次世代の「ART(Advanced Rapid Transit)」が導入される方針で、自動走行技術や自動走行制御などが実証的に取り入れられるそうです。実際にどんなものなのかは見てみないとわかりませんが、何だかワクワクしますね!

ということで、都心と湾岸を結ぶ東京のBRTについて現在わかる範囲でまとめてみましたが少しは参考になりましたでしょうか\(^o^)/ BRTはスタートすれば確実に湾岸エリアの利便性向上につながるので大歓迎です!とにかく、1日でも早く運行してほしいと願っています♪

(都が2018年8月29日に発表した計画)