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新豊洲「しばうら鉄道工学ギャラリー」をレポート!芝浦工業大学附属中高が一般見学を開始へ

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学校法人芝浦工業大学は2017年4月に豊洲へ移転して誕生した中高一貫教育の私立中学校・高等学校「芝浦工業大学附属中学高等学校」の中に、「しばうら鉄道工学ギャラリー」を2017年5月21日(日)にオープンしました。

明治時代のきっぷ(乗車券)や駅看板から、実際の鉄道部品を使用して組み立てた運転台、現在の特急列車に使用されているボックスシート、生徒が作成した鉄道模型のジオラマなど、幅広いお宝コレクションを展示したギャラリーです。

2022年11月15日より予約不要で見学可能になりました!

しばうら鉄道工学ギャラリーは生徒でなくとも誰でも見学することが可能。入場料は無料です。

見学可能なのは火曜日〜土曜日。

休館日は日曜日・月曜日・祝日、また学校行事のある日は休館。

中学校・高校の中にある一般公開可能な鉄道関連の施設は日本初となります。

5月9日(火)には一般公開に先駆けてメディア向け内覧会が行われました。短時間ではありましたが、鉄道ファンにはたまらない膨大なレアアイテムの数々を見ることができ、たいへん驚きました。

豊洲が大好きで豊洲の情報を取り扱う当サイトとしてはここでレポート記事をお届けしたいのですが、皆様の楽しみを奪わないためにも取材のレポート記事は速報程度の内容にとどめておきます。

ぜひ皆様には豊洲にお越しいただき、実際にしばうら鉄道工学ギャラリーに足を運んでたっぷり楽しんでいただきたいと思います!

移転して男女共学に!フェンスがなくて開放的

芝浦工業大学附属中学高等学校は板橋区にあった芝浦工業大学中学高等学校が2017年4月に江東区・豊洲へ移転するのと同時に“附属”をつけて改名。

さらに、それまで男子校だったのですが、移転を機に高校は共学となり、女子は19名が在籍しています(同校の全生徒数は1,000名強)。

同校は歩道と校舎敷地の境目がフェンスで囲われていない珍しい学校で、ものすごくオープンな雰囲気で素晴らしいです!休憩できるベンチもところどころにありますよ。

なぜ、「しばうら鉄道工学ギャラリー」なのか?

冬ごろ、開校を間近に迫った同校の前を通りかかった際に、校舎の中に鉄道のシートが置かれているのが見え、なぜだろう?と気になってました。

それが一般開放される「しばうら鉄道工学ギャラリー」の展示物だと知ったのはつい最近のこと。

では、どうして芝浦工業大学が鉄道ギャラリーをやるのでしょうか。疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。正直、筆者もハテナマークでした。

実をいうと、芝浦工業大学附属中学高等学校は鉄道と深い関係のある学校なんです。

(↑大坪隆明校長)

戦前の国鉄時代、国鉄社員の子どもたちが通える学校を全国に作ろうと鉄道省が「鐵道中学校」を発案。財団法人鐵道育英会が「東京鐵道中学(のちに東京育英中学に改称)」を東京に設置しました。

これを後にグループ化して誕生したのが芝浦工大附属中高なんです。厳密には学校法人芝浦学園が財団法人鐡道育英会を吸収合併した形となります。ちなみに、鐵道中学校の設置が実現したのは全国で東京だけでした。

豊洲へ移転する際に、東京都から「何か一般開放できる施設は作れないか?」といった話があったものの、当初は鉄道工学ギャラリーを設置する考えはまったくなかったそうです。

ところが、同大学・工学部電気工学科の藤田吾郎教授の元へ偶然にも鉄道資料の寄贈が相次ぎ、これをどうにか役立てられないかという話が浮上。

そこで、日本で唯一の鐡道中学校の歴史を汲む学校であり、また校舎の目の前をゆりかもめが走ることなどの環境も重なり、「しばうら鉄道工学ギャラリー」の開設を決めたそうです。

(↑藤田吾郎教授)

鉄道ファンは歓喜!レアな展示品が並ぶ

展示品は亡くなった著名な鉄道コレクターのご遺族からの寄贈や企業からの提供など、500点を解説文付きで展示。閲覧可能な書籍資料は1,400冊あります。

江東区民であれば豊洲図書館で鉄道技術資料の閲覧も可能です。

実際に2006年ごろまで使われていた廃車の部品を使用して組み立てた運転台も展示。

中央線や京葉線の国鉄201系電車のものです。運転台は実物ではありませんが、組み立ては鉄道業界では有名な佐々木工房が担当。本物の部品を使用しています。

藤田教授はこの運転台は工芸品だとおっしゃっていました。

目の前の鉄道模型ジオラマは生徒が手づくりで製作を進めています。訪れるたびにジオラマの成長を楽しめそうですね!

さらに、上の運転台を使って実際に来場者がNゲージ(鉄道模型)を運転できるようにする計画もあるんだとか。

展示品はどれも貴重なコレクションばかりなのですが、なかでも古くてレアアイテムのひとつと言えるのが明治時代の切符(乗車券)です。

デザインが素敵で、ついつい保管しておきたくなる気持ちがわかります。

こちらのボックスシートは座ってもOKです。放課後に生徒が待ち合わせ場所として使ったり、先生がここで打ち合わせをすることもあるんだとか!いいですね〜!駅弁を食べたくなるのは筆者だけでしょうか!?(ギャラリー内での飲食は禁止です!)

転車台(ターンテーブル)つきのレールには車輪のある書庫が。

東京都港湾局専用線が走っていたときの時代を知れる展示も。1960年代の埋め立てしてない時代がわかるサインボードも設置されています。

そのほか、しばうら鉄道工学ギャラリーではまだまだたくさんの展示が所狭しと並んでいるので、皆様にはじっくりゆっくり時間をかけて見学してほしいと思います。

イベントは随時開催。今後の予定としては写真展の開催、鉄道模型の共同展示、鉄道模型の工作講座、豊洲エリア散歩コースの立ち寄りポイント化、余剰書籍のバザー頒布を実施したいと、藤田吾郎教授は話していました。

一般来場者向けオープニングイベント概要

一般公開の初日となる2017年5月21日(日)にはオープン記念イベントが開催。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか(※日曜日に入館できるのはこのイベントのみ!)。

日時:2017年5月21日(日) 10時〜
内容
①「東京鐵道中学としばうら鉄道工学ギャラリーの設置趣旨」(大坪隆明校長)
②講演「コレクションとギャラリーの詳細解説」(藤田吾郎教授)
③附属中高鉄道研究部による5インチゲージ乗車体験、模擬運転台を使ったNゲージ操作体験

 

【しばうら鉄道工学ギャラリー 開館時間・場所など】

■開館日:火曜日〜土曜日
■開館時間:10時〜12時30分/13時30分〜16時
■休館日:日・月・祝日・学校行事のある日
■入場料:無料
■場所:芝浦工業大学附属中学高等学校 1階
■住所:東京都江東区豊洲6-2-7

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