新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため2020年3月2日から臨時休館していた「キッザニア東京」がついに6月1日より営業を再開しました。
6月・7月は9時〜15時の第1部のみ営業。
実に約3ヵ月もお休みだったわけですから、キッザニアに行けなくて寂しい思いをしたお子さんも多いことでしょう。
そんなキッザニア東京では子どもたちが館内で安全に楽しく職業体験・社会体験できるよう、“3密”の回避や衛生管理を徹底し、健康と安全を守る取り組みを強化。
では、実際に現場ではどのような取り組みが行われているのでしょうか。キッザニア東京の担当者さんに案内してもらいながら取材してきました!
(※各来場客やスタッフの写真は許可を得て撮影しています)
キッザニア東京のコロナ対策を現地でチェック!
まず、キッザニア東京が発表したコロナ対策は以下の通り。
入場時には検温・ソーシャルディスタンス
すでに入場する前から対策を実施しています。感染の疑いがある方には入場を遠慮してもらうことで館内での感染拡大リスクを抑制。
入場時は間隔をあけてソーシャルディスタンスを。また、万が一のときに連絡が取れるよう同意書へ連絡先等の記入を必須にしています。
受付では透明シートで飛沫を防ぐ。スタッフを守ることでお客さんを守ることにつながります。また、その逆も然りです。
館内に入る際にはサーモグラフィで検温。体温が37.5度以上ある場合には入場をお断りするそうです。
靴底のウイルスを館内に持ち込まないよう、エントランスの床には抗菌マットも。
館内では衛生面への徹底した努力が見られる
子どもたちはここから各パビリオンへと移動して職業・社会体験をするわけですが、館内はさらに徹底した安全対策が施されています。実際に至るところで見ることができました。
スタッフは手袋とマスクを着用し、接触や飛沫による感染を防止。
館内では手に触れる箇所をスタッフさんが常に清掃・消毒しており、清潔です。
衛生面でいうと、マスク専用のゴミ箱を用意するほどの徹底ぶり。
外気を取り入れ、定期的に換気を行っています。さらに、30台以上もの空気清浄機を新たに設置し、館内の空気を清潔に保ちます。
もちろん、訪れた子どもたちへも手洗いや消毒を徹底。入館時やアクティビティの体験前には手指の洗浄と消毒をしてから。
そうそう。キッザニアでは職業体験時に各パビリオンのユニフォームを着ますが、ユニフォームは着用するごとに消毒しているので安全。こちらはヤマト運輸のユニフォームを消毒しているところですね。
そして、お仕事を終えたあとに貰えるお給料(キッゾ)や、館内での現金はすべてトレーを使ってやり取りします。労働の報酬をもらって嬉しそうなお子さん!こういう体験ができるのはキッザニアならではです。
営業再開を喜ぶスタッフの声
キッザニアのDokiさんにお話を伺ったところ、
「3ヵ月の休業が明け、久しぶりにキッザニアを訪れたお子さんと保護者さんは共に楽しんでくださっているようです。そういった喜んでいる様子を見て、私たちも元気をもらっています。
(遠方の方へは)なかなかキッザニアへお越しくださいとは言いづらい状況かもしれませんが、学びの場としてすごく良い施設なのでまずは豊洲や近隣の方からぜひ1回は足を運んでいただけたら嬉しいです」
とのメッセージをいただきました。
県をまたいでの外出が自粛されるなか、この日は近場に住んでいると思われる方々がキッザニア東京を楽しんでいました。
人数制限で安全&空いてるメリットも
実をいうとキッザニア東京で体験できるパビリオンは通常4〜5ヵ所ほどですが、今は定員を1〜3割に制限しているため混雑がなく、8ヵ所くらい体験できてしまうというメリットがあるんだとか!(当然ながら体験可能数はパビリオンの実施時間や内容によって異なります)
空いている今だからこそ穴場であり、たっぷり楽しめるというわけです。
今回、キッザニア東京の徹底した安全対策を実際に確認でき、とても安心できました。
ただ、まだ外出は避けたいという方もいらっしゃるでしょう。
湾岸エリアや都内にお住まいでキッザニア東京のこれらの安全対策に納得いただけた方は、ぜひ足を運んでみてくださいね!
ちなみに、5月29日の時点でキッザニアグループ全体の事業所や運営施設での新型コロナウイルス感染者はゼロとのことです。
【キッザニア東京】
■営業時間:6月・7月は9:00〜15:00の第1部のみ
※8月以降は9:00〜17:00となる予定
■場所:東京都江東区豊洲2-4-9 アーバンドック ららぽーと豊洲1 ノースポート3階(MAP)