不動産

豊洲5丁目・地上48階タワマン「豊洲地区1-1街区開発計画新築工事説明会」で聞いた工事の安全対策をまとめました

東急不動産をはじめとする業者は2018年8月7日、豊洲シビックセンターのホールで「豊洲地区1-1街区開発計画新築工事説明会」を開催しました。

豊洲エリアと新豊洲エリアの境目に位置するところにあった広大な空き地に、地上48階・地下1階建てのタワーマンションと、保育所、スーパーが予想される生活利便施設、といった3つの建物が2022年3月までにできる大規模建設工事。施工者は熊谷組です。

建築主である東急不動産、NIPPO、大成有楽不動産はこれまでにも何度か説明会を開催してきました。いよいよ建設工事に取り掛かる直前とあって、今回の説明会では周辺住民にどのような迷惑をかけることになるか、どういった対策を行って迷惑を軽減するかの説明がされました。

筆者の印象としては、真摯な態度で概ね満足のいく説明があったなと。説明会の内容を以下にまとめておきますので、参考にしていただければと思います。メモしきれなかった関係で一部載せられていないのはすみませんです。。。


(↑豊洲変電所の南にある空き地が建設予定地)

東急不動産「騒音・振動の軽減を」

工期は2018年9月初旬から始まり、2022年3月下旬まで。準備工事を含めると4ヵ年にわたるとあって、当然、周辺住民には迷惑をかけることになります。

冒頭の挨拶で代表の東急不動産は
「騒音・振動はゼロではないが、軽減するよう努力いたします。また歩行者も多いことから安全対策を進めます」
と明言。また、周辺では他社の工事も行われていることから、連携を取りながら安全に進めたいとのこと。

熊谷組からの説明

施工を担当する熊谷組から説明がありました。工事は原則として8〜18時まで行い、日曜日は作業を休みますが、やむを得ずその他の時間に行う場合もあるとのこと。

交通安全について、工事車輌の出入りする場所には誘導員を配置します。メインの出入り口を都道側(北西・ゆりかもめ側)に3ヵ所設置。サブとして区道(北東側)にも出入り口を1ヵ所設けますが、こちらはあくまで補助としています。

後の質疑応答でも答えていましたが、工事現場の出入り口は基本的に1ヵ所または2ヵ所を開け、そこに誘導員を配置し、事故が起こらないよう努めるとしています。

また、すぐ隣が豊洲西小学校に位置しますから通学時間帯の乗用車やトラック等の通行が心配でしょう。熊谷組は
「通勤通学ピーク時間の7時30分〜8時30分は原則として車輌の通行は行わない」
としています。

作業員は7時30分前に出勤。もし遅刻するようであれば他所の駐車場を使わせて対応するとのこと。

工程の説明

2018年8月現在、整備と地盤強化工事を実施中。今後の各工程について、細かく説明してくれました。

以下では各工事の解説を箇条書きで載せておきます。こういった説明をしてくれたのは建設分野に不慣れな(筆者のような)住民にとって非常にありがたいです。

  • 「山留め工事」は掘削して、土砂が崩れないように10メートルほどの鉄板を圧力で地中に入れる作業。
  • 「杭工事」は2.4メートルの杭を75本入れる。杭頭工事は音の大きな作業になるので防音シートで囲って大きな音を防止しながら行う計画。
  • 「土工事」は基礎工事のための掘削作業。
  • 「躯体工事」は木の板で組み立ててコンクリートを打つ作業。
  • 「PC躯体工事」はタワークレーンで組み立てていく作業。
  • 「仕上工事」は2020年5月から2021年9月末までの予定。

工事車両台数は中型大型含めて1日あたり10台〜最大120台のダンプが予定されています。

区道からの出入りについて

東急不動産の調べでは区道側の補助出入り口より北側を、通学のために通行するお子さんは1日10名ほどだそうです。

とはいえ、通学路として利用しているお子さんが10人ほどいるとあって、出入り口では徐行、注意して走行を遵守する。敷地内に東に伸びる50メートルほどある走行路はカマボコ型の減速設備を地面につけたり、ミラーを設置を検討。

(右側が区道。工事のサブ出入り口設置される)

なお、工事車両は補助出入り口の以南(豊洲西小学校方向)を通らないとしています。豊洲西小学校前をダンプカーなどが通行しないということです。

ドローンでの撮影

そうそう。少し前に豊洲でドローンが飛んでいたのを目撃し、筆者以外にも目撃情報がありました。これは東急不動産がこのタワーマンションのために撮影していたとのことで、これまで2度ほどドローンで撮影しています。

今後は、お台場の花火大会「東京花火大祭2018 ~EDOMODE~」が行われる8月11日(土)の10時〜20時30分にかけて、最大2時間ほど撮影する予定を明らかにしました。

質疑

説明会に参加した周辺住民からは非常にたくさんの質問がありました。やはり、工事期間中の安全面に関する関心が高かったように感じましたね。ざっくりですが、皆さんからの質問とそれに対する解答をまとめておきます。

■うるおいの木かげ道路へは工事車両が入らないでほしい。
→ うるおいの木かげ道路を通行しないようにする。

■メインの出入り口が使えず、サブの出入り口を使う場合の事例とは?
→ 敷地内の動線上に車輌がいて他の車輌が通れない場合や、保育所棟の工事の際に鉄骨の大型トレーラーがカーブを曲がれない場合にサブの出入り口(区道側)を使う予定。

■出入り口の全部に誘導員がつく?
→ 出入り口が開いているときはその出入り口に誘導員をつける。基本的に開けるのは1箇所で、そこに2名つく。もし、2箇所開けるときは1名ずつつく予定。

■7時30分〜8時30分の間は通勤車輌が通ることはないのか?
→ この1時間は入らせない。ただ遅刻者などの例外の車両はあるはずなので、そのときは他の駐車場を使わせるなどを考えたい。作業員は着替えなど準備時間もあるので7時や7時30分前に入るのが原則だと考えている。周辺に迷惑をかけないよう作業員の時差通勤を考えていかないとならないと思っている。

■五輪時期に混雑が想像できるが対策は?
→ 対応策はこれこら。

■豊洲市場を利用する車両も多くなるが、渋滞にならないか?
→ 搬入時間を調整するなどの対策を考えたい。

■このマンション入居者は車の出入りの際に区道側を利用することになっている。居住者の車と既存の向かいのマンションから出てくる車が区道を使うことになるが、通勤時に混雑して都道へ出られないことが予想できる。都道との交差点にある停止線の位置を下げるなど対策はできないか?
→ 道交法の話になり、警視庁と相談して今の出入り口を決めた。警察や行政の判断となるので、我々では何もできず、何らかの対策ができるかどうかはお約束できない。

■車輌が敷地を出ていくときにタイヤはきちんと洗う?
→ 洗浄機で洗って出ていく計画。

巨大都市豊洲へ。電車・駅の整備が必須に

いくつかの質問を通じて、やはり大型な建設工事はなかなか一筋縄ではいかないものだな〜と感じました。選挙と同じで、後悔したくないのは皆さん一緒ですからね。ちなみに、豊洲地区1-1街区についての説明会はもうこの先の開催はないようです。

あっという間に建って豊洲の人口がどど~んと増えます。街の巨大化は待ったなしです。

ただ、心配なことも。豊洲駅前に建設中の「豊洲ベイサイドクロス」でホテルやオフィスが開業しても同じことが言えますが、人が一気に増え、道路よりもヤバイのは豊洲駅だと思っています。このままでは利用客が増え続けて、駅がパンクしますものね。ホームや改札口の改良、運行本数の拡大に期待したいです。