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「豊洲ベイサイドクロス」の計画詳細、地元説明会で入手したタワーの配置図と質疑応答

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商業施設、オフィス、ホテル、エネルギーセンターといった機能を持つ3棟のビルで構成される「豊洲ベイサイドクロス」。いわゆる“(仮称)豊洲2-1街区商業施設計画”ですが、いよいよ2020年4月の開業に向けて現在は建設工事が終盤を迎えています。

2019年6月19日、三井不動産は豊洲ベイサイドクロスの商業施設について大規模小売店舗立地法に基づく新設の届出に係る説明会を開催しました。

豊洲ベイサイドクロスのテナントなどについて周辺住民向けに説明。具体的な店舗名は明らかにしませんでしたが、営業時間やコンビニの存在、ららぽーとに通じる連絡通路の詳細などを資料を用いて説明しました。

会場で入手した資料のほか、スライドのみで説明された情報を整理し、当記事にまとめましたのでぜひご参考にどうぞ!

【更新】公式発表された情報はこちら↓

豊洲ベイサイドクロスが開業!商業施設はららぽーと、上層階には三井ガーデンホテルもついに「豊洲ベイサイドクロス」内「アーバンドック ららぽーと豊洲3」のオープン日が2020年6月1日に決定しました! また、新たに...

※一部、誤認を与え兼ねない表現等を修正いたしました(2019年7月3日)

豊洲ベイサイドクロス A棟・C棟の主な構成

すでに明らかになっていることですが、豊洲ベイサイドクロスの3つの棟がそれぞれどんな内容なのかをおさらいしておきましょう。

A棟 店舗(地下1階〜地上1階)・オフィス(5〜32階)・ホテル(33〜36F)
C棟 店舗(1階〜4階)・エネルギーセンター
B棟 オフィス

説明会には施設の運営者である三井不動産から4名、設計を担当する大成建設から3名が出席。

先に開業となるA棟とC棟の商業施設について説明がありました。

説明会で判明した豊洲ベイサイドクロスの店舗情報

それでは、A棟・C棟の店舗や建物の計画概要についてポイントをまとめておきます。

既報の情報もありますが、整理の意味も含めて一緒にまとめてみました。

  • 商業施設の開業日は2020年4月1日の予定(今後変更も)
  • テナント数は約35社を予定
  • 施設名称は検討中。運営は三井不動産で決定している
  • 地下1階は有楽町線・豊洲駅と地下連絡通路で直結する
  • 地下1階にコンビニ(営業時間5:00〜24:00の中で設定)
  • 地下1階〜地上1階のテナントは飲食店が中心(営業時間7:00〜24:00の中で設定)
  • 2階〜3階は物販系のテナントを予定(営業時間8:00〜22:00の中で設定)
  • 4階は物販系・サービス系のテナントを予定(営業時間8:00〜22:00の中で設定)
  • 2階はゆりかもめ豊洲駅〜シビックセンター〜ららぽーとが連絡デッキでつながる
  • 2階・3階は連絡デッキでららぽーととつながる

計画の概要と説明

嬉しかったのが各階の平面図が公開されたこと。併せて掲載しておきますね。

店舗フロアについて

1階はシビックセンター側からららぽーとにかけて設置される通路に沿って店舗を配置。

地下1階は有楽町線豊洲駅とB棟への連絡通路があり、その通路に店舗を配置。コンビニもここになります。

2階はゆりかもめ豊洲駅からシビックセンターを通ってららぽーとや豊洲公園に行けます。連絡デッキは2本。C棟内の通路を抜けた先、またB棟の壁面に沿って設置される通路から、それぞれららぽーとにアクセス可能となります。

3階も通路に店舗。また、連絡デッキを使ってららぽーとへ行けます。店舗は物販系のテナントがメイン。

4階は物販系のテナントとサービス系のテナントを予定。

駐車場・駐輪場について

施設には駐車場と駐輪場があります。店舗の客が使う駐車場は地下1階。ららぽーとアネックス側に設けられる入口から駐車場へ入る形となります。必要とされる数以上の駐車場・駐輪場を設置するとのことです。

駐車場には誘導員を配置。混雑時は誘導員を増員する。

騒音について

関係車両へは低速走行を呼びかけます。空調室外機やファンなどの音や、荷さばき台車の衝撃音や扉の開閉音などで騒音を6カ所で予測したところ、それらのすべてで環境基準をクリア。

説明会では、昼間・夜間・深夜での予測結果を公表しました。

廃棄物対策について

店舗のゴミなどの廃棄物について、保管や搬出はすべて屋内(地下)で実施。

オフィスやホテル用の保管施設は別途確保する計画。

質疑応答

最後に質疑応答が行われました。

すべて網羅できなくて申し訳ないのですが、メモを取れた質問内容について掲載しておきます。(一部聞き漏れてしまってすみません。。。)

建物による風の影響は?
→風の行方を遮る風防用の植栽を設置する

テナントに飲食店は入る?
→地下1階〜地上1階は飲食店が中心のテナントになる

店舗の決め方、業種業態はどの程度決まってる?
→ターゲットを想定して決定している。オフィスワーカーや近隣の住民をターゲットにしたテナントを誘致する。地下1階〜地上1階は食物販や飲食店、コンビニを誘致する。2〜4階は物販やサービス。2〜3階は店舗を区切らずにワンフロアで使ってくれそうなテナントを想定している。開業の半年前にはリリースでお知らせする

営業時間は店舗ごとに差がある?
→指定した幅の中で営業時間を決定していく。すべてのテナントが同じ時間になるかはまだ決まっていない

豊洲公園の工事はいつまで?
→2020年3月末まで仮囲いで工事し、4月1日から使える予定。ただ、管理事務所等の一部施設は東京オリンピック直前まで工事が行われる予定。

豊洲ベイサイドクロスはららぽーと豊洲と異なる商業施設になるのか?
→施設名称は検討中。三井不動産が運営することは決定している。

連絡デッキを利用できる時間は?
→ららぽーととの連絡デッキは24時間利用可能。営業時間外のららぽーとは店内を通れないが、新たに設置するエレベーターでららぽーと側に降りることができる。

ちなみに、1階からは屋外の「豊洲パークブリッジ」を通れば、豊洲ベイサイドクロスと豊洲公園の行き来が可能になります!

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豊洲駅前のベイサイドクロスがいよいよオープン!

いかがでしたでしょうか?住民や豊洲を訪れる人にとって気になる豊洲ベイサイドクロスの店舗についてまとめてみました。

この記事を書いているのが6月で、もう翌年の4月には開業です!今からワクワクしますね。

このほか、温浴施設付きのホテルや働き方改革に対応したオフィス施設については今後詳細が明らかになるかと思いますが、めちゃくちゃ気になっています。

小規模事業者や個人事業主でも働きやすいシェアオフィスやコワーキングスペースができてくれると嬉しいなぁ(^^)

なお、豊洲ベイサイドクロスのA棟・C棟は2020年3月末に竣工しますが、残るB棟は2020年下期の竣工が予定されています。

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