生活

【防災アンケートの結果】豊洲・湾岸エリアで348件の声、8割以上の人が備蓄してる

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東日本大震災や能登半島地震など大きな災害が頻発する日本において、防災は永遠のテーマです。

『何がきっかけでもいい。命を救えれば。』

とよすとが考える防災への意識はこれです。真面目でもおちゃらけてでもいいから防災に取り組み、自分と家族を救えたらそれでいいかなと。

いくらキレイごとを書いても、14,000人のXフォロワーさんや数十万人の読者さん全員を救うことはできません。そもそも筆者としては誰かを救えるほどの力はまったくありません。

でも、これをご覧になっているあなたがご自身の家族を救うきっかけを作ることは筆者でもできると思っています。

東日本大震災の発生から13年が経過し、つい先日には「豊洲防災フェスティバル2024」が開催されたタイミングとあって会場の写真とともに、先月に実施した防災アンケートの回答を絡めながら防災についてを書くことにしました。

しかしながら、こういったコンテンツはほとんど読まれません。読んでくださったわずかな方の心に届けばいいなと思い書きました。

災害に備える、大切なこと

まず最初にお話したいテーマはこの3本です。

  • 日頃の備えとトイレ問題
  • いざというときにどう行動するか
  • AEDの使い方は絶対に知っておいた方がいい

日頃の備え

便利から不便へ、突如生活を一変させてしまう災害。それまで当たり前にあった日常がガラリと変わってしまいます。

この不便さをできる限り最小限に抑えるのが、日頃の備えです。

(作家・乙武洋匡さん)

豊洲防災フェスティバル2024で行われた、作家の乙武洋匡さんと日野興業・谷本さんのトークセッションのなかで印象的だったものをご紹介します。

東日本大震災の発生から1ヵ月半後に被災地を訪れた乙武さんは、

「小さなお子さんをかかえた車いすのお母さんが避難先の学校の体育館にバリアフリートイレがなかった。しかたなく福祉センターに避難することにしたものの、福祉センターは受け入れ人数が少ない関係で家族まとまっての避難ができず、家族バラバラで避難せざるを得ない状況だった。」

と現地の避難所の状況に驚いたそうです。当時、障がい者が避難してくることを想定して作られている避難所はとても少なかったのです。

都内では避難所に指定されている施設や学校はバリアフリー化が進みましたが、もし、車いすの方や障がいをお持ちの方は、ご自身の避難先に指定されている施設や学校がバリアフリー化したトイレがあるのかは絶対に確認しておきましょう。

また、ペット同伴の避難を希望する方は、そもそもペット可能な避難所が少ないうえ、避難所ではペットアレルギーの観点からケージが必須になる場合があるので、必ず携帯できるケージを準備してください。能登半島地震ではペットの行方不明も多かったです。連絡先や名前を書いたタグを普段から装着しておきましょう。

(右、日野興業・谷本さん)

「携帯トイレを常に持ち歩いている人がいないのが現状。だけど、いざ必要なときに手に入らない。なので、携帯トイレはいつも持ち歩くようにしている。」

と言う谷本さんの言葉も印象的でした。

日野興業は主に建設現場向けの仮設トイレを取り扱う大企業なのですが、携帯トイレは災害時に入手困難になるアイテムのひとつなのだそうです。

(日野興業のブースでは災害用携帯トイレを無料配布)

能登半島地震ではトイレ問題が毎日のようにニュースになっていましたし、災害時のトイレはとても大変なのだと誰もが感じたことでしょう。

とよすとのアンケート結果のお話をすると、348件いただいた全回答のうち実に85%もの多くの方々が食糧や防災用品を備蓄していると答えました。まだ備蓄していない15%の方々はぜひ備えてほしいと思います。

(とよすと実施の防災アンケート結果より)

備えというのは、食糧や防災グッズを買い揃えておくのももちろんなんですが、今回お話になった携帯トイレをはじめいざというときに手に入らないものを今のうちに用意しておくのを忘れずに。

災害時に手に入りづらい物

携帯トイレ、薬、おむつ、ミルク、ペット用品

会場でも販売していた、三和製作所の非常用トイレ袋・くるくるトイレ

いざというときにどう行動するか

一番難しいのがこれです。災害時にどうしたらいいか。

アンケートで寄せられた回答にもありましたが、お住いの地域やマンションが住人向けに情報発信しているかどうかを知っている人はわずか半数でした。

(とよすと実施の防災アンケート結果より)

これでは、地域の防災活動やマンションの避難訓練をいつ実施するのかも知れるわけもなく、発信する町会・マンション自治会側の努力が足りない気がしました・・・。もちろん、情報を取りに行く側の努力も必要ではありますが。

さて、もしものときにどう行動するかです。

まずは、他人に頼らずに自分の家族だけで3日間避難生活をすることをイメージし、いろいろなパターンで何をしたらいいかを考えてみるとハードルは下がります。

そのとき、イメージするのは最悪レベルの被害です。電気・ガス・水道が止まり、マンションの備蓄も足りない、エレベーターが止まってる・・・など。

(マンションでもOKな貯水ポンプ。貯めた水を電気なしでも出せる)

町会やマンションでは、備蓄や防災アイテム、簡易トイレなど、“ある程度”の用意はあるので実際には過度な心配は不要かもしれません。

じゃあ、買い物できなかったらどうするか。やはり自分で備えておくと安心できるでしょう。

(パーツごとに分解して収納しておけるBENKINGの防災トイレ)

外出中に大災害が起こることもあります。自宅に入れずスマホや通話・インターネットが使えない状況下で家族と離ればなれになった場合も。家族との連絡が取れなくなって安否確認もできない。さあ、どうしますか?

今すぐに決めてほしいのが集合場所。

家族と再会できるよう集合場所(自宅以外)を決めておいてください。

たとえば我が家は、万が一自宅マンションに入れない状況になったら、昼に一番近くの公園で待ち合わせするように決めています。集合場所・集合時間を決めて家族間で共有しておくと良いでしょう。

いろいろと最悪の状況をイメージして、それをひとつひとつ潰しながら備える。これでだいぶ被災時の不安が解消されるはずです。

AEDの使い方は絶対に知っておいた方がいい

災害時には、誰かの救護活動をしなければならない状況に直面します。

そうでなくても年間8万人近くもの人が心臓突然死で亡くなるそうです。人は心停止すると1分ごとに7〜10%ずつ生存確率が減っていきます。

倒れている人がいたら呼吸しているかを見て、変な呼吸をしていたり、完全に呼吸していなかったりしたら、AED(自動体外式除細動器)を使用するのが有効です。

(写真にあるオレンジ色のボックスがAED)

AEDは、心停止の際にマシンが自動的に心電図を解析し、必要と判断した場合には電気ショックも自動で行う医療機器。

胸骨圧迫(心臓マッサージ)とAEDを行うことで、心停止の人を救える可能性が高まります。

AEDの使い方を知っている人は、アンケート回答者の実に62%もいらっしゃいました。

(とよすと実施の防災アンケート結果より)

ただし、実際にAEDを体験したり使ったりしたことのある人はもっと少ないのではないでしょうか。

ぜひ、体験できる機会や講習会があったら絶対に参加しましょう。

つい先日開催された「豊洲防災フェスティバル2024」では、AEDを使った講習を“千葉PUSH”さんのブースで体験できました。

胸骨圧迫(心臓マッサージ)をしているようす

簡単に使い方を紹介するとこんな流れです。

AEDを使う手順

  1. 倒れている人がいたら、大きな声をかける
  2. 返事がなければ呼吸しているかを見る
  3. 変な呼吸か、まったく呼吸をしていなかったら即座に周囲に助けを求め、救急車を呼ぶのと、AEDを持ってくるように周囲に呼びかける
  4. 周囲に呼びかけたら、胸骨圧迫(心臓マッサージ)をずっと行う
  5. AEDが用意できたらボックスを開けて起動
  6. カバーを外した2つのパッドを、片方を右胸の上あたりに、もう片方を左脇腹につける。
  7. AEDは心電図を自動的に解析してくれて、電気ショックが必要と結果が出たら、患者から離れる。
  8. 電気ショックのボタンを押して、電気ショック発動
  9. あとは救急車が来るまでずっと胸骨圧迫を続ける(その間もAEDは心電図を解析してくれる)

と、手順を箇条書きで挙げてみましたが、実はAEDのボックスを開けて電源を入れると、あとは音声メッセージやディスプレイで手順を教えてくれるので、めちゃくちゃ簡単に心電図の解析から電気ショックまでを実行できます。

たった1度触っただけですが、ここ最近体験したさまざまな体験系コンテンツのなかで最も有意義なものになりました。

必ずくる震災に向けて備える!調べる!体験する!

先日、とよすとで実施したアンケートには、348件もの回答が寄せられました(ご回答いただいた皆さまありがとうございました)!

決して防災に関する意識調査とかそんな堅いものじゃなくて、このアンケートに答えたことで何かを感じ、災害への備えをする人が1人でもいたら筆者としては成功と思っています。

(とよすと実施の防災アンケート結果より)

クイズではないのでビビらないで回答いただけたのは良かったと思っていますが、一番正解率が悪かったのが江東区の水害ハザードマップの種類についてでした。

実は2024年現在、江東区には3種類が存在します。

「水害」に関するハザードマップは以下の3種類

  1. 洪水ハザードマップ・・・洪水氾濫
  2. 大雨浸水(内水)ハザードマップ・・・内水氾濫
  3. 高潮ハザードマップ・・・高潮氾濫

江東区水害ハザードマップより。いずれもぜひご確認しておいてください。

そのほか、今お住まいになってるマンションの備蓄状況や防災情報を知りたい場合には、必ずご自身でお調べくださいね。

もし、自宅で備蓄をしていないのに、マンションの備蓄状況がわからない、避難訓練もしていないなら、ではどうやって家族や子どもたちを守るんだ・・・って話になっちゃうのですが、やっぱりやらないよりやった方がいいに決まっています。

ついつい3.11や防災を語るときには強い口調になりがちですみません・・・。

でも、わからないことをわからないままにしておくと、もしものときに何もできないのです。

(EcoFlowは会場の電力を自社バッテリーで提供していた)

毎年、日本では過去に大震災のあった3月と9月に防災について考える機会がやってきます。

防災・避難訓練に参加しない、自分で備蓄していない、何も調べていない、AEDの使い方を知らない・・・といった人に限って、いざというときに政治や行政・自治会のせいにするのが目に見えています。

こんなにもたくさんの機会があるのに、です。

責任を他人に押し付ける前に、まずはぜひこのタイミングで備蓄食糧や防災グッズを購入したり、家族と集合場所を決めたり、ひとつでも何か実行してみてください。

(三和製作所/LIFEZACKのブースには6年も持つ備蓄食糧をはじめとする防災グッズ)

繰り返しますが、AEDを試せる機会があったら絶対に試しておいた方がいいです。

筆者は豊洲防災フェスティバル2024のブースでAEDを体験した直後に「こんな簡単に人を助けられるのか!」とスッキリした気持ちとともに、何だかレベルアップしたような自信を持つことができました。

(ステージの方では仮想AEDの一斉講習も)

アンケートはややクイズっぽい質問もあったためか、いただいた回答のなかには、このアンケートをきっかけに“知らなかった”ことに気づけたとコメントをくれた方もいらっしゃいました。

そう言っていただけて、本当に良かったです。

わからないことがありましたら、ぜひ調べてみてください!

たくさんのご回答ありがとうございました

(とよすと実施の防災アンケート結果より)

アンケートの全348件のうち江東区にお住まいの方は89.4%、中央区にお住まいの方は4%、そのほかの地域の皆さまからもお答えいただきました。本当にありがとうございました!

区のホームページを調べたり、マンション自治会の防災訓練や情報発信に興味を持ったりと、何かしらのアクションにつながりましたら今日この記事を書いた甲斐があります。

おそらく、今の子どもたちが大きくなるまでに大地震は再びやって来ます。

家族みんなで無事で生きましょう。

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