大正12年(1923年)に創業し、豊洲では昭和24年(1949年)より営業を続けてきたふとん専門「金井寝具店」が2022年9月30日(金)をもって閉店することが判明しました。
都営住宅豊洲四丁目アパートの1階にある店舗には、閉店を告げるお知らせが2022年5月1日付で掲示されています。
天皇家も御用達の金井寝具店、9月30日まで閉店セール
天皇家にも献上した品質の確かなふとんや座布団は、すべて店主である金井健次さんご自身の手縫い。
一時は捌ききれないほどの注文が入って大変そうでした。
そういった金井寝具店のふとんなどを閉店セールとして全品30%引きで販売するとのことです。
閉店セールの期間は5月1日から9月30日までとけっこう長いので、ぜひ足を運んでみてください。
都営アパートの建て替えで閉店へ
お店のある都営住宅豊洲四丁目アパートはまさに建て替えが最終段階。
新しい都営住宅豊洲四丁目アパートは建物そのものが完成し、あとは建物外の整備のみ。
入居の抽選は既存住人向けにすでに行われたそうで、引越しを間近に控えた段階です。現アパートから新アパートへの引越しが始まります。
なお、筆者が以前にお伝えしたスケジュールはさらに後ろ倒しとなり、6月ではなく8月前後に入居が始まるもようです。
店主の金井さんは何度もテレビ出演されており、2020年に放送のテレビ東京「出没!アドマチック天国」に登場した際には、金井寝具店の閉店についても触れられていました。
現アパートから新アパートへの引越しが完了すれば、現アパートは全棟すべてが取り壊しに。新アパートには店舗用のテナントスペースがなく、金井寝具店はそのまま店を閉じることとなります。
二代にわたって約100年間営業されてきた金井寝具店さん、おつかれさまでした。
そして、有楽町線の延伸と豊洲4丁目の再開発といった大きなプロジェクトが立て続けに実施される予定です。