聖火台に関する記事はこれで3本目になります。
東京オリンピック開会式が行われた2012年7月23日、国立競技場の聖火台に大坂なおみ選手が灯した聖火は、その深夜に「夢の大橋」に設置されている第2の聖火台へと移されました。
大会組織委員会は見物の自粛を呼びかけていますが、もう一生見られないかもしれない聖火を少しでも見ておきたいという国民の気持ちは、止めるべきではないと筆者は思っています。
夢の大橋の聖火台は密になるのか
夢の大橋は東京・江東区の臨海副都心に位置し、お台場と有明をつなぐ歩行者専用の橋。とても横幅があり、普段はそれほど歩行者がおらず、勿体ないほどの広さがあります。
ここはシンボルプロムナード公園に属していて、誰でも通行可能な場所です。そこに聖火台ができ、国立競技場から聖火が移されました。
聖火に引き寄せられるのは国民の興味だけではありません。
見物人が殺到することを見込み、「密集」しているシーンを撮りたいと思われるマスコミの姿がありました。
東京五輪については、何かとマスコミのネガティブ報道が目立っており、それって本当?と首を捻ってしまう報道も少なくありません。
さて、夢の大橋にある聖火台。実際の混雑具合はどうか。
24日の1時すぎ(深夜に聖火が移転した直後)と一夜明けた14時ごろの合計2回、夢の大橋を訪れましたが、筆者の目に写った様子はまったく密とは異なるものです。
広い橋幅と、余裕あるスペース
見物人はいるものの、決して密集していません。むしろ、休日の昼にしては少なくてびっくりしてしまったほど(掲載の写真は特に記載がなければどれも7月24日の14時過ぎに撮影)。
東京五輪のボランティアスタッフと警察が警備にあたり、誘導や三密回避のアナウンスを頻繁にしています。
夢の大橋は横幅が広いと言いましたが、このとおり本当にめちゃくちゃ広い↓
この幅のまま手前の有明から奥のお台場まで橋が伸びているんです。
そもそも、橋には日光を遮る日陰がなく、強い陽射しが降り注ぐため長居する見物人は少なく、人々はすぐに散っていきます。ここに長時間いる方が辛い。
そして、聖火台を囲っている柵も十分に間隔が空けてあり、撮影時に一番人気が集中しそうな真正面でもそこまで待たずに撮れます。
聖火はマナーを守って見物すればよし
ここでは飲み食いしないし、叫ばないし、密閉空間でもないので、逆にこれでどうしたら感染するのかを教えてほしいくらい。
国立競技場前で行っていた五輪中止デモの密集度に比べたら、全く静かですしスカスカです。
夢の大橋の聖火を見学したい方は、ぜひ現地スタッフの誘導に従いながらマナーを守って見物すれば良いと思います。
また、一般的なマスコミであれば、23日の深夜に行われた聖火移転セレモニーにてすでに聖火の映像を撮影済み。
もし、昼間に聖火台の周辺で撮影しているマスコミがいたら、それは見物人の密集シーンを狙っているマスコミだと思って間違いないでしょう。
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