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「WHILL model C2」免許不要の新型パーソナルモビリティに乗ってみた!歩行のサポート以上に楽しい乗り物だった

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豊洲は国が後押しするスマートシティ事業の先行モデルとして、防災や交通の面などでの先進的な取り組みが期待されている街です。筆者は特に次世代モビリティに関心を持っていまして、自動運転や電動キックボードに注目しています。

そんななか、WHILL株式会社が2020年9月17日に新しい電動モビリティを発表しました。

パーソナルモビリティ「WHILL(ウィル) model C2」です。

従来機種「WHILL model C」の第2世代マシンにあたり、見た目はスタイリッシュな車イス。

デザインも良いですね。複数の女性からは「カワイイ!」との声が聞かれました。

しかし、本当に車イスと表現していいのかはわかりません。なぜならば、従来からある車イスとはまったく違い、乗ることにワクワクを感じられる乗り物だからです。

シンプルな操作で簡単に走行できる

WHILL model C2はバッテリーとモーターで走行が可能で、出せる最大時速は6km/hと早歩き程度の速度。1度の充電で走行できる距離は18kmまで。徒歩で18kmといったら相当な距離ですよね。

免許は不要、ヘルメットもなし。歩道での走行が可能です。

メーカー側が想定している主な用途としては介護が必要な高齢者や足の不自由な方向けとのことですが、試乗してわかったのは“乗って楽しい”ということ。

電気で動くため人間の力はまったく不要ですし、WHILL model C2を動かすにはプレイステーションのアナログスティックのようなボタンを進みたい方向に傾けるだけ。

バックやその場での旋回が可能なほか、小回りが効くためジグザグな走行も楽にできちゃいます。

発表会会場にて実際に試乗してみた様子がこちら。

 

 
 
 
 
 
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WHILL model C2は旧モデルからどう変わった?

先にちらっと言ったとおり、WHILL model C2はWHILLの新モデルです。

従来機種からの違いは、走行距離が16km→18kmに伸びたことと、後方中央にあったテールライトを両方のアームの後方へと移動したこと。

そして、最も大きな変更点はリアサスペンションを搭載し、凸凹のある道や段差に乗り上げても良い乗り心地を実現したことだそうです。

乗ってみるとリアサスペンションのおかげか揺れは少なく、動画を撮影してもほとんど手ブレしなかったほど。

体への負担はぜんぜん感じられませんでした。まさに快適そのもの。むしろ、気持ちいいんです!

カッコいい!欲しい!WHILL model C2

スピードが出ない設計のため、普通に考えたら健常者には不要なものでしょうけど、かつて映画のなかで見たような近未来的な乗り物が目の前にあると思うと不思議と物欲が駆り立てられます。

記者からの質問で、認知症や自動車の運転が苦手な人はどうなのか?という質問がありました。

それに対してWHILLは、自動車とは異なり最高速度が低速(6km/h)であるため、高齢者や運転に自信がない人でもそれほどリスクなく走行できるとのこと。

今まで車イスに乗ることに抵抗のあった方も、これならカッコ良いですし快適なので乗りやすいのではないでしょうか!

制度を利用しておトクな購入やレンタルも可能

WHILL Model C2の本体価格は473,000円。

身体障害者手帳をお持ちの方や指定難病をお持ちの方が補装具費支給制度利用すると0円〜100,000円で入手できます。

一方でレンタルも可能で、要介護認定を受けた方が介護保険制度を利用した場合は月額2,700〜3,000円程度で借りられます。

また、10月からはオプション料金で本体補償や相談などが受けられるサービスも始まる予定とのことです。

自動運転や他の次世代モビリティにも期待!

実は、2020年8月に放送された「ガイアの夜明け」(テレビ東京)がWHILLを特集していて、筆者はそれを見て存在を知ったんですね。

あのときは羽田空港で自動運転するWHILLの開発舞台裏が放送されましたが、そのWHILLシリーズが新型を発表するというので発表会に足を運んでみたというわけです。

そして、今日の発表会ではまさに同型の自動運転タイプも試乗可能でした!

障害物にぶつからずに目的地まで進み、しっかり元の場所へ自動走行して戻ってくる様子はついつい最後まで見てしまうほど興味深いものでした。いや〜、すごいなぁ。

ということで、今回はそう遠くない未来に湾岸エリアがさまざま次世代モビリティの走る楽しい地域になることを見込んで(期待して)こんな記事を書いてみました。

WHILLに試乗してみて本当に楽しかったです!またこういった面白そうなモビリティが登場したときには、試してみたいと思います(^^)

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