約200ものテナントでオープンした商業施設「住友不動産ショッピングシティ 有明ガーデン」がこの夏で開業3周年を迎えました。月日が経つのは早いですね〜。
住友不動産商業マネジメントとしては初めて手掛ける商業施設とのことで、手探り状態での運営が続いていると思います。
振り返ってみてあえて厳しいことを言いますが、開業と同時にオープンした多くのお店は利用客にとってニーズの少ないものだったのかもしれません。
それを裏付けるかのようにこの間に50店を超えるテナントが閉店。「有明ガーデン、大丈夫か？」といった声もよく耳にしました。
ところが、開業から3年を迎えその状況に少しずつ変化が生じ始めています。
先日、有明ガーデンを運営する住友不動産商業マネジメントさんとお話する機会をいただきました。
2023年に入って、近隣住民や有明を訪れる人に喜ばれるお店やサービスが続々とスタートし、特に子連れの利用者からの評判が上々とのことです。
そこで今回は有明ガーデンが利用者目線に立って導入した、嬉しいサービスや改善点、今後の展開についてをご紹介したいと思います！
飲食フロア、子連れが利用しやすい神フードコートに
ひとりでも運びやすいトレーカートを導入
ママ・パパが子どもとフードコートを利用するとき、1人でたくさんのトレイを持って料理を客席まで運ぶのはとても大変ですよね。
うどんやカレーを左右それぞれに持っていると手がぷるぷるします。
そこで有明ガーデンが新たに導入したのが「トレーカート」。
これに各店の料理をトレイごとを乗せて運べます。
たとえば、ママさんが2人の子どもと一緒にフードコートで食事するときなどにとても重宝します。手が足りなくても1人でラクラク運べるのです。
便利ですし、トレーカートに助けられている子連れファミリーも多いでしょう。
ぜひほかの商業施設にも導入してほしいくらいです(*^^*)
子連れが席を確保しやすくなった
有明ガーデンの広々したフードコートは、実は段階的に席数を増やしていて今はなんと900席もあるんです（テラスも含む）。
それでも休日になると満席に。夏休み中は平日にもかかわらず席がない状況を何度も見ました・・・。
小さなお子さんを持つファミリーは空席を探すのも大変ですよね。
以前からあったお子様連れ優先エリアの面積を1.6倍に拡大し、キッズコーナーとしてリニューアルしました！客席が増えて嬉しいですね。
先ほどご紹介したトレーカートもキッズコーナーの横にありますよ。
そして、最も混雑する土曜日や休日には専任のサービススタッフが座席確保をお手伝い。
食事が済んでゆっくりしているお客さんへサービススタッフが声をかけ、席を探して困っているお客さんが座りやすいように促してくれます。
無料で使えるアメニティ（使い捨てスタイ・手口拭き）も提供するようになりましたよ。
さらに、2023年冬頃には客席から各店の料理をモバイルオーダーできる注文システムを提供予定だそうです。
これからも“あったら嬉しいサービス”をどんどん導入し、神フードコートを目指すとのこと！
5階の飲食店を増やす！客席数を増やす！
5階にはフードコートだけでなく他の飲食店もたくさんありますが、シアター（東京ガーデンシアター）や有明アリーナなどでイベントが開催されるときには混雑して飲食店が足りない事態が発生しています。
そこで、有明ガーデンは新たな飲食テナントを増やすことに・・・！
（閉店した住友不動産 湾岸マンションギャラリー）これまで5階にあった「住友不動産 湾岸マンションギャラリー」が閉店し、ここに新しくレストランがオープンするのです。
店名はまだ確定していませんが、おそらくカジュアルフレンチの「Cobara-Hetta（コバラヘッタ・仮）」でしょう（とよすとの予想）。
また、さらにもう1店舗がこの飲食フロアに誕生するとかしないとか！？そんな情報も耳にしています。
有明ガーデンは5階の飲食店数を増やして、フロア全体で客席数の拡大を目指します。
無料なのがおかしいほど充実のキッズスペース
（キッズスペース「キッズ有明ガーデン」）0〜6歳が無料で自由に過ごせるキッズスペース「キッズ有明ガーデン」も忘れてはいけません。
有明など湾岸エリアにお住まいの子育てファミリーから直接話を聞き、ニーズにあうキッズスペースへと2022年の年末に大幅リニューアル！
開業当初はクッションマットを敷き詰めただけだったのですが、子どもは成長と共に遊び方が変わる点に着目し、新たに滑り台や綱わたりなどのアスレチックを設置しました。
雨風や強い陽射しに関係なく、ハイハイからアスレチックまで子どもが安心して遊べるようになったのです。
屋内で子どもが楽しそうに遊んでいる姿を見ると、親御さんもスタッフさんもリニューアルして良かったと感じていることでしょう。
親御さん同士が交流するきっかけにもなっていたり、ここでママ友・パパ友ができる想定外の効果も生まれているようですよ。
みんなに求められていた感がわかる「ビオラル」「コジマ」
2023年6月末にオープンした「ビオラル 有明ガーデン店」は、豊富な商品ラインナップやビオラルカフェの利用しやすさから近隣住民さんにたいへん喜ばれているようです。
以前に取材したレポート記事は筆者が想像していた以上に反響がありまして、正直とても驚いています。
健康を意識した商品の取り扱いが多く、カフェではそれら使った料理をその場でいただけるのも魅力的。
ビオラルにまだ行ったことがない方は、ぜひ足を運んでみてください！
その翌月、7月にオープンした「コジマ x ビックカメラ 有明ガーデン店」は湾岸エリアならではの特徴を感じられるお店です。
ふらっと店内に入ると、ママパパが子どもを撮影したい需要にあわせてミラーレス一眼カメラが多く並んでいることに気がつきます。すべてのレンズを自分のカメラに付けて試せます。
美容系機器や生活家電、パソコン、おもちゃも充実。
若いファミリー層の多い湾岸エリアの需要をよく捉えているなぁ〜とその場でうなずいてしましました。
店舗のスタッフさんがオープン前に念入りなリサーチをしたそうで、それがよくわかる店づくりになっていますよ！
そして、8月にはたくさんの人が待望していた「サーティワンアイスクリーム 有明ガーデン店」がオープンしました。
このように、皆さんから欲しいとの声が強かったお店が2023年になってから続々と誕生していまして、ここ最近の有明ガーデンからは目が離せません(*^^*)
本当のグランドオープンはこれからかも
コロナの影響もあるでしょうけど、人通りの少ないシ～ンとした館内を見るとやはり運営状況を心配せずにはいられませんでした。
しかし、有明ガーデンはこの3年間、お客さんに求められているものや有明に足りないものを十分時間をかけて分析していたのです。
そして、ニーズにあうサービスやお店を少しずつ形にしているのがわかります。無料の近隣巡回バスをスタートしたのも2023年に入ってからでしたね。
個人的にはロッテリアや個性的な豚骨系ラーメン店あたりも欲しい・・・。
本当のグランドオープンはこれからと言っても良いかもしれませんね！
このほかにもビッグニュースがあるようですよ。続報をお待ちください！
また、いくつかの店舗を取材したいなとも考えていますので、次回の有明ガーデン特集を楽しみにお待ちいただけますと嬉しいです。
ちなみに、この記事は案件ではありません・・・！（念のため）
