初のお食事カフェ「BIO-RAL 有明ガーデン店」、メニュー開発の裏側を聞いてきた！“コーヒー1杯”もOK

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開業3周年を迎えた有明ガーデン特集のシリーズ第3弾は、2023年6月30日にオープンした「BIO-RAL（ビオラル）有明ガーデン店」です！

ビオラル有明ガーデン店は自然派食品を揃えたスーパーであり、併設された約50席もの大型カフェでは健康的で美味しい食事やスイーツが味わえます。

有明ガーデン店の店長を務め、オーガニックアドバイザーとして店頭に立っている栗田妙子さんにお話を伺ってきました。

食事もカフェ利用も楽しいビオラルカフェが有明に誕生

ビオラル出店の経緯

ビオラルはスーパー「ライフ」系列のナチュラルスーパーマーケット。有明からも近いところにライフ豊洲店があり、ライフでもビオラル商品を販売しています。

――まず、なぜ有明ガーデンにビオラルの出店を決めたのでしょうか？

栗田店長：
「このエリアにオーガニック商品の専門店がなかったのが大きな理由です。江東区内のライフでお買い物されるお客様を分析したところ、有明エリアには大きなニーズがあることがわかりました。健康的な食品を気にされる方々が増えていますし、有明ガーデンはまさに出店に適していると判断しました」

ーー実際に店頭で販売している自然派素材を使った料理を併設のカフェでいただけるのも魅力的ですよね。カフェを作られたのはどうしてですか？

店長：
「はい。せっかく出店するのだから大きなカフェを作ろうと。ビオラルはまだ認知度が低いので、ビオラルの良さや世界観を知っていただきたいとの想いからビオラルカフェを設置することにしました」

（ビオラル有明ガーデン店の栗田店長）

食事のできる「ビオラルカフェ」を初出店！

オープン前からかなりの反響があったビオラルカフェ。

有明ガーデン店ではスイーツやドリンクだけでなく、しっかり食事できるフードメニューが大きな特徴です。

ーーオープンから数ヵ月が経過しましたが、これまでの人気メニューを教えてください。

店長：
「とよすとさんの内覧会レポートにも書かれてた“豚肩肉のソテー”を選ばれるお客様が多いですね。食べごたえもありましたし。ただ・・・」

ーーど、どうしました？

店長：
「ビオラルカフェでは、月に1回のペースでメインメニューとサイドメニューをそれぞれ1〜2アイテムずつ入れ替えていまして、11月にはオープン当初のメニューがすべて入れ替わるスケジュールになっているんです」

ーーなんと・・・！すると、“豚肩肉のソテー”はもうなくなっていると。

店長：
「そうなんです。でも、今後残してほしいメニューの要望などお客様からお声をたくさんいただくことがあれば、継続して提供することも検討していきたいです」

（豚肩肉のソテー）

月に1回変わるメニューの裏にはとてつもない苦労も

ーー月に1回、メニューを入れ替えるってことでしたが、スタッフの皆さんは相当な試行錯誤をされながらメニューを開発しているのでしょうね。

店長：
「ビオラルカフェのメニューは添加物を使わずに旬な食材や有機野菜を使っているのが特徴です。逆にいうと、素材を調達する際にオーガニックなものを探すのが難しい場合があります。そんなときに野菜などの素材が豊富で融通の効く豊洲市場がすぐ近くにあるのはとてもありがたいです」

手に入りづらい食材をどう入手するか。豊洲市場の仲卸さんと信頼関係も築けているかどうかも大事なポイントみたいです。

取材時に同席していただいたビオラルカフェのチーフバイヤー・金成（かなり）さんは、

金成：
「新メニューの開発には3ヵ月ほどかかります。12月に提供するメニューは9月から開発を始めないと間に合わないのですが、その時点では旬の野菜を手に入れることができなかったりして・・・。開発時にはどうにか他の野菜で代用して作るしかなく、季節限定のメニューを考えるときには大変ですね」

と、聞いてみて、なるほど〜と思える苦労話も。

ただし、スイーツの定番メニューは、基本的には継続して販売するとのこと。

（ティラミス。豆乳で作ったクリームチーズ風のクリームはとてもライトで、底はゼリーであっさり。甘さも控えめでペロリ。）

昼と夜とでメニュー内容は同じ？

読者のみなさんにご質問ですが、実はこのビオラル有明ガーデン店、時間帯によって4つの異なるBGMをかけているのをご存知でしょうか。

朝はやわらかなイメージの曲、昼は楽しいランチ、15時はお昼寝タイムでリラックス、夕方以降は落ち着いて食事できる曲、といった具合に店内BGMに変化をつけているんです。

今度お店を訪れたときにぜひチェックしてみてくださいね！

ーーそういえば世の中の飲食店にはランチメニューやディナーメニューをわけているお店がけっこうありますが、ビオラルカフェはどうなんでしたっけ？

店長：
「現在は同じですが、昼と夜で異なるメニューを出すのも良いですね！お昼もビオラル、夜もビオラル。そう使っていただけるような挑戦もしてみたいです」

金成：
「私、たまに見かけることがあるんですが、お昼と夜といった具合に一日に何度も利用してくださるお客様もいらっしゃいますよ」

そ、それはすごい・・・！

店長：
「きっと健康に気を使われている方かもしれませんね。毎食ビオラルで食事していただけるのは嬉しいです！」

金成：
「カレンダーやイベントにあわせて、その日だけのメニューがあってもいいかもしれませんね」

店長：
「お子さんのお誕生をお祝いするときにアレルギーに対応したオードブルとかも良いかも」

ーーそれはますますメニュー開発に力が入りますね！

店長・金成：「（笑）」

（豊富なスイーツメニューたち）

コーヒーだけでも大歓迎！気軽に利用して！

と、お話を伺っているうちに2時間近くが経過。

最後に、ビオラルカフェについてぜひお客様にお伝えしたいことをお二人からお聞きしました。

店長：
「お伝えしましたとおりお食事ができるビオラルカフェですが、SNSの投稿で“カフェ利用していいのだろうか”と悩んでいる方がいらっしゃいました。ぜひコーヒー1杯でも構いませんのでひと休みしていただいたり、カフェとしても楽しんでいただければと思っています。珈琲豆も有機ですし、スイーツも添加物に配慮していますのでどんどんカフェ利用してください！」