2025年7月24日(木)、いよいよ豊洲の新しい複合施設「豊洲セイルパーク」の商業エリアが開業します!
IHIと三菱地所が主導する豊洲2丁目・3丁目の再開発で、2棟のビルからなる豊洲セイルパークはラストピースと呼ばれており、これにて同地区の再開発は完了。
うち、7月24日(木)に豊洲セイルパークの商業エリアがオープンします。

開業2日前の7月22日にはメディア向け内覧会が開催され、商業エリアをはじめ館内をすべて見て回ってきましたのでその様子をお届けしたいと思います!
豊洲セイルパークのアレやコレがわかる写真たち
まずは、豊洲セイルパークって何よ?とご存知ない方も少なくないと思いますので、改めてまとめますね。
場所はアーバンドック ららぽーと豊洲のすぐ隣に位置し、2021年まで営業していた結婚式場の「アニヴェルセル豊洲」とレストランカフェ「CAFE;HAUS」、スポーツ教育の「バディスポーツ幼稚園豊洲/バディスポーツクラブ豊洲(TOYO TIRES TOYOSU DOME)」があった街区になります。
豊洲セイルパークの構成

A棟「きんでん豊洲ビル」とB棟「豊洲セイルパークビル」の2つのビルからなり、その間にはシェア企業寮が建っています。
- 商業エリア(7月24日に開業)
- オフィス
- インキュベーション施設「LIFESTYLE LAB “TOYONOMA”」
(9月1日開業予定) - シェア企業寮「TRIAL HOUSE “TAMESU”」
(8月1日入居開始予定)
きんでん豊洲ビルと豊洲セイルパークビルの間には人工芝の広がる「大屋根広場」が設けられていて、イベントや街の人との交流などさまざまな用途で利用される予定。

また、「マチルダ」との連携し、9月1日より家庭料理のテイクアウトステーション機能がスタートします。

上の写真はオフィスフロア15階から東雲方面を見たときの眺め。
東京メトロ豊洲駅からも徒歩2〜3分とアクセスも良く、ららぽーと豊洲の隣に位置するため、開業後は話題のスポットとなりそうです!
豊洲セイルパーク館内レポート
21店舗が誕生する商業エリア

カフェやレストラン、スーパー、コンビニ、クリニックなど、幅広い業態の21店舗が出店予定している商業エリア。
2025年7月24日(木)の開業時にはまず18店舗がオープンします。
とよすとでは、いくつか個別に取材の依頼をいただいていまして、取材した店舗については別記事にて詳しくレポートしますのでお楽しみに!
ここでは、豊洲セイルパークの商業エリア全般の特徴を写真でお伝えします。
ワンちゃん連れに優しい設備たち

豊洲をはじめこのエリアでは犬を飼っている住民が多いことから、豊洲セイルパークはペットフレンドリーに力を入れています。
テラス席のあるほぼすべてのお店ではペット同伴可。1階の館内通路はバッグもしくはカートに入れての入館が可能です(1階以外はNG)。
ただし、2階の屋外とつながる通路(ららぽーと側)にある一部エレベーターはペット同乗可となっています。

「ANEA CAFE」はレストランカフェでありながら、テラス席だけでなく店内もワンちゃんと入店できるのが特徴。

その隣には、ペットの足洗い場やウンチ専用ごみ箱を備えるなど、安心して施設を利用できる工夫が随所に見られます。

さらにお隣にある犬の幼稚園・ペットホテルの「Brown」では、トレーナーさんがワンちゃんのカウンセリングを行い、個性にあったトレーニングを提供。
預けると屋内ドッグランで遊ばせることができますよ。

旅行などでどうしてもワンちゃんを数日預けたいときに活躍するペットホテルも提供しています。
赤ちゃんにも優しいベビーケアルームは1階
授乳室、オムツ替え台、ソファ、手洗い用水道、調乳専用浄水温水器を備えたベビーケアルームは乳児を連れたファミリーに嬉しい設備です。
駐車場と2ヵ所の駐輪場

すでにお伝えしましたとおり、豊洲セイルパークの2ヵ所に駐輪場を完備。

ららぽーと側に大きな駐輪場があるほか、ANEA CAFEの隣に小さな駐輪場があります。
また、車での利用に便利な時間貸し駐車場と月極駐車場も備えています。

オフィス

オフィスは豊洲セイルパークビルの2階がメインエントランス。
1フロアの専有部面積は1,275坪とけっこうな広さ。9〜15階のオフィスフロアにはテナント専用の外部テラスが用意されています。

“ロの字”を描くようにフロアがつながっていて、取材時に豊洲セイルパークから豊洲の街を1周ぐるっと見渡せるのは新鮮な気分でした。



オフィスの入居率はどのくらいか?というメディアからの質問に対して、三菱地所の担当者さんによると、豊洲セイルパークビル(B棟)に限定すると5割ほどとのこと。街区全体でいうと7割の入居率だそうです。
インキュベーション施設「TOYONOMA」
コワーキングスペースやシェアオフィスとして利用でき、スタートアップ企業をはじめ、豊洲エリアの近隣住民、大人も子どもも誰もが気軽に立ち寄れる開かれた場としての参加可能なインキュベーション施設「LIFESTYLE LAB “TOYONOMA”」。9月1日開業予定です。
施設の契約会員が利用できるキッチンやイベントスペース、巨大なライブラリースペース、ほぼ全席に電源コンセントを完備していてどこでも仕事ができます。

イベントスペース横にはWebでライブ配信できる機材も導入される予定で、イベントの生配信にも役立ちそうですね。
また、汗を流してから仕事できる男女別のシャワーも完備していてスゴイ・・・!
取材した7月22日現在はまだ家具が搬入途中だったり、一部内装が工事中のため、写真はお預け。また後日改めて取材することになっていますので、続報をお楽しみに!
シェア企業寮「TAMESU」
全39戸からなるシェア型の企業寮「TRIAL HOUSE “TAMESU”」。
異なる企業にお勤めの方々がひとつ屋根の下で暮らすことで、入居者同士の交流やここだけの実証実験など、試せるのが特徴の寮です。
下の写真は8階にあるTAMESU LOUNGE(キッチン)。同フロアにはランドリールームもあります。

居住部の間取りと戸数は、1Rが36戸、1LDKが3戸。
家具・家電はすべて備わっているため、住み始めてからすぐに生活ができるのは良いですね!


TENTIAL(テンシャル)のリカバリーウェア「BAKUNE」や機能性掛け布団「BAKUNE Comforter」など4種類のコンディショニング製品を導入(初回入居企業が対象)。


IHコンロやドラム式洗濯機、ベッド、ソファ、テーブルなどを買う必要がないのは良いですね!
なんと、屋上にはシェア農園も完備していて、小さな畑や田んぼまであります!

野菜や稲を育てながら、入居者同士のコニュニケーションを図る狙いだそうです。
さらにさらに!
入居者はtotonoüの自宅用キャビンサウナ「Auroom Cala Glass」が利用できるというので、嬉しい方も多そうです。

サウナに入れる寮って・・・。これまで抱いていた寮のイメージが大きく崩れました(笑)
月額家賃は1Rが5年契約で125,000円、1年契約で155,000円。1LDKが5年契約で215,000円、1年契約で255,000円です。
また毎日の楽しみが増えた豊洲

豊洲2丁目・3丁目の再開発を手動してきたIHI都市開発部の植田部長によると、今回の豊洲セイルパークの完成によってIHIが豊洲エリアで予定している開発はすべて終了したとのこと。IHIとしては今後、街は時代に合わせて変化・成長させるべきだとし、豊洲の発展に携わっていきたいと述べていました。
豊洲セイルパークを丸一日取材してみてわかったのは、いろいろ工夫して作られた複合ビルなんだなということです。
私たち住んでいる者にとっても、豊洲で働いている人にとっても、遊びに来る人にとっても、この街で時間を過ごす者にとってきっとプラスとなる複合施設だと思います。
8月8日(金)・9日(土)には大屋根広場を会場に「ビアフェス&縁日」も開催されますので、こちらも楽しみ!
とよすとは商業エリアの項目でもお伝えしたとおり、個別に取材した店舗については別途記事にてレポートしたいと思っていますので、公開をお楽しみにしていてくださいね。
(明日23日も取材してきます・・・!)
豊洲セイルパークは2025年7月24日(木)にオープンです!
【豊洲セイルパーク レポート記事】

