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IHI、「はやぶさ2」のカプセル帰還に大きく貢献していたことが判明!

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JAXAの小惑星探査機「はやぶさ2」が切り離したカプセルが2020年12月6日、無事に地球に帰還しました。

回収したカプセルの中には、小惑星リュウグウの砂などのサンプルが含まれているとし、人類の誕生に関わる重要な手がかりになることが期待されています。連日報道されていますし、きっと皆さんも何度も目にしたニュースですよね!

実は、そのカプセルを無事に守ったのが我らが豊洲の企業、IHIグループのIHIエアロスペースが開発したヒートシールドです。

(どこもニュースに取り上げてくれていないようなので、小さな声でしかありませんがせめてとよすとがこの喜びをお伝えしたいと思います!)

熱からカプセルを守ったIHIの技術

カプセルは地球に戻る際、12km/秒の超高速で大気圏に突入します。カプセルの周囲は1万℃を超え、カプセルそのものの表面温度は3,000℃に。

IHIエアロスペースはこれまでロケット開発で培った技術を生かし、FRP技術を応用することで過酷な熱環境からサンプルを守るヒートシールドを開発。はやぶさ2のカプセルにはこれが採用されていたのです!

はやぶさ2のチーム責任者でJAXAの津田雄一教授が「100点満点中、10000点」と語ったプロジェクトの大成功には、IHIの技術が大きく貢献したことを知り、とてもうれしくなりました!(^^)

衝突装置やパラシュートも

それだけではなく、地中サンプルを採取するために小惑星リュウグウの表面へ金属塊を衝突させて人工クレーターを生成する、衝突装置の機械系開発やインテグレーション支援もIHIエアロスペースが担当しました。

衝突装置は、小惑星到着後に探査機から分離し、探査機が小惑星の陰の安全な位置に退避してから作動。火薬の力で高速の衝突体を小惑星にぶつけ、無事に人工クレータを生成しました。リュウグウのサンプルを回収できたのは衝突装置が正常に動作したからです。

さらには、カプセルが地球に帰還する際の、減速して着地するためのパラシュートを放出する機構の開発・製造なども担当したとのこと。

たくさんの企業にありがとう!

小惑星リュウグウに人工的なクレーターを作り、地球へ帰還するカプセルを高温から守り、またパラシュートで無事に地上へと着地しました。そして、12月8日に神奈川県・相模原のJAXA施設に到着し、まさに検証が始まろうとしているところです。

はやぶさ2のミッション成功の影には大小たくさんの企業や人の努力があったわけですが、そのひとつの豊洲のIHIに大きな拍手を送りたいです!!おめでとうございます!

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