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豊洲駅にテレワークブース「CocoDesk」が誕生!使い方と料金、実際に使ってみた感想

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2021年2月2日(火)、富士ゼロックスが開発したプライベートオフィスブース“CocoDesk”が東京メトロ・豊洲駅にオープンしました!

利用が始まったのは「CocoDesk 豊洲駅前交差点改札前1」。

場所は、豊洲駅出口4・5付近にあるキオスク“ローソンメトロス”のすぐ隣です。1月26日の時点で設置されていた同設備ですが、ようやく準備が整いオープンしました。

なお、2月2日には新御茶ノ水駅、六本木駅、東銀座駅、渋谷駅、日本橋駅、麴町駅にもCocoDeskが新設されています。

CocoDeskとは?

CocoDeskは他人に邪魔されずにテレワークやパソコン作業に集中できる1人で専有できる個室ブース。Wi-Fiや電源コンセントのほか、外部ディスプレイやエアコンも完備しています。

個人でも法人でも利用可能で、事前にWebで無料の会員登録が必要です。

利用時間と料金

利用は15分ごと。料金は従量課金制で15分あたり250円。支払いはクレジットカードとなっています。

■豊洲の利用可能時間
:7:00~22:00

■利用料金
:15分あたり250円

(法人の場合は5ユーザーにつき月額1,500円と上記従量課金が必要)

CocoDesk 豊洲の特徴

ここからは実際に現地で確認した様子を踏まえてレポートしていきますね。

CocoDesk室内の様子

部屋の広さ

ひとりで利用するブースですので、サイズは必要最小限という感じ。外観からして1畳程度のサイズでしたし、室内の大きさは想像どおりでした。

決して広くはないものの、ひとりでパソコン作業をするには十分です。

デスクはけっこう広々。椅子はコンパクトでありながら座り心地は悪くなかったです。

設備

パスワード付きWi-Fi、電源2口、USB(Type-A)1口、ディスプレイ、VGAケーブル、HDMIケーブル、エアコン、荷物掛けを完備しています。室内には監視カメラが備わっていて、防犯機能も。

液晶ディスプレイはアイ・オー・データ製の27インチ「LCD-AH271ED」。解像度は1920×1080(フルHD)あります。スピーカーを内蔵し、HDMIで接続すればディスプレイからの音声出力も可能です。

(27インチディスプレイ「LCD-AH271ED」)
(HDMIケーブルとVGAケーブルが用意されています)
(左右に角度調節できます。縦方向は不可)

エアコンも完備していて、筆者の利用時は冬だったので暖房を使用してみました。室内が狭いとあって、さすがにすぐ温まります。

(ダイキン製のエアコン。角には防犯カメラも)

CocoDeskの利用方法

それでは、CocoDeskをどうやって使い始めたらいいのかを解説していきます。手順はこちらの3ステップ。

  1. Webで会員登録
  2. 予約する
  3. CocoDeskの前で解錠、利用開始

Webで事前登録と予約

CocoDeskのサイトから会員登録を済ませ、氏名やメールアドレス、クレジットカードなどを登録。

希望の日時を指定して予約しましょう。

あとは、CocoDeskの前で鍵を解錠し、利用を開始します。利用時間の直前でも予約可能。

CocoDeskを解錠して入室へ

予約時間が近づくと、スマホの会員ページ・ホーム画面に「解錠する」のアイコンが表示へ。

スマホの「解錠する」アイコンをタッチすると、ネットワークを通じて自動的にCocoDeskのドアが解錠されます。

ドアを開けて入室しましょう。なお、自分より前に他の予約者がいない場合には、5分前から入室が可能です。

ドアを閉めてから数秒が経過すると、自動的に鍵が施錠されます。

予約時間中に一旦外へ出た場合には、解錠に使ったスマホで再び入室可能です。

CocoDeskを実際に利用してみた感想

CocoDeskのWi-Fi速度は遅い

会員ページに記載のパスワードを入力することでWi-Fiが使えるのはありがたいです。

ただし、速度は遅めです。11時台に3回ほどスピードテストしてみた結果が以下のとおり。

  1. 下り2.25Mbps/上り5.55Mbps
  2. 下り2.83Mbps/上り13.3Mbps
  3. 下り1.42Mbps/上り6.22Mbps

お昼の時間帯とはいえ、残念ながらお世辞にも速いとは言えません。これなら、テザリングやモバイルWi-Fiなど自前でネット環境を用意した方が快適に通信できますね。

周囲の音は気にならない程度

遮音性能は想像していたよりは弱め。仕事の邪魔になるほどの音は聞こえませんが、駅を歩く人々の靴の音や、自動改札機のピッという音はほぼ常に聞こえている感じ。

もっとも、ZOOMなどのリモート会議や電話会議をする際には、カフェを利用するよりもぜんぜん周囲の音が入らないでしょう。

(ドアは半透明。薄っすら外の様子が見える)

退室の直前には音声でアナウンスも

終了時刻が迫ると、「予約時間終了5分前です」「予約時間終了3分前です」といった音声アナウンスが流れます。

忘れ物をしないようにチェックして、解錠ボタンを教えて退室すれば利用を終えられます。

電源だけならカフェへ、Web会議や電話会議ではCocoDeskが活躍

使ってみて感じた最大の感想を正直に言うと、入室・退室するときに周囲からの目が気になりました。特に、入室時は勇気が入りましたね。

なにせ、CocoDeskのような個室ブースそのものがまだまだ普及していないとあって物珍しさから、これは何だろう?と、他人がジロジロ見ているのです。

徐々に見慣れてくるとそういったこともなくなるとは思いますが、利用するにはしばらく勇気が必要かもしれません。

なお、飲料を飲むことは禁止されていませんが、酒気帯びでの利用は禁止(お酒はダメです)。もちろん、喫煙も禁止です。

ちなみに、「個室タイプの防音ブース」を楽天で探してみたのですが、なかなか自宅で使えそうなのは見つかりませんでした。

総評すると、電源コンセントが使いたい程度であればCocoDeskよりも周囲のカフェの方が使い勝手が良いでしょう。充電のために15分250円は割高感があります。

一方で、ZOOM会議や電話報告など、他人に聞かれたくない、見られたくない機密情報を扱う作業にはCocoDeskが役立つはずです。

とよすとの読者さんは実に幅広く、サラリーマンやリモートワークされてる方も大勢いらっしゃるでしょうし、中にはCocoDeskを利用する機会があるかもしれません。豊洲駅に誕生したCocoDeskを、こういった設備なのか〜と、この記事を通じて知っていただけたら幸いです!

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