2018年9月〜10月に移転が決まった豊洲市場ですが、周囲にある何箇所かの空き地のうち、ゆりかもめ「市場前駅」のすぐ目の前・北側(晴海側)にある空き地「豊洲4-2街区」と「豊洲4-3街区」に清水建設がオフィスビルとホテルの2棟を建設します。
上記地図の手前(ゆりかもめ側・4-2街区)がオフィス棟、奥(晴海運河側・4-3街区)がホテル棟となります。
建設通信新聞と日刊建設工業新聞が報じた内容によると、清水建設は自社で設計・施行。2018年6月の都市計画を経てから2019年3月にも着工し、2021年3月に竣工する計画とのこと。
実はこの場所ではすでに2017年9月の時点でボーリング調査とみられる作業が行われていて、近いうちに何かができることは明らかでした。
オフィス棟はS造11階塔屋1階建て(延べ8万4000平方メートル)、ホテル棟は同14階塔屋1階建て(延べ3万2000平方メートル)で、約500~600もの客室を予定。どちらにも店舗や駐車場を設置するそうで、お店の少ない市場前において買い物できるお店やカフェなどそういったお店が1つや2つでも増えることは大歓迎。
さらに、この2つの棟の間には交通結節点の機能を担うバスステーション広場を整備するというのがポイント。このバスが周辺住民を意識したBRT的なバスなのか、それとも市場を周遊する観光的なバスなのか、はたまたコミュニティバスのような100円で近隣の拠点を巡れるバスとなるのか。想像が膨らみます!
そうそう。ちょうどこの場所は豊洲市場が建設中のときに工事関係者の休憩所となる建屋があったところ。今ではすっかりその面影は残っていませんが、当時の写真を振り返ってみるとわずか1年半前にも関わらずずいぶんと景色が違うことに気が付きました(^_^;)
緑地や歩道も整備するとのことで、交通の利便性や回遊性を高めたオフィスビルとホテルになりそうです。
2017年10月、いよいよ豊洲では初めてのビジネスホテルが豊洲5丁目にオープンしますが、今回発表された市場前のホテルを含めても豊洲全体では少なくとも4ヵ所のホテルが建設されることになります。