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環状2号線の開通はメリットばかり!築地と豊洲をつなぐ区間を歩いて見学してきました

工事が完了しているにもかかわらず、ずっと開通が待たれている「環状2号線」。ようやく2018年11月上旬に開通する見通しとなりました。ずいぶん待ったという人も多いことでしょうね。

環状2号線は信号がほとんどないため、たとえば新橋から晴海を自動車でわずか10分という短い時間で移動可能。晴海の交差点で1つ信号を挟み、豊洲市場へもスムーズに行けます。そのまま有明へも。

東京都建設局は9月15日(土)、開通前の豊洲〜築地の区間を一般開放し、誰でも環状2号線を歩いて見学できるイベント「環状第2号線施設見学会」を開催しました!実際に見てきましたので、その様子をレポートします。

環状2号線のルートは?どこからどこまで行けるの?

そもそも環状2号線はどこを通っているのかをザッとご紹介しておきますね。

1946年の都市計画決定で始まった環状2号線は現在、神田佐久間町〜新橋までがすでに開通済み。そして、新橋〜有明区間は今から25年前の1993年に計画変更され、延伸が決まりました。うち、豊洲〜有明区間はすでに開通しています。

【開通済み区間】
神田佐久間町〜水道橋〜四谷〜赤坂見附〜虎ノ門〜新橋 / 豊洲〜有明

【2018年11月上旬に暫定開通する区間】
新橋〜汐留〜(築地)〜勝どき〜晴海〜豊洲

ただ、この築地エリアに関しては課題が残されています。

築地エリアは3段階を経て本開通へ

新橋〜豊洲までの区間がなかなか開通しない背景には築地市場の移転延期があります。環状2号線の虎ノ門〜築地区間は地下トンネルを走行することになっており、実はちょうど築地市場の青果棟がある場所にトンネルの出入り口が計画されているんです。

つまり、築地市場にその場をどいていただかないと、計画通りの開通ができないんですね。

(築地市場より、通れない環状2号線を臨む。2018年2月撮影)

ただ、ご存知のとおり東京オリンピック・パラリンピックが2020年夏に開催することはすでに決まっています。晴海や有明には選手村やたくさんの競技場ができ、まさに環状2号線の開通は急務です。

市場移転はどうにか2018年10月11日に決定しましたが、すぐには築地市場を解体できないし、トンネルの入口を作るにも時間がかかり環状2号線をすぐには開通できない。でもオリンピックの開催は迫る。そんな状況下で小池都知事が決断したのはとりあえず地上を通す案です(第1段階・第2段階)

第1段階 第2段階 第3段階
開通時期 2018年11月上旬 2020年3月 2022年4月以降
走行位置 地上 地上 地下トンネル
車線数 往復2車線 往復2車線 往復4車線

そして、地上でやり過ごしながら地下トンネルの入口を作り、2022年4月以降に第3段階、つまり本開通となります。

第1段階の時点ではまだ築地市場がありますから、築地大橋の築地側は凄まじい急カーブを描いて迂回路を通行しなければなりません。ここが事故多発地帯になるんじゃないかと心配です。

湾岸住民が待ちに待った都市計画道路

今となっては環状2号線の周辺にたくさんのタワーマンションが立ち並び、まさに環状2号線の開通を心待ちにしている住民が山ほどいます。

そんな勝どきのタワマンに住む友人宅にお邪魔した際に、エレベーターホールからちょうど環状2号線と築地市場を見ることができました。す、すごい急カーブ(^_^;) 住人の皆さんはきっと早く本格開通してほしいでしょうね。

また、今後は晴海の選手村にタワーを含むたくさんのマンションが建ちます。そこに住む住民にとって、環状2号線は重要な生活道路になるのは間違いありません。

(晴海の選手村に建つ複数のマンション。奥が環状2号線)

なお、当初計画では地下トンネルを通すはずだった勝どき周辺ですが、2007年に橋梁・高架式に計画変更されました。

環状2号線の効果に期待できること

有明〜神田佐久間まで総延長約14kmにおよぶ環状2号線は都心部と湾岸エリア間の移動が便利になる都市計画道路です。

開通すれば以下のような効果が期待されています。

  • 臨海部と都心部を結ぶ交通・物流ネットワークの強化
  • 並行する晴海通りの渋滞緩和など地域交通の円滑化
  • 臨海地区の避難ルートの多重化による防災性の向上

なにかと交通が不便と言われている湾岸エリアですが、環状2号線の開通によってその不満はかなり解消されるはずです。やはり、信号がほとんどないのは大きなメリットになります。

それに、多くの運送トラックが環状2号線を通るようになれば、晴海通りを利用する大型車両の減少が見込めます。交通事故が減りますから、子どもの多い湾岸エリアにおいて環状2号線は安全面で寄与するのは間違いありません。

もはやメリットしかない環状2号線がいよいよ開通

ということで、たった1日だけでしたが見学が可能だった環状2号線の約2km区間を歩き、実際にここを走行したらどんなメリットがあるのかを体感できました。

湾岸エリアへ遊びに行く人も、湾岸から都心へ出掛ける住民も、仕事で移動する人も、運送トラックの運転手も、すべての人にとってメリットばかりの環状2号線。もちろん、都心部の飲食店さんが豊洲市場へ買い出しに行く際にも大いに役立つはずです。

(環状2号線で晴海側から見た豊洲市場)

信号が少ないくてスムーズな移動が可能とはいえ、ここは高速道路ではありませんから、くれぐれもスピードを出し過ぎないよう気をつけて安全に走行しましょうね!本開通が楽しみです(^^)

2020年4月以降にはBRT(バス高速輸送システム)が環状2号線を含むルートで運行を開始するので、ますます便利になりますよ!