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『明日の危機』お化け屋敷のような奥には…豊洲の未来が見えてくる東大の研究展示 3月30日まで

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東京大学の次世代都市・交通デザイン研究体社会連携講座の学生グループと豊洲スマートシティ推進協議会は、展示イベント『明日の危機 江東区防災ミュージアム』を2022年3月30日(水)まで毎日実施しています。

場所は、「都営豊洲四丁目アパート」の3号棟。チャーハン・中華丼の「ユーミン」跡地のすぐ左です。

と言ってもわからない方が多いと思いますので、写真とMAPをご用意しましたのでこちらをご確認ください。

豊洲駅からのアクセス方法は、駅から「太陽のトマト麺」に向かって進み、右折した先にある「豊洲四丁目公園」の横になります。

GoogleMapを開いて見る

ちょっと入りづらい・・・けど入ってみると興味深い展示が!

『明日の危機』は豊洲の未来について東京大学の学生たちが研究した内容を誰でも見られる展示イベント。

防災をテーマにしながら、豊洲4丁目の再開発や2050年における豊洲全体を見据えた研究結果を知ることができます。

(入口)

が!

入口には黒いカーテン。なかなかハードルが高いです(^_^;)

意を決して中へ入ってみると・・・

真っ暗ななかに赤いレーザー光線が!

お化け屋敷と思ってその場を去る方も多そうですが、そこは手探りで周りをよく調べてみましょう。

すると・・・

どうやらこの赤い光線の正体は、想定される最大規模の高潮氾濫が発生したときにこの高さまで水面が上昇するのを表しているようです。

け、けっこう深い。筆者の腰くらいまで水が来るということでしょう。

実際に、夜中に氾濫が発生すると人々はこんな真っ暗ななかで腰まで水に浸かることになるわけです。それを身をもって体験できます。

「なるほど、これが明日の危機ね」と思ったわけですが、まだ筆者はこの先に何があるのかまったく知りもしませんでした。

よくよく暗い部屋を見てまわると、一部のカーテンが開けられるようになっているではありませんか!

!!

別の部屋に通じてる!

(この仕掛けを知らない方が楽しめたかもしれませんが、奥の部屋を知らずに帰ってしまう人も多そうなので、あえてこの仕掛けをご紹介しました)

そこには、このイベントの本丸ともいえる、東京大学の学生による展示がありました。

スタッフの女性がいたので話を伺うと、2022年3月30日(水)まで毎日開館しているとのこと。時間は9時〜16時。

災害の怖さを体験してもらい、その対策と、未来に向けたまちづくりを提案する。こういう演出だったのですね。

展示をじっくり眺めてみると、どれも豊洲に関することばかりでその内容がとても素晴らしくて驚きました。(許可を得て撮影しています)

緊急時に役立つドローンを使った運送網や、運河に沿って歩道をつなげて自動運転モビリティーを走行させるなど、今ある技術を使って本気で取り組めば決して無理ではなさそうなまちづくりの案がたくさん見られ、非常にワクワクします!

また、都営豊洲四丁目アパートの跡地を大きな公園にする、というのもひとつの案として良いなと感じました。

展示のほか、学生たちの研究発表を紹介するビデオも常時流れています。

ちなみに、「え!豊洲ってこうなるの!」と思い込んでしまう方もいるかもしれませんのでご注意いただきたいのですが、これらは研究の末にあくまでもこうしたら良いのではというアイディアを展示したものです。

 

このままアイディアとして終わるかもしれませんし、もしかしたら実現するかもしれません。でも、見ていると非常に面白くて、豊洲の未来が楽しみになりましたよ!

お土産に冊子もいただきました。これはしっかり大事に保管しておこうと思います。将来、きっと読み返すときが来ることでしょう。

ということで、豊洲の未来や防災に興味がある方はぜひ足を運んでみてくださいね!

なお、会場になっている都営豊洲四丁目アパートは近い将来に取り壊されることになっており、一般人がここに入る機会は二度とないでしょう。このタイミングでぜひ行ってみてほしいです(*^^*)

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【明日の危機 江東区防災ミュージアム】
■期間:2022年3月5日(土)〜3月30日(水)
■時間:9:00〜15:00
■入場料:無料
■場所:都営豊洲四丁目アパート 3号棟1階
■主催:東京大学次世代都市・交通デザイン研究体社会連携講座/豊洲スマートシティ推進協議会

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