生活

豊洲で約70年の「菅谷精米店」、豊洲の発展を見守り住民の暮らしを支えてきたお米屋さん

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豊洲は歴史が浅い新しい街ですが、ところどころに下町らしさを感じられるのも魅力のひとつ。お肉屋さんや魚屋さんがあり、実はお米屋さんだってあるんです!

豊富な種類のお米のなかから自分の好きなお米を選ぶとその場で精米してくれる「菅谷精米店」はこんなノスタルジックで味のある雰囲気がたまりません。

(豊洲4丁目の菅谷精米店)

スーパーでは取り扱っていないお米があったり、価格もリーズナブルだったりして、お米を買うなら絶対に菅谷精米店がオススメ。

お米は自分で持ち帰れば表示価格から100円引きになるだけでなく、土曜日はさらに100円引きになるのでめっちゃ狙い目なんです!

なお、定休日は日曜日。

豊洲の発展を見守ってきた菅谷精米店とは

終戦直後の湾岸エリアには東雲と枝川にお米の配給所があったそうで、菅谷精米店はそのときから許可を得て豊洲で米・燃料などを販売。

その後、今の場所に店舗を構え、1954年より本格的に米屋をスタートさせました。

豊洲4丁目に都営住宅ができたタイミングにあわせて建てた店舗は今ではすっかり年季が入り、タワーマンションや高層ビルが次々と誕生している豊洲では特別な存在感があります。

ちなみに豊洲で約70店の商店が加盟する「豊洲商店街」が2019年でちょうど創立70周年ですから、菅谷精米店はほぼ商店街の歴史とともに豊洲の発展を見つめ続け、ここに住む人々の食卓を支えてきたわけです。

菅谷精米店で好みのお米を探そう!

さて、菅谷精米店はその名のとおり、お米の専門店。

たとえば同じコシヒカリでも、魚沼産、長野産、会津産、などさまざまな産地があり、特徴や価格を吟味しながら選択できます!

(こちらは過去に撮影した写真。現在の価格と異なる場合があります)

迷っても大丈夫。自分の好みに合わせてお米をオススメしてくれますよ(^^)

「2種類のお米を半量ずつ買って、自分家でブレンドするのもお米の楽しみ方なんだよ」と、菅谷さんが笑顔で教えてくれました。

(菅谷さんご夫婦)

精米レベルが変えられるのも楽しみ

店頭ではお米が玄米のまま置いてあり、お客さんの注文を受けてからその場で精米。

なんと精米の度合いも選べて、玄米っぽさを残したお米もできちゃいます。

玄米を0とした場合、3分搗き米・5分搗き米・7分搗き米・精白米(10分)といった具合に“何割精米するか”を指定することも可能。

玄米に近いレベルで精米すると、カルシウム・リン・鉄分・食物繊維など栄養価を多く残せます。

なお、それぞれの炊き方の目安は以下のとおり。

玄米 3分搗き米 5分搗き米 7分搗き米 精白米
洗い方 さっと洗う 胚芽が取れないよう優しく 軽く2〜3回
水に浸す時間 10時間 5時間 3時間 2時間 1時間
水加減 多め 少し多め 炊飯器の
目盛りどおり

機械で精米して出てきたカスがいわゆる「米ぬか」です。

できたての米ぬかを試食させてもらったんですが、まるで「きな粉」!サラサラしていてほのかな甘みがありました。

「焼肉 壱番亭」や「Pコック」の並ぶ豊洲4丁目の裏通りで営業を続ける菅谷精米店。ぜひ、足を運んでおいしいお米を食べてみてくださいね!

ちなみに、今回はあきたこまちを買いました(^^)

【菅谷精米店】
■営業時間:9:00~19:00
■定休日:日曜日・祝日
■住所:東京都江東区豊洲4-2-7

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