一般人が豊洲市場へ行くには、基本的には電車・ゆりかもめ・バスでのアクセスを推奨しますが、やはりどうしても自動車で豊洲市場まで行きたい場合もあります。
また、周辺にはIHIステージアラウンド東京や新豊洲Brilliaランニングスタジアム、豊洲ぐるり公園など、魅力的な施設が多く立ち並んでいるとあって、それらの場所を車で訪れることもあるはず。
そこで、今回は豊洲市場の周辺にある5ヵ所のコインパーキングを調査。
- 千客万来パーキング
- 三井のリパーク 豊洲6丁目
- NPC 新豊洲Brilliaランニングスタジアム
- 豊洲ぐるり公園自動車駐車場
- Dパーキング Dタワー豊洲駐車場
現地調査をし、料金も確認してきた結果を公表します。豊洲市場や周辺施設を訪れる際に、コインパーキングをお探しの方々のお役に立てれば嬉しいです(^^)
※料金は2020年5月現在の情報です
豊洲市場周辺で安い駐車場はここ!
時間ごとの料金と最大料金、またクレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス対応が可能かどうかを調べてきました。
「千客万来パーキング」
豊洲市場の敷地内にあり、豊洲市場はもちろん江戸前場下町に最も近い駐車場が2020年5月29日にオープンした「千客万来パーキング」です。

仲卸業者や買出人、一般の観光客など誰でも利用できます。
東京建物グループのNPCが運営。

2トントラック(全長5m、全幅1.9m、高さ2.1m以内)に対応した自走式の立体駐車場で、駐車台数は最大458台。24時間利用可能。

場所はゆりかもめ「市場前駅」のすぐ南側で、豊洲市場の敷地内です。下記マップの484号線の赤いピンがあるところから入場してください。
支払い方法は現金のみとなっていますので、ご注意ください。
■通常料金:200円/20分(0〜24時)
■最大料金:入庫後24時間ごと1,500円
「三井のリパーク 豊洲6丁目」
3ヵ所のなかで最も規模が大きいのがここ「三井のリパーク 豊洲6丁目」です。
ゆりかもめ・市場前駅に近く、利用しやすい場所にあります。

ただ、昼間はかなりの確率で満車。入庫を待つ行列をよく見かけます。夜間は空いているので利用しやすいです。

支払いはキャッシュレスに対応し、クレジットカードが使用可能。また、法人専用のキャッシュレス精算に対応しています。現金は1,000円札と小銭のみが使え、10,000円札や5,000円札、2,000円札は使用不可です。
Tポイントカードのポイントを貯めることも可能。

駐車料金は2020年4月までは24時間2,200円でしたが料金を改定。5月現在は24時間の最大料金が1,800円となりました。
料金と地図は以下のとおり。
■通常料金:200円/20分(8〜24時)・100円/60分(0〜8時)
■最大料金:入庫後24時間ごと1,800円
「NPC 新豊洲Brilliaランニングスタジアム」
東京建物グループの駐車場会社、日本パーキングが運営する「NPC 新豊洲Brilliaランニングスタジアム」。
シャワーやロッカーなどランニングステーション機能を備えたスポーツ施設、Brilliaランニングスタジアムに併設されているコインパーキングです。

駐車可能台数はそれほど多くはないものの、前述の「三井のリパーク 豊洲6丁目」と目と鼻の先にある近さのため、三井のリパークが満車のときには「NPC 新豊洲Brilliaランニングスタジアム」もほぼ満車に。
料金はやや高めに設定されています。

現金のほか、クレジットカードや電子マネーも使用可能。交通系ICカード(SuicaやPASMOなど)が使えます。
また、楽天ポイントカードを入れれば楽天ポイントを貯められます。

ただし、現金が使えるのは1,000円札と小銭のみ。10,000円札や5,000円札、2,000円札は使用不可です。
■通常料金:200円/15分(0〜24時)
■No.01〜20 最大料金:入庫後24時間ごと3,200円
■No.21〜34 最大料金:入庫後24時間ごと2,000円
「豊洲ぐるり公園自動車駐車場」
豊洲エリアの最も西にあるコインパーキングが「豊洲ぐるり公園自動車駐車場」です。豊洲市場の6街区・水産仲卸売場棟の飲食店や物販店へも近い駐車場なので、実はわりとオススメ。

また、場所が豊洲ぐるり公園の先端部とあって、公園やBBQで訪れた人にとっても利用しやすい駐車場でしょう。
駐車可能台数は38台(普通自動車36台・身障者用2台)。

料金は60分ごとに400円。他の2ヵ所と比べてかなり割安です。
最大料金の設定がないのは残念ではあるものの、長時間駐車しないのであればかなりリーズナブルな駐車場と言えます。

支払い方法は現金のほか、クレジットカードや電子マネー、iD、QUICPayなどにも対応(2022年1月より)。

お札は1,000円札のみ使用可能。10,000円札や5,000円札、2,000円札は使用できませんのでご注意ください。

■通常料金:400円/60分(0〜24時)
■最大料金:なし
「Dパーキング Dタワー豊洲駐車場」
2019年9月にオープンしたのが「Dパーキング Dタワー豊洲駐車場」。場所は「ホテルJALシティ東京 豊洲」の1階です。

24時間の最大料金は1,700円と安価。2020年4月ごろに料金を値下げしました。ただし、駐車台数はやや少なめなので、満車になりやすいかもしれません。

住所は東京都江東区豊洲6-4-20になりますが、古いカーナビだと出ないはずなので、とりあえずは「市場前駅」まで来て、JALマークの付いたホテルを目で確認するのが早いと思います。
■通常料金:200円/20分(8〜20時)・100円/60分(24時〜翌8時)
■最大料金:入庫後24時間ごと1,700円
5ヵ所のコインパーキング 料金比較表
最後に上記5ヵ所の駐車場情報をまとめ、比較して終わりたいと思います。
通常料金 | 24時間 最大料金 |
支払方法 | |
---|---|---|---|
千客万来パーキング |
200円/20分 (0〜24時) |
1500円 | 現金のみ |
三井のリパーク 豊洲6丁目 |
200円/20分(8〜24時) 100円/60分(0〜8時) |
1800円 | クレカ |
NPC 新豊洲Brilliaランスタ |
200円/15分 | 3200円 or 2000円 |
クレカ 交通系 |
豊洲ぐるり公園 自動車駐車場 |
400円/60分 | ー | 現金のみ |
Dパーキング Dタワー豊洲駐車場 |
200円/20分(8〜20時) 100円/60分(20〜8時) |
1700円 |
クレカ |
たとえば、ちょっと用事を済ませるレベルであれば、20時〜翌8時まで60分毎100円で利用できる「Dパーキング Dタワー豊洲駐車場」が最安。
0〜8時の時間帯であれば「三井のリパーク豊洲6丁目」も同じく60分毎100円です。
また、2時間駐車する例で比較してみると、800円の「豊洲ぐるり公園自動車駐車場」が安いですが、20時〜翌8時の時間帯であれば200円で済む「Dパーキング Dタワー豊洲駐車場」が最も安くなります。
3時間超なら「千客万来パーキング」が最安
また、昼間に長時間利用する場合には“3時間”利用するかどうかが基準となります。駐車する時間が3時間以上なら最大料金(24時間)が1,500円で済む「千客万来パーキング」が最安です。
3時間までなら1,200円(60分毎400円)の「豊洲ぐるり公園自動車駐車場」が安いでしょう。
もちろん、深夜・早朝であれば20時〜翌8時まで安価な料金を設定している「Dパーキング Dタワー豊洲駐車場」はもっと安くできます。
コロナの営業で駐車場料金は3割下落
実は豊洲市場周辺のコインパーキングを調査したのは初めてではなく、2018年春から随時調査して記事化しています。
2018年から2019年8月にかけては、「NPC 新豊洲Brilliaランニングスタジアム」と「三井のリパーク 豊洲6丁目」の2ヵ所の駐車場は当時と比べて急激に値上がりしていて、2倍近く料金が高くなりました。
もし、2018年当時の料金を知りたい方はこちらの記事を御覧ください。

しかしながら、2020年春になって新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため豊洲市場や近隣の観光施設が軒並み営業を休止。これにより観光客が大幅に落ち込みました。
これまで昼間には満車の状態が続いていたのに、コロナで需要が減り、値下げせざるを得なくなったわけです。「三井のリパーク 豊洲6丁目」「Dパーキング Dタワー豊洲駐車場」の2ヵ所は駐車料金を2〜3割ほど下げました。
なお、豊洲市場へ周辺施設へ行くには、たとえ車でなくても電車やバスでも十分にアクセス可能ですからご安心ください。
