プロバスケットボールチームの「東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(TUBC)」は2022年10月9日、ホームの有明アリーナで開幕戦を実施。発表によると9,295人が来場し、プロバスケットボールリーグB1〜B3における来場者数の過去最多記録を更新しました!
この日は「SUNTORY presennts 東京ユナイテッドBC ホーム開幕シリーズ江東区民DAY」として、翌日と合わせて合計5,000人を無料招待。
とはいえ、当然ながらトップのB1リーグの方が人気は高いでしょうし、まさかB3に誕生したばかりの新チームが来場者数最多となるなんて誰が予想できたでしょう。
東京・有明に初めてプロバスケチームが誕生したことは、この地域に住む私たちにとってそのくらい嬉しい出来事だったと言えます。
迫力と熱狂!会場での応援が選手の力に
この日、とよすとは地域メディアとして試合を取材。
試合中の様子を撮った写真は掲載許可制で時間がかかるようなので、それ以外の写真を使って当日の様子をレポートしようと思います。写真が少なくてすみません・・・。
ちなみに、会場で試合を観戦している個人の皆さんへは、試合中の写真や動画(15秒以内)を自由にSNSへアップしていい旨のアナウンスがありました。
なにより会場から発せられる熱気がすごかった!
マスコットキャラクターのユナイトやチアダンスのパフォーマンス、ゲストの企画など、会場を盛り上げる仕掛けもたくさんあって、常に賑やかでエキサイティング!
そして、有明アリーナ・メインアリーナの多くの席が埋まるほどの観客からの応援は、選手たちにとってパワーになったことでしょう。
初日の試合は残念ながらわずかな点差で破れましたが、こうやってみんなで盛り上がれるスポーツチームや応援できる場ができたことは嬉しいですね!
選手たちもきっと同じだと思います。試合後にコート周辺で新号選手とママドゥ選手が見せた清々しい表情からそれが伺えました。
地域の人々に愛され、応援されるチームに
試合後、記者会見の場には早水将希ヘッドコーチと宮田諭キャプテンの姿が。
東京ユナイテッドBCはまさに私たちの地元に誕生したプロバスケットボールチーム。ぜひ応援していきたい!
そこで、豊洲・有明など湾岸エリアにお住まいの方々に向けてメッセージをいただきました。
早水ヘッドコーチ
チームのスローガン(2022〜2023シーズン)「Be aggressive~愛され、応援されるチームに~」というのがありまして、有明だったりとかこのエリアでバスケットができるってことはやっぱり幸せなことですし、応援していただける方がたくさんいるってことはすごく嬉しいことだと思います。
有明アリーナにいろいろな歌手が来たりとか全国から人が集まるけど、ただそれだけだと地域の方が来るコミュニティの場にはならない、という話があってこのチームができたという話を聞いたので、地域の方に愛され応援されるチームを作っていくというのは僕らの命題でもあると思っています。
まだまだ始まったばかりなんですけど、もっともっとバスケットでもエンタテイメントでも地域に貢献できるよう、その地域の誇りになるよう、そんなチームにしていきたいと思っておりますので、ぜひ一緒に作り上げていっていただきたいと思います。
宮田キャプテン
改めて思いましたけど、たくさんの人があれだけ見にきてあれだけ応援してくれて、勝ち負けや一本一本のシュートに興奮して盛り上がってくれると、やっぱり僕らだけのチームではなくて、地域のチームだと。応援してくださるみなさんのチームだと思いました。
7月にチームができて、コロナの制約もありまだ地域の活動にぜんぜん参加できていないのが正直なところなんですが、たくさんの子どもたちや熱狂的なファンの方だったり、本当にいろいろな方が来てくださったなかで、もちろん学校だったり地域を回って距離を縮めたいという思いはあるんですけど、限界があるのは事実なので、試合を見に来てくださったときにたくさんのことを伝えられるチームになりたいし、また応援したいなと思ってもらえるチームになりたいです。
それには勝つというひとつの手段があるんですけど、それ以外にバスケット選手として社会人として伝えられるものはたくさんあると思っているので、日々の行動とか振る舞いとか感謝の気持ちを持って、地域の方や江東区の方、区外の方もたくさん来ていただいていると思いますけど、ひとりひとりにどうその想いを伝えられるか。新しいチームの課題ではありますけど、それはプロスポーツクラブの意義だと思いますので、それを目指して活動できないただバスケットが好きなだけの集団だったらやってる意味もないし、やらせてもらえないので。
早水が今年のスローガンとして掲げた、愛され、応援されるチームっていうのはまさにそのとおりで。ひとりひとりもっとバスケットボール以外のところでそれを念頭において活動していきたいと思っています。メディアのみなさんの力も借りて、東京ユナイテッドをもって知っていただいて、応援に来ていただいて、何かを届けられるよう頑張りますので、1シーズン引き続きよろしくお願いいたします。
なお、宮田キャプテンは地域の活動にぜんぜん参加できていないとおっしゃっていましたが、決してそんなことはなくて、有明や豊洲でのイベントに体験ブースを出展したり、ゴミ拾い活動に参加したりと、東京ユナイテッドBCはすでにいろいろな地域活動をされています!
2022-23シーズン 東京ユナイテッドBCメンバー↓
香西選手の車いすバスケ体験にも大勢が!
この開幕戦では隣のサブアリーナを会場に、東京2020パラリンピックの車いすバスケットボールで大活躍した香西宏昭選手がゲストに来場。
参加者に対して車いすバスケを直接レクチャーする体験会を実施しました。
当日申込をしたさまざまな年齢層の参加者が車いすバスケを楽しんでいましたよ!
このように実際にスポーツを体験できるのも、会場に足を運んだからこそ楽しめる魅力のひとつですね。
東京ユナイテッドBCは、ホーム(有明アリーナ)での試合を“フェス”として開催する方針を示しています。
ということで、今後もさまざまな楽しい仕掛けを用意してくれるんじゃないかなと期待しております!
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