交通

豊洲に初上陸!movicle(モビクル)、公道走行OKのシェア電動キックボードに乗ってみた

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電動キックボードのシェアサービス「movicle(モビクル)」が2021年10月8日、ポートを豊洲に新設し、ついに東京・江東区に初上陸しました!

豊洲ぐるり公園先端部にあるBBQ施設「THE BBQ BEACH in TOYOSU」の入口付近にポートが誕生。ここで電動キックボードをレンタルしたり、返却したりが可能に。原付扱いなので公道を走れます!

早速乗ってみたので、movicleの電動キックボードを借りる際の手順や乗って感じたこと、注意点などをまとめておくことにしました。

気持ちの良い走りが楽しめて、面白い!

(THE BBQ BEACH in TOYOSU前に設置されたmovicleのポート)

movicleは現在βテスト中の段階。

正式サービスではないため、利用時間や料金などはあくまでも2021年10月時点のものですので予めご了承ください。

また、この記事にあわせてYouTube動画(とよすとチャンネル)も作ってみました!よろしかったら動画も御覧ください♪

 

movicle(モビクル)とは

  • 公道走行OKな電動キックボードのシェアサービス
  • 料金は10分250分など
  • 最大速度30km/hまで(マシン性能は42km/h)
  • ヘルメット着用
  • 運転には運転免許必要
  • 支払いはアプリ内からクレジットカードで
  • 利用時間は9時〜20時(βテスト中)
(movicleの電動キックボード)

movicle 利用料金

月額料金が無料のベーシックと、月額500円のプレミアムがあり、それぞれ乗車時にプランを選べます。

ベーシック(月額無料) プレミアム(月額500円)
スタンダードプラン 最初の10分は250円 最初の10分は170円
1時間プラン 最初の1時間は1,000円 最初の1時間は750円
4時間プラン 最初の4時間は2,900円
※全プラン超過料金 10分ごとに200円加算 10分ごとに130円加算

※記事公開当初、1時間プランの数値に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

今回、筆者はベーシックのスタンダードプランで利用してみました。

(乗車する時にプランを選ぶ)

乗り降り可能なポートの場所・数

2021年10月8日現在は港区と江東区を中心に全11ポートが利用可能。いずれのポートでも「借りる」・「返却」ができます。

電動キックボードmovicleを運転する条件

道路交通法上、電動キックボードは原動付き自転車(原付バイク)と同じ扱いです。

movicleも同様で、ヘルメットの着用や運転免許証が必要になります。

最大時速は30kmで、車体にはしっかりナンバープレートも付いていますよ。

ただし、電動キックボードのシェアサービスのなかには「LUUP」など実証実験中のものがあり、LUUPは原付扱いではなく例外的にヘルメットが不要で車道を走行可能だったりします。

とはいえ、ほとんどの電動キックボードは原付バイクと同じと考えてください。運転免許証は必要だし、歩道は走れませんし、ましてやノーヘルメットでは完全にアウトです。

必ず車やバイクと同じように、電動キックボードは車道を走りましょう。

movicleの電動キックボードを利用する方法

movicleを初回利用するときの手順

初めて利用する際に、事前に必要となる登録内容は以下のとおりです。

  1. アプリダウンロード(iOSAndroid
  2. 初回登録
  3. メールにて認証、本登録完了
  4. 氏名・生年月日などの入力と、運転免許証とクレジットカードを登録
    (運転免許証の確認に時間を要するため、事前に済ませておくのがオススメ)
  5. ベーシックプランかプレミアムプランを選択
  6. 「免許情報が承認されました」というタイトルのメールが届く
  7. movicleが利用可能に!
(アプリからは利用可能なポート、台数やバッテリー残量がわかる)

movicleに乗るときの手順

初回登録が終わったら、いよいよ乗ってみましょう!それでは、movicleの電動キックボードに乗るときの手順を解説します。

  1. movicleアプリを起動し、利用可能な電動キックボードのあるポートを探す
  2. ポートへ到着したら、movicleアプリ内の「スィーっとライドを楽しむ」を押し、電動キックボードの画面にあるQRコードを読み込む
  3. 利用するプランを選択する「10分250円」「1時間1,000円」
  4. 前のカゴを開け、ヘルメットのケーブルを抜いて頭にかぶる
  5. 右ハンドルにある電源を長押しして電動キックボードを起動、「ライドスタート」!
  6. 右ハンドルにあるMODEボタンを押して「3」にする(「3」が高速なモード。「1」は低速モード)
  7. 右ハンドルのアクセルを握ると動き出す
(前カゴにはマニュアルが入っているので安心です)

降りるとき・返却するとき

停車の方法は簡単で、自転車のようにハンドルの両側にあるブレーキを両手で握ればOKです。

返却するときはどのポートへも返却が可能。また、一時的に駐輪場などへ駐車することもできます。ただし、一時的に駐車している時間帯も料金は発生するので注意してください。

  1. ブレーキをかけるか、アクセルから手を離せばモーターが止まり、停車できる(一時駐車も可能)
  2. 電動キックボードをmovicleのポートに戻す
  3. ヘルメットを前カゴに入れ、ヘルメットのケーブルを接続する
  4. movicleアプリの「ライドストップ」をタッチする
  5. movicleアプリで返却場所を確認して、「ここに停めました」をタッチする
  6. 料金や使用するクーポンの有無を確認して「OK」をタッチすれば返却完了
(ポートに着いたら、アプリでライドストップを押して返却完了)

movicleに乗ってみた感想とわかったこと

movicleの電動キックボードはアクセルの効きが良く、少しアクセルを握るだけでスッと加速!アクセルレバーは右ハンドルにあります。

ハンドル周りは自転車のようなものなので、初めてでも困りませんでした。

(人差し指のところに電源・MODEボタン・アクセル)

ブレーキを使うときは左右を同時に握るのがコツです。

左右に曲がるときには、左ハンドルにあるボタンをスライドさせてウインカーを点滅させます。

(左右に曲がるときに点滅させるウインカーはボタンをスライドさせるタイプ)

最初のうちは超低速で練習しました。かなりビビってしまったけど、途中からはスムーズな加速の良さが快感に!!

実際には大して速くないはずなのに心地よい風を体で感じ、走っていて楽しい!!これ、面白いなぁ。

現在は乗り降りできるポートが少ないので、実用的な移動手段になるのはまだ先になりそうですが、乗り物というよりもちょっとしたアクティビティとして楽しいなと感じました。

ちなみに、movicleの電動キックボードは事前予約できません。

シェア自転車に慣れている身としては、スマホで電動キックボードを予約してから借りられると思っていたのですが、アプリ上では各ポートから乗れる台数やバッテリー残量を確認できる程度で、予約はできないことがわかりました。

確実に乗りたいタイミングで乗れるように、30分前くらいから予約できるようになったらもっと使いやすくなりそう!

電動キックボードに想うこと

次世代モビリティーに高い関心を持っている筆者としては、湾岸エリアでどう展開されていくのか電動キックボードは興味の対象です。

課題が多く、シェア自転車のような普及にはまだまだ時間がかかるだろうなと思っています。

きっと賛否両論あるはずですが、せっかく豊洲に誕生したので、ぜひ1度は試してみてほしいと思います!

そうそう。電動キックボードの事故がときどきニュースになりますよね。

マスコミに騙されてほしくないのでここに書いておきますが、話題になっているのはほとんど交通ルールを無視して走行し、事故を起こしている場合ばかりです。

交通ルールを破れば電動キックボードに限らず、車でもバイクでも関係なく事故を起こすのは当然のこと。乗り物の種類に関わらず、運転するときには交通ルールをしっかり守りましょう。

ちなみに、電動キックボードは現在の「原付」扱いから「軽車両」扱いへと変更となる可能性もあります。

軽車両となれば、車道に加えて路側帯も走行できるようになり、トラックや大型車の多い怖い道路で車道を避けて、より安全な路側帯を走れます。

今後はポートの数が増え、きっと豊洲や晴海、有明など湾岸エリアでどんどん電動キックボードを見かけるようになるかな。

1ユーザーとしてルールを守りながら利用していき、便利で楽しい次世代モビリティーの普及を見届けたいです!もう1回言っちゃいますが、爽快な走りが楽しめてアクティビティとしてすごく面白いです!

 

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