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江東区・夢の島のスケボーパーク、建設に向けた調査完了 2022年11月オープンへ

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江東区は夢の島公園に位置する区の公共施設「夢の島総合運動場」内にスケートボードパークを建設します。オープン予定日は2022年11月13日で、一般利用開始日は11月15日(火)。

具体的なスケボーパークの建設予定地が判明したので、現地の様子を写真でご紹介します。

2022年2月17日に訪れると、建設予定地ではまさに地質調査を行っている真っ最中でした。調査は18日までに完了。

※記事内の写真はすべて2022年2月17日に撮影したもの

(仮称)堀米パークは騒音問題はなさそうだけど

山﨑江東区長は2021年9月8日に行った記者会見で「(仮称)堀米パーク」の建設を表明。その後、11月17日の定例記者会見で正式にスケボーパークの新設を発表しました。

スケボーパークの規模面積は、2000~2500㎡。

(夢の島総合運動場・スケボーパークの建設予定地)

夢の島公園にある夢の島総合運動場は敷地が非常に広く、また、建設予定地は公園の一番奥の端。区はここなら他人に迷惑をかけずにスケボーを楽しんでもらえると判断したのでしょう。

確かにここは公園を運河が囲い、近くに住宅もなく、騒音の問題はなさそうではあります。最寄り駅の新木場駅からはスケボーパークまでは徒歩20分くらい。けっこう距離があります。

(夢の島大橋からスケボーパーク建設予定地を見たところ)

一方、スケボーはマナーの悪い利用者が多く、湾岸エリアでは頻繁に話題になります。

豊洲や有明など湾岸エリアでは、公園をはじめオフィスビルや商業施設、マンションの敷地設備などでスケボーによる破壊的な被害が。

豊洲でのスケボー被害を増やさないために ある有名アーティストのMVで起こった不当な撮影の経緯豊洲ではスケボーによる被害が後を絶ちません。2021年4月2日、筆者のもとに送られてきた有名アーティストのミュージックビデオ(MV)に豊...

こういった被害を背景に、スケボーパークを作ることに異を唱える区民は少なくありません。

クラファンでの寄付、目標金額は遠く

スケボーパークの建設に税金を使わないでほしいとの意見が寄せられたようで、区は費用を賄うため予算のほかにふるさと納税を活用した寄付の募集を開始。クラウドファンディング「ふるさとチョイス」で募っています。

募集は2022年2月3日より開始し、2022年10月31日(271日間)まで実施。

目標金額は5000万円です。

この記事を書いている時点で募集開始からすでに15日が経過しましたが、これまで寄付したのは11人。集まった金額は目標のわずか0.7%にすぎない約40万円です。

建設には賛成だけど寄付まではしたくない・・・といった方々が多いのか、それともまだクラウドファンディング自体が知られていないのか、本当のところはわかりません。

(地質調査中の建設予定地)

たとえ目標金額に達しなかったとしても建設は行い、寄付で集まったお金はスケボーパークの費用に充てます。

クラウドファンディングにある説明文によると、

“こどもから大人まで末永く愛される施設を目指し、日本代表コーチである早川大輔氏をはじめ、堀米選手の関係者や区内愛好者からご意見をいただく機会を設けました。スケートボードを長く続けてこられ、熱い情熱をお持ちの皆さんからいただいた様々な意見を、セクションの形状や配置など、パークの設計全体に反映させます。”

としており、コーチや選手関係者だけでなく、江東区内のスケボー愛好者からも意見を聞いたとのこと。

オープン後は必ずマナーを守って利用してほしい

具体的に賛成の声と反対の声がどのくらいあるのかは不明であるものの、もう建設は決まっていますから反対の声が多くても11月にはオープンすることでしょう。できてしまったら、あとはマナーを徹底してもらうしかありません。

堀米パークという名称はあくまでも現時点では仮称ではありますが、江東区初の公設スケボーパークで、初心者・中級者向けの利用を見込んだ設計がなされます。きっとこれからスケボーを始める方も多いはずです。

オープン後に利用する皆さんは、スケボーを楽しんだり、練習して腕を磨いていくのだと思いますが、ぜひマナーも学んでほしい。パーク以外の場所での走行は控えるなどマナーを守ることを徹底していただきたいです。

スケボーパークは2021年度内に設計を終え、2022年度に着工。2022年11月にオープン予定となっています。

なお、東京・有明では「有明アーバンスポーツパーク(仮称)」の建設が決定しています。

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