江東区のワクチン接種状況、高齢者は約86％で頭打ち | とよすと - 毎日更新！豊洲エリアの今がわかる地域情報サイト

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新型コロナウイルスの感染者数が過去最高との報道が相次いでいますが、やはり鍵となっているのは早期のワクチン普及であることは御存知の通りかと思います。

では、私たちの住んでいる東京・江東区のワクチン接種状況は一体どうなっているのでしょうか。

65歳以上の江東区民　ワクチン接種状況

筆者はこのところほぼ毎日データをチェックしており、65歳以上（高齢者）の区民と12歳以上の区民のワクチン接種者数を観測していました。

以下は8月9日〜12日までの、65歳以上の高齢者を対象とした江東区の接種状況です。

江東区の全人口は52万7011人。うち、65歳以上の高齢者は13万8172人です。（2021年8月1日現在／参考：江東区地域振興課）

高齢者のうち約86％が1回めの接種を終えているものの、残りの約14％が接種していない（摂取できていない）状況が続いています。

まだ約3万7000人の高齢者が1回もワクチンを接種してないとあって、万が一、新型コロナに感染した際の重症化が心配でなりません。

他の都道府県と比べると、東京都・江東区はワクチンへの取り組みに力を入れており、かなり速い段階から接種を始めていました。

6月29日の時点で1回めの接種を終えた江東区民の高齢者は9万2145人、江東区民全体では早期に10万人を突破したのは既報の通り。

しかし、上表の最新データを見ると頭打ち感が出てきたことは素人でもわかります。

もう接種を希望する人がほぼいない、接種を希望しても予約が取れない、ワクチンの供給量が足りない、といった複数の理由が考えられますが、もし接種したくても接種できないのであれば、手を差し伸べる必要があると思います。

力を入れてきた江東区でこのような状況なのですから、今後、全国的にも同じかそれ以上の割合で一部の方々がワクチンを接種しない（できない）可能性が予測できます。

先日、とよすとのお問い合わせフォームに、基礎疾患のある家族がまだワクチンを接種していない、今となっては予約ができない、何か方法はないか、といったお問い合わせをいただきました。

本来ならば6月から接種できたはずなのに、それに気づかず時が過ぎ、今になって困っているそうです。

江東区も東京都も報道番組も新聞もWebニュースも、こんなにもワクチンの情報を発信しているのに、全員に伝えることの難しさを目の当たりにしました。

筆者も弊サイトやSNSで頻繁に情報を発信してきましたが、発信しても住民の隅々までは届かない。絶対に知っておいたほうがいいのに、伝えきれない。もどかしさと自分の非力さを感じます。

どうにかして救える方法はないかと思い、お問い合わせいただいた方へは、近所のクリニックでキャンセル待ちに申し込みつつ大規模接種会場での予約を試すのはどうかと提案させていただきました。

ちなみに、ワクチンの摂取場所は近所である必要はありません。遠方の会場やクリニックでも接種可能です。つまり、予約枠に空きさえあれば豊洲でも亀戸でも東陽町でも場所を問わず予約できます。

筆者は最寄りの有明スポーツセンターがまったく予約できなかったので、深川スポーツセンターを予約し、接種しました。2回めの接種はこことはまた異なる会場です。

全国にはワクチンを打ちたくてもまだ打てない方が大勢います。今すぐに打てる方は、アレルギーや特段の理由がない限りは必ずワクチンを接種してほしいと思います。

ワクチンを接種すれば新型コロナにやられずに健康でいられますし、重症化リスクを抑えるので医療崩壊を防ぐことにもつながります。

当然、接種率が加速すればまたみんなでお酒を飲んだり食事したり、気軽に旅行へ出かけられる日の到来がどんどん早まるのです。

参考として、12歳以上（高齢者も含む）の江東区民全体を対象にした接種状況も掲載しておきます。