都営住宅「豊洲四丁目アパート」の建替が着々と進められています。
豊洲四丁目アパートは1967年(昭和42年)~1971年(昭和46年)の期間に1号棟から13号棟まで建てられた、それぞれ5階建ての築50年にせまる豊洲にしては非常に古い集合住宅です。
住所は豊洲4丁目3番・5番にあたります。
13棟から5棟へと集約へ
東京都都市整備局は豊洲四丁目アパートの建て替えを実行中で、全部で13棟ある現在のアパートをすべて解体し、5棟の新築マンション「(仮称)都営高層住宅江東区豊洲四丁目団地」が誕生します。5棟はそれぞれ13〜14階建てのマンションになります。2020年9月の完成予定。
※当初計画案では7棟の予定でしたが、その後の住民案を考慮し、5棟の計画へと変更になったとのこと。
地名地番は東京都江東区豊洲4-1-2。住居表示 は東京都江東区豊洲4-5です。
(参考:建設データバンク)
【建て替え前】
(※↑の図では13号棟の位置が実際とは異なります)
【建て替え後の案① (2017年1月にボツ案に)】
【建て替え後の案② (新たに採用案)】
↑を見ていただくとわかるとおり、1・2・3号棟と4・11・12号棟の建っていた土地は解体・建て替え後には空くことになります。
5号棟、7号棟、8号棟、13号棟は2016年3月下旬ごろから先行して解体が始まり、2016年6月14日現在、この4つの棟についてはほぼ解体が終了しています。今後、残る9棟を順次解体します。
2016年現在 解体の様子
以下、解体の様子を写真で撮っていた記録です。
【2016年4月10日】
8号棟の様子。足場が組まれています。
【2016年5月2日】
居住部がむき出しになる8号棟。
【2016年6月14日】
左手が8号棟。すっかり跡形もなくなっています。右手は9号棟。
【2016年6月3日】
13号棟。更地になっています。
ちなみに、すぐ付近にはすきやばし次郎豊洲店やまぐろ問屋西川が入居するURマンションの「豊洲四丁目団地」があります。しかし、豊洲四丁目団地はURの物件、一方の豊洲四丁目アパートは都営の物件で、まったく異なる物件なのでご注意ください。
タワーマンションや高層ビルが立ち並ぶ豊洲にしては珍しく古い建物やお店が残る4丁目エリアですが、今後、どのような変貌を遂げるのか非常に気になるところです。