2017年3月25日(土)、リニューアル工事を終えたマクドナルド豊洲駅前店がオープンしました!看板からレジカウンター、内装までガラリと生まれ変わったマクドナルドを一目見ようと、早朝からたくさんのお客さんが駆けつけましたよ。
豊洲エリアの地域情報を発信している当サイト“とよすと”はありがたいことにマクドナルド豊洲駅前店とコラボさせていただきまして、リニューアルの様子を4回にわたって取材しました(工事中の内部写真は非公開)。
本記事では豊洲駅前店のリニューアルに至った舞台裏、改装前・改装後の違い、お子さん向けに行われた改装記念イベント、地元の人々から愛されている店長さんなど、まとめてレポートしたいと思います。ちょっとボリュームが多めですが読んでいただけたら幸いです。
【マクドナルド豊洲駅前店】
■営業時間:6時〜23時
■住所:東京都江東区豊洲4-1-4
お客様のためにリモデルしたかった
マクドナルドでは改装のことをリモデルと呼んでいます。豊洲駅前店では数年前からリモデルの話はあったものの、なかなか実現せずにいたんだとか。工事の始まった日、豊洲駅前店の加藤朋也店長は「お店のデザインが古いですし、席の配置もそうですが、今の豊洲にあっていないんですよね。リモデル後はもっと多くのお客様に利用してもらいやすくなると思います」とおっしゃっていました。
そんな加藤店長は地域に密着したお店を作ることに力を注いでいて、人とのつながりを非常に大切にしているのが伺えます。
豊洲シビックセンターのホールを貸し切ってチャリティーイベントを開催したり、同じ江東区内にある野球チームの壮行会を店内で開催しようと積極的に手を挙げて実現させたり、地元小学校の授業にゲストとして登壇したり。もはや、店長業務を超え、地域活性化の立役者の一人であると言って良いでしょう。マクドナルド本部の方のお話では「(直営店の店長なのに)こんなに地域に関わっている店長は珍しい」とおっしゃっていました。
そのおかげか、加藤店長は豊洲の人々からとても愛されています。近所のママさんや子どもたちから人気があり、スーパーで買い物しているときに話かけられるほど。それはしっかりマクドナルド豊洲駅前店への集客につながっているようで、はたから見ていても地元豊洲のお客さんが多い印象を受けます。どんな仕事でも、地域への貢献とビジネスでの成功が両立するって実に理想的な形と言えるのではないでしょうか。
一方、課題もあります。豊洲はタワーマンションのイメージから察するとおりファミリー層が多いところなんですが、実は大手企業の本社が多数あり、他所からたくさんのビジネスマンが訪れる場所でもあるのです。豊洲駅前店は駅の出口すぐという好立地。打ち合わせやプレゼン後にマクドナルドで休憩しながら残りの仕事を片付ける、などといったビジネスマンを多く見かけることができます。
ところが、席の配置はファミリー向けのテーブルがメインなため、ビジネスマンがひとりで二人用ないしは四人用のテーブル席を利用する形になり、全客席数あたりの実客数はやや少なめだったのです。
ここが変わった!改装後の店内をチェック!
リニューアルでは“死に席”を減らすためにカウンター席を増やし、自由に使える電源コンセントの数を改装前の3倍に。スマホやノートパソコンの充電需要に対応しました。
また、全店での禁煙が決定する前に設置された分煙用のガラス壁をリニューアルに合わせて撤去。フリーになったスペースにカウンター席を増設できました。
これまでイス上に置かれたバッグが混雑時に他のお客さんの邪魔になっていましたが、カウンター席の足元に設置された棚に荷物が置けるので、より着席しやすい店内となりました。
ビジネスマンが利用しやすくなったマクドナルド豊洲駅前店。もちろん、ファミリー層も使いやすくなっています。テーブル席にあった四脚のイスを一脚タイプのイスに変更し、小さなお子さんがイスの脚につまづきにくいようにしたり、女性トイレにはオムツ交換台を設置したり(こちら改装後のチェックをし忘れました)と、変更点が多いです!
1階のレジは新たにディスプレイ型のメニューボードを導入。新メニューやおすすめメニューをひと目で確認することができます。
さらに、DPS(デュアルポイントサービス)を採用し、注文と受取を別カウンターで行う形式にしました。これにより、注文を終えたお客さんはディスプレイに自分の受取番号が表示されたら商品を受け取ればいいので、後ろのお客さんを気にしながらレジ前で待つことがなくなりました。DSPはとてもスマートなシステムで、ここ最近は様々な店舗で導入されています。イオン東雲店や有楽町ビルヂング店がこのシステムになっていますので、すでに見たことがある人も多いでしょう。
そして、目に入るのは改装で刷新された店内デザインです。改装前は白い壁とテーブルに茶色のイスでしたが、改装後は非常にカラフルで明るい店内に!
マクドナルドではリニューアルする際の内装デザインを定期的に変えているそうで、このところはカラフルで派手なデザインの店舗が増えていることをご存知の方もいるでしょう。豊洲駅前店は明るさのなかにも木目調の壁を取り入れた、やや落ち着きのある最新デザインを採用しています。どうでしょうか?ぜひ実際に店頭で確認して実感してみてくださいね。
前日にはお子様向けのお仕事体験イベントを開催
続いて、募集開始からあっという間に定員に達したイベントの様子もお届けしたいと思います。リニューアルオープンの前日(3月24日)、子どもを対象に店内の掃除やチラシ配りといったマクドナルドのクルーになりきれるお仕事体験会が実施されました。
お仕事内容は店内の改装工事で生じたホコリやチリの付いたテーブルやイスを布巾で拭き、リニューアルオープンの案内チラシを店の外で通行人に手渡す、といったもの。
本物のクルー用ユニフォームを着用できるとあって、これには多くの子ども達からの応募が殺到。募集初日で当初定員数に達してしまったそうですよ!我が子が着ているところを見たい、と思ったママさんが応募したのかどうかは神のみぞ知るところです。
お仕事体験会は時間をズラして計3回実施。合計25人前後のお子さんが一生懸命“業務”をこなしておりました。
整列して、加藤店長の指示を聞くチビっ子クルーたち。
布巾を持って、新設置されたイスやテーブルを拭きます。
低い位置にある荷物棚もらくらくお掃除。
あと10年も経てばアルバイトしに来てくれるかな?と、店長は期待している様子(笑)
外ではチラシ配りをスタート。道行く人に向けて「明日オープンです!」と声掛けしながら、先輩クルーと一緒に大きく手を差し出します。
さすがに小さい子たちが並んでチラシ配りする様子はカワイイですね〜♪これなら歩行者の皆さんだってチラシを受け取らざるを得ないでしょう!
最後には普段入ることができないキッチンの中に特別に入ることが許され、ハンバーガー作りの大事な工程であるバンズを温めるオーブンを見学。
オーブンから焦げ色のついたバンズが出てきた瞬間を見て、チビっ子クルーは目をキラキラ輝かせていました!
ついにリニューアル!新たな利用者の拡大に期待
2017年3月25日、朝7時前に行われたリニューアルオープンの記念セレモニーには地元豊洲の子どもたちが招待されたほか、豊洲商友会理事長の渡辺哲三氏、江東区議会議員の西垣誠氏も同席し、テープカットが行われました。
リニューアルオープンでテープカットをするマクドナルド店舗はなかなか珍しいかと思いますが、これも盛り上げ好きな加藤店長のユニークな施策のひとつ。くす玉も用意して盛大に行われました。
その甲斐あってか、早朝にもかかわらず新しくなった店内を楽しみにしていた多くのお客さんが来店。お店の前にはあっという間に行列が。
通常、マクドナルドの新店や改装でのオープン日は金曜日に行われることがほとんどなんだそうですが、豊洲駅前店はあえて土曜日にリニューアルオープンしました。きっと、まずは地元の人々に利用してもらいたいという加藤店長の気持ちがそうさせたのでしょう。結果、お昼過ぎや夕方にお店の前を通ったときも、たくさんのお客さんが利用しているのを目にしました。
さて、リニューアルオープンとなった週末を終え、初めての月曜日がやってきます。今度は豊洲で働く人やビジネスで訪れる人がこの新しい店内を体験する番です。やはり電源コンセントを使える席が増えたことが一番嬉しいと感じるのではないでしょうか。ぜひ、生まれ変わったマクドナルド豊洲駅前店に足を運んでみてくださいね!