「豊洲4丁目駅前地区市街地再開発準備組合事務局」が設立され、その拠点が豊洲4丁目に誕生したようです。
場所は、2024年8月31日に閉店した豊洲4丁目の美容室「Route hair design(ルート ヘア デザイン)」の1階。
取り壊しになると思っていた美容室跡地が改装されていたので驚きましたが、それ以上に再開発準備組合の事務局がここにできたことにもっとビックリしました!
※2025年3月時点のようす

豊洲4丁目駅前再開発はまだまだ先かも
再開発がついに・・・!なんて思われた方も多いかもしれませんが、ちょっと落ち着いてくださいね。
参考までに、過去に豊洲5丁目でタワーマンション「豊洲シエルタワー」が建設されることになった「豊洲駅前地区第一種市街地再開発」の例を挙げます。
当時、豊洲5丁目の駅前にはさまざま商店や小さな会社、住宅があり、75名もの地権者がいました。
再開発に向けては1986年から地権者による勉強会が始まり、1993年に準備組合が設立。その後、ようやく建設に着工したのが2003年で、豊洲シエルタワーが竣工したのは2006年でした。
準備組合の設立から豊洲シエルタワーの竣工まで13年・・・。勉強会のスタートからは実に20年がかかっています。

街の再開発にはこれほどまでに長い年月がかかるわけです。
話を戻すと、今回の豊洲4丁目駅前再開発に関しては近隣の住民や店舗向けにすでに数年前から勉強会が行われています。
「豊洲4丁目駅前地区市街地再開発準備組合」の誕生のタイミングを先程の豊洲5丁目の例に照らし合わせると、これから13年の年月が経過して再開発が完成することになります。
つまり、豊洲4丁目の再開発が形になるのは2038年とかそのあたりか・・・。

もちろん、これは極端な例なので13年後の2038年よりも早いかもしれませんし、遅くなるかもしれません。とりあえずは動きはあるけど“ものすごく先の話”と考えておけば良いでしょう。
1年先のこともわからない世の中ですものね・・・(笑)
ちなみに、この駅前再開発とは別で、東京メトロ・有楽町線延伸に関わる工事本格化のため2027年ごろまでにはいくつかの商店の閉店や建物の取り壊しが予定されており、一部がさら地になります。

戸建て2〜4階は賃貸募集中

この4階建ての建物は雑居ビルではなく、戸建て。調べてみてさらに驚いたのですが、再開発準備組合事務局が入居しているのは1階だけです。
実は残りの2〜4階はまとめて事務所用や住居用の賃貸物件として借り主を募集していることがわかりました。
2〜4階の合計使用面積は87.03m²。リフォーム済なのか、写真を見た感じではとてもきれいなトイレやキッチン、お風呂がついています。
玄関ドアやポストは事務局とは別にもう1つあり、2〜4階はそちらを利用できます。

豊洲の不動産屋「ケイズワン豊洲店」に連絡すると内見も可能とのこと。
家賃は37万円(管理費等20,000円)です。
