2020年3月16日、東京メトロは有楽町線・豊洲駅のホームを拡張工事を終え、隣り合う2つのホームを横断できるようにしました!
2019年10月12日からの拡張工事を経て、2020年3月16日の朝より工事を終えたホーム間(もともと線路のあった上)を歩行できるようになったのです!
この工事では、これまでほとんど使用していなかった2番線と3番線の上に板状の加工をしてフラットにし、実質的に1番線と4番線のホームをつなげました。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックで多くの人が訪れる豊洲駅の混雑を少しでも緩和しようと、東京メトロが計画した混雑緩和対策のひとつです。
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工事の計画:豊洲駅のホームを大きな1つの島に
豊洲駅のホーム構造は2面4線。
2つの島で構成されるホームで、新木場方面行きが1番線・2番線、池袋・有楽町方面行きが3番線・4番線となっています。
(↓は工事前の様子)
メインで使用しているのは1番線と4番線のみでした。
2番線と3番線は何なのかというと、将来的に地下鉄8号線が住吉駅方面へ延伸できるよう設置したのが2番線と3番線で、延伸計画が進んでいない現在は指定席列車「S-TRAIN」と朝の一部列車のみが停車するだけ。実はほとんど未活用だったのです。
そこで、このほとんど使っていない2番線と3番線を一時的にふさいで1番線と4番線のホームをつなげて、両ホーム間の行き来を可能に。
一方のホームが混雑している際にはもう一方の空いているホームの階段もしくはエスカレーター・エレベーターを使用できますから、ホームと改札間のスムーズな移動が可能になることが期待できます。
(拡大↓)
ちなみに、豊洲駅が過去にホームの大規模工事を行った際にも、今の2番線・3番線を一時的にふさいで工事していたと記憶しています。
(手元に写真がないので記憶が間違ってたら申し訳ないです。。。)
10/12に線路がふさがれました!
計画どおり2019年10月12日(土)に仮囲いがされ工事が開始。
そして、早くも10月15日(火)の夕方には2番線(新木場方面行きホーム側)の仮囲いが取れ、すっかり2番線がふさがれていました。
※読者さんからいただいた画像・映像です。
【速報】豊洲駅、早くも2番線の線路(新木場方面)がふさがれました!
(読者さんから映像と写真をいただいたので記事内に追記しました)#豊洲 #有楽町線 pic.twitter.com/RzOOxy6kVN
— とよすと (@toyosu_tokyo) October 15, 2019
そして、2020年3月16日にホームがつながった!
駅員さんに確認したところ、ホームの拡張工事を終え、2020年3月16日の朝一番でホームの横断を可能にしたとのことです!
↓こう見てみると、新木場方面には2つのホームにこれだけの高さの違いがあったことに気付かされました。
どちらかのホームが混雑していたときに、空いてるホームに移動してエレベーターやエスカレーターにスムーズに乗れるようになったのは嬉しい限りです!
ちなみに、同じく3月16日からは豊洲駅の新しい改札も利用開始となりました。
ららぽーと豊洲や豊洲ベイサイドクロスなどへのアクセスが向上!!(*^^*)
東京2020大会は豊洲の全員が覚悟しておくべき課題のひとつ
当サイトでは東京オリンピック・パラリンピックへの期待と不安について何度も書いていますので今回は簡単に触れておくだけにしますが、ぜひこれを知っておいてください。
東京オリパラで「有明アリーナ」での競技が実際される際には豊洲駅が最寄りになります。単純に観客だけでも1日に4万〜5万人の乗客が増えると予想されていて、特に試合時間の前後と通勤ラッシュが重なる時間帯には地獄絵図となる可能性が高いです。
東京2020大会の説明会でわかった情報については、こちらの記事を御覧ください。
東京メトロさんの対策は本当にありがたいですし、住民としてすごく嬉しいです。お仕事や用事で豊洲を訪れる皆さまにおかれましては十分にお気をつけください。また、テレワークが可能な企業さんであれば、豊洲への勤務は一時的に控えていただけると助かります。
楽しい東京2020大会にするためにもみんなが少しずつ我慢し、心から選手たちを応援して、結果的に良い思い出に残る素晴らしい大会になるといいなと思っています。