昭和初期から小さな商店が立ち並ぶ豊洲4丁目。ここ最近は戸建て住宅が立ち退き、再開発のため空き地となっていました。
そのひとつが「(仮称)豊洲四丁目プロジェクト」として本格始動。オフィスや飲食店の入居を見込んだ地上8階建てのビルが2020年8月末の竣工を目指し、建設されます。
建築主の新都市企画らは2019年6月25日、建設説明会を開催しました。
筆者は会場で説明内容を聞いてきましたので、当記事にまとめておこうと思います。
戸建て住宅の跡地がビルへと再開発
この地にビルが建つと判明していたのはずいぶん前のこと。当初のPJ名は「(仮称)豊洲駅前プロジェクト」でした。
元々ここにあった建物は↓のような戸建て住宅。公開済みの記事では解体前の様子をレポートしています。
ただ、建築主の新都市企画は分譲マンションやホテル、商業施設を手掛ける企業ですから、小型のマンションかホテルができるのかな?と予想していました。それが飲食店・オフィス向けビルになったのは完全に想定外です。
なお、施工会社はまだ未定で、今後決定します。
ビルの用途は飲食店・オフィス
ビルの詳細を説明しておきましょう。
建物の高さは29.5m。そのほか、敷地面積や建物面積などは資料のとおりです。外壁は打ちっぱなしの計画だそうですから、ちょっと味気ないビルになりそう。
1〜2階:飲食店
3〜8階:オフィス
各フロアの図は以下のとおりです。
1階はやや狭そうですが、テラスエリアが設けられます。妄想をふくらませると、オシャレなカフェなんかができてくれたら嬉しい!店内だけで比較すると、2階の方が若干広そうです。
3〜8階はオフィス。7〜8階はメゾネットタイプになっています。
要望としては。。。小規模でもいいのでコワーキングスペースをぜひ作ってください!!(ずっと言っていますが、ほんと豊洲に欲しい)
会場からの質疑応答まとめ
「(仮称)豊洲四丁目プロジェクト」は2019年8月1日に工事を開始し、その約1年後の2020年8月31日に完工予定としています。
どんな飲食店が入るのかはまだ未定で、募集はこれから開始するそうです。
気になるのは、駐輪スペースの設置を計画していないこと。
飲食店だけでなく、オフィスフロアに学習塾のような習い事系の会社が入る場合には、客や生徒さんがビル前に自転車を駐輪する可能性が高くなりますから、駐輪スペースはぜひ設置してほしいところです。
基礎の杭についても質問がありました。杭は47mほど打ち込むそうです。このあたりは古い建物が多いため近隣への影響が気になりますが、施工会社が決まり次第、家屋調査の日程をお知らせするとのこと。
2つのビルが同時建設へ
さて、この「(仮称)豊洲四丁目プロジェクト」ですが、もうお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんね。実は先日お伝えした認可保育園「さくらさくみらい豊洲(仮)」が入る6階建ての新規ビルのすぐお隣に誕生するビルです。
囲いを見ると1つの敷地に見えますが、ここに2つのビルが建ちます。
ちなみに「さくらさくみらい豊洲(仮)」のビルは2020年2月末に完成予定。
この敷地に、同時期に2つの小規模ビルが建設されるわけですから、何かと騒がしくなるかもしれませんね。
生まれ変わるこのエリアをこれからも注目していきたいです。筆者はポジティブな性格なので、きっとここが豊洲にとってプラスとなるビルになることを願っています!