新豊洲の360°回転劇場「IHIステージアラウンド東京」を舞台に劇団☆新感線が送るまったく新しい『髑髏城の七人』の第3弾「ONWARD presents 劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season風 Produced by TBS」の製作発表記者会見が2017年7月11日、豊洲のIHI本社ビルで開催されました。
今回、とよすとは記者会見の様子を取材してきましたので、いつものように写真多めでレポートしたいと思います!
Season花、Season鳥に続く、このSeason風は主人公・捨之介とその敵・天魔王を松山ケンイチさんが一人二役で演じることで話題になっていますが、記者会見には松山ケンイチさんに加えて豪華出演陣が記者会見の場に登場!
会場の幕が上がると、出演陣のみなさんの姿が!
しかし!
よく見ると、中央の松山ケンイチさんの様子がおかしい。。。ですよね?
向井理さんが鼻に指を入れたり、田中麗奈さんがほっぺたをツンツンしたりしても、まったく動きません。
クスクスと笑いを堪えられない岸井ゆきのさん(笑)
すると、会場の後ろで何やら動きが!
なんと、もうひとりの松山ケンイチさんが後方から歩いてくるではありませんか!「キャー!」と大声を上げて喜ぶファンの間を通って、ステージへと近づいてきます。
そう、実は先にステージに立っていたのは3Dプリンタで作られた、松山ケンイチさんの“影武者”だったのです!
無表情だけど、確かに似てますね〜。型を取ったわけではなく、3Dスキャンでモデリングしたんだとか!
今度は本物の松山ケンイチさんのほっぺたをツンツンする田中麗奈さん。
9月15日より公開となる『髑髏城の七人 Season風』は影武者がキーワードになっているんだそうで、今回の記者会見にニセモノが登場したのはしっかりとした理由があるからなのですね。
松山ケンイチさん、手つないでます。
さて、ここからはトークセッション。みなさんからIHIステージアラウンド東京やSeason花・Season鳥、そして、ご自身が出演するSeason風について語っていただきました。
捨之介と天魔王の一人二役で演じるのは松山ケンイチさんは現在公開中の『髑髏城の七人』について
「お客さんを引き込んですごい世界に連れて行ってくれるのが作品の特長だと思うので、この(IHIステージアラウンド東京の)ステージを使って(今までとは)違う軸に行ったなと思います」
と、やはり世界にふたつしかなく、アジアで初の客席回転型劇場の凄さに感動した様子。
また、ご自身が演じるSeason風については
「今回の一人二役はなかなかやらないことなので、今までのファンにも受け入れられるよう面白くしたい」
と語っていました。
続いて、蘭兵衛を演じる向井理さんはIHIステージアラウンド東京で作品を実際に見たかを問われると、
「暗転がないので見やすいですし、スピード感があるので、最後まで気持ちが高まったまま見終われます!」
と、客席が360°回転するステージの凄さを興奮気味に語っていました。
また、Season花・ Season鳥の先輩方をライバル視しているかという質問に対して、
「山本耕史さんだったり、殺陣の凄い早乙女君だったり、そこと比較されるのはちょっと。。。僕のときは殺陣は封印して、刀を抜かない蘭兵衛にしたい(笑)」
と、まさかの刀無し蘭兵衛を宣言!!いやいや〜、冗談だと思いますがこれは本番ではどうなるのか気になりますね!
極楽太夫を演じる田中麗奈さんはステージについて
「走ってるという感じがして躍動感がすごかったです。導線という意味では自分が方向音痴なので大丈夫かな(笑)頑張ります!」
と、突然の方向音痴を暴露。IHIステージアラウンド東京は本当に広い舞台ですから、不安に思う気持ちもわかります。
「先輩方を学びながら勉強させていただこうと思います。Season鳥の舞台で松雪泰子さんの太夫が最高で、ため息が出ちゃうような美しさなので、自分はどうしようかと。田中麗奈の太夫を作らなきゃいけないなと思います」
と、本番では田中麗奈さんがどんな太夫を見せてくれるのか非常に楽しみになりました。
続けて、沙霧を演じる岸井ゆきのさんは
「回る瞬間のウィ〜ンっていうのがアトラクションのような躍動感がすごい!たのしい劇場だと思います」
と、日本で客席が回る劇場に感激している様子でした。
そのほか、贋鉄斎を演じるのは橋本じゅんさん。
兵庫を演じるのは新感線として4回目の出演となる山内圭哉さんです。
そして、狸穴二郎衛門を演じる生瀬勝久さんは
「(聞いた話では)舞台裏が広いので、セグウェイに乗って移動してるみたいですよ。だから、ちょっと楽しみ!回転する客席は徐々にステージの方が動いてるような感覚になっていくので、その変化が不思議で、とにかくまだ見てない人はぜひそれを体験してほしいです」
とコメント。
ライバル視している過去作品のメンバーについては
「狸穴二郎衛門をやった2人はみんな知り合いなので、ぶっ潰します。生き残れるように今回のメンバーもぶっつぶします(笑)」
と、荒々しい感想を延べて会場を沸かせていました!
出演陣といっしょにトークセッションに登壇した脚本の中島かずきさんは
「一人二役をやるってことで松山ケンイチ君に非常に負荷をかけることになった(笑)もともとこの作品は2004年版までは一人二役でやってたし、 Season風に関してはスタンダードというかオリジンに戻ろうという作品。でも、新しい作品で、花と鳥とはまったく違うようになっています」
と言うと、演出を担当するいのうえひでのりさんは
「Season花はシンプルだったし、Season鳥は歌とか踊りだったので、今回はやっぱり逆にシンプルでストーリー中心にしました。今回は人間ドラマで行くっていうことに。松山ケンイチにはぜひ雪駄でやってほしい」
と、物語そのものに力を入れている点をアピールしていました。
約1時間のイベントでしたが、笑いのある楽しい記者会見となり、ファンにとってもまたとない素晴らしい時間だったことでしょう!
さて、ここでチケット情報をお伝えしておきますね。
「ONWARD presents 劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season風 Produced by TBS」の前売り券は2017年7月16日(日)朝10時より発売となります。ローソンチケット、イープラス、チケットぴあ、ディスクガレージ、TBSオンラインチケットにて販売されますので、気になった方はぜひ早めにゲットしてくださいね。
ちなみに、Season花もSeason鳥も早々に全公演の前売り券が完売してしまったほど人気作です。Season風もきっと激しい争奪戦となるはずですから、ご注意ください!
『髑髏城の七人』Season風、9月15日より公開となります。めちゃくちゃ楽しみです!
以下、フォトギャラリー的に写真を置いておきます。
※写真の転載・無断引用・ダウンロード等はご遠慮ください。
【ONWARD presents 劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season風 Produced by TBS】
■公演期間:2017年9月15日(金)〜11月3日(金・祝)
■会場:IHIステージアラウンド東京
■チケット発売日:2017年7月16日(日)10時より
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