交通

東京BRTはどこを通る?晴海フラッグの購入を決める重要ポイントとなる交通手段

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東京都中央区の晴海エリアにある約13haの土地に、5,632戸の分譲住宅・賃貸住宅と商業施設を含めた24棟が建つ巨大な街「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」。

晴海フラッグは2020年の東京オリンピック・パラリンピックの選手村として建設され、大会の終了後リフォームを経てその多くが新築マンションとして分譲されます。

住宅だけでなく、商業施設や公園、街並みも整備され、しかも中央区にひとつの街そのものが新しく誕生するとあって多くの関心を集めているもよう。当サイトの読者さんも気になってエントリーしている方は少なくないでしょう。

2019年4月27日にマンション販売センター「HARUMI FLAG パビリオン」がオープンすると、意外にも晴海フラッグの価格が高いことが話題になりつつも、専有面積の広さや眺望の良さを考慮すれば坪単価は安いなどという声もあります。

そのようななか、筆者が気になったのは晴海フラッグに住んだ後のこと。今回は特に、そのアクセスの良し悪しについて考えてみました。

地下鉄やJRの路線がない晴海エリアでもっとも期待されているのは「東京BRT(BRT=バス高速輸送システム)」。2022年度より晴海フラッグでの本格運行が予定されている、都心と湾岸エリアを結ぶ東京初の交通インフラです。

東京BRTは晴海フラッグの住民にとって、どの程度望みのあるインフラなのでしょうか。現在判明している情報を基に、個人的な期待と懸念を挙げてみたいと思います。

東京BRTの運行スケジュール

  1. プレ運行(一次運行・2020年10月1日)
  2. プレ運行(二次運行・東京2020大会後)
  3. 本格運行(2022年度以降)

といった具合に、東京BRTは2段階のプレ運行を経た後の2022年度以降に本格運行が計画されています。

東京BRT、プレ運行(1次)の運賃や豊洲駅前の乗り場も発表ついに「東京BRT」のプレ運行(1次)が2020年10月1日よりスタートします! ※2020年9月7日付で最新情報に更新しました ...

晴海フラッグの入居は2024年3月下旬からとアナウンスされていますので、計画どおりに運行すれば、入居した時点でBRTは本格運行していますから困ることはないでしょう。

では、晴海フラッグのいずれかのマンションに住むと過程して、東京BRTを利用する際の利便性をチェックしてみたいと思います。

BRTに乗るとどこへ行く際に便利なのか、またどのような混雑リスクが考えられるのか。運行ルートを見ながら考察してみますね。

東京BRT 本格運行時の運行ルート

本格運行ルート
幹線ルート
 虎ノ門・新橋駅・勝どき・晴海五丁目・市場前駅・有明テニスの森・国際展示場駅・東京テレポート駅
晴海・豊洲ルート
 虎ノ門・新橋駅・勝どき・晴海三丁目・晴海二丁目・豊洲駅・市場前駅
勝どきルート
 新橋駅・勝どき
選手村ルート
 新橋駅・勝どき・晴海五丁目(選手村)

 

※この他、東京駅、銀座、東京ビッグサイト、東京ビッグサイトへの停車も今後検討

4つの主な運行ルートのうち、晴海フラッグの「晴海五丁目」に停車するのは2つのルート。幹線ルートと選手村ルートです。

幹線ルート
虎ノ門・新橋駅・勝どき・晴海五丁目・市場前駅・有明テニスの森・国際展示場駅・東京テレポート駅

選手村ルート
新橋駅・勝どき・晴海五丁目(選手村)

幹線ルートは乗車できない可能性

幹線ルートは東京テレポートから虎ノ門方面行きの便の場合、有明のマンションや豊洲市場、晴海フラッグ、勝どきのマンションの住人や利用者も乗車しますから、わりと混雑が予想できます。ゆりかもめや地下鉄を利用するよりもBRTの方が便利、という方が一定数いるはずだからです。

途中から乗ることになる晴海フラッグ住人はなかなか乗りづらいルートかもしれません。平日のピーク時には毎時6便を運行する計画(平日の日中や土日祝日も毎時6便)

選手村ルートは有利も、出勤時間帯のみの運行

一方、3ヵ所にしか停車しない選手村ルートのBRTは晴海フラッグの住人としては嬉しい路線となりそう!

モビリティステーションを備えている晴海フラッグが始点・終点となるので、毎朝サラリーマンのお父さんやOLのママさんはシートに座って出勤できるのは嬉しい限り。途中の勝どきからマンション住人の乗車が見込まれますが、そこは始点の優位性があります。

ただし、本格運行開始時点では選手村ルートの運行(毎時6便)は平日の通勤ピーク時間帯にのみに限定されており、平日の日中や土日祝日には運行がないのが残念。通勤ピーク時以外は幹線ルートに乗車することになるでしょう。

もちろん、運行本数やルートは交通状況や需要に応じて次年度には改正されるはずですが。

都営バスやシェアサイクルも積極活用したい

これまで晴海フラッグの交通インフラとして東京BRTのみの話をしました。しかし、晴海フラッグは他にも足がありますのでご紹介しますね。

エリア内には通常の路線バス(都営バス)が走り、「ほっとプラザはるみ」から東京駅丸の内南口、錦糸町駅、半蔵門や四谷へ行く3系統のバス停を利用できます。

また、都内10区共通で使えるおなじみのシェアサイクル(300台分)や住民専用のレンタサイクルが整備され別途料金で使用可能なほか、カーシェアリングサービスも有償にて導入される計画です。

(晴海フラッグより)

眺望・街並み、晴海フラッグは魅力あり

ということで、今回は晴海フラッグで東京BRTをメインに使った場合に利便性はどうなのかを記事にしてみました。

やっぱり心配なのは都心へ行く際に、幹線ルートの混雑がちょっと怖いですね。。。晴海フラッグが始点となる選手村ルートの便がもっと増えてくれるとめちゃくちゃ嬉しいので、本格運行までに良い方へ転ぶといいなぁ〜なんて。

まぁそんなに他所へは行かないし晴海フラッグ内で十分に過ごせるかもしれないので、現状ほとんど豊洲だけで過ごせている筆者みたいな人間は晴海フラッグがぴったりなのかもしれません(笑)永久眺望が約束された部屋や広い間取り、ゼロから作った街という他に例を見ない巨大物件は十分に魅力を感じています。いいよね晴海フラッグ♪

東京BRTの停留所や全ルートについてはこちらを参考にどうぞ。

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