豊洲駅から朝凪橋を渡って枝川地区に入り、交番を右に曲がると銭湯の「白山湯(はくさんゆ)」があります。
昔から営業していますし、豊洲駅から十数分の徒歩圏内とあって、利用したことのある読者さんもきっと多いでしょう。
銭湯ってそんなに頻繁には利用しないけど、街にあるとなんだか安心するんですよね!
つい先日、久しぶりに行ってきましてひと風呂浴びてきました。
白山湯、キレイで懐かしさを感じる銭湯はやっぱりイイ
入口横のシャッターに描かれた富士山はいつ見てもワクワクしますね。
浴室の壁にも絵が描かれていて、男湯には田舎の里山のような絵が、女湯には赤い情熱的な富士山がそれぞれ描かれていますよ(過去の取材時に営業前に見せていただきました)。
キャッシュレス決済に対応した快適な受付で520円(大人)をPayPayで支払い、脱衣所へ。
大きいお風呂はやっぱり気持ちいいですね〜。身も心もキレイさっぱりです。
この日は耳が痛くなるほど寒さが厳しく、熱めの湯は格別の良さでした!
都内初の人工炭酸温泉
もしかしたら、銭湯って歴史に取り残された不要な施設だと思っている方もいるかもしれませんが、そんなようすは微塵もありません。
枝川周辺にお住まいの人だけでなく運送業や仕事帰りの人々も入れ替わり立ち替わりで、ひっきりなしにお客さん訪れます。非常に活気があるんですよ。
なんと、東京都内で初めて炭酸泉を導入したのがここ白山湯なのです。
そんな人気の白山湯を切り盛りするのは3代目店主の白田敏博さん。
何度もお会いしているにも関わらずお店をオープンしたときの話をまだ伺っていなかったことに気が付き、入浴後に伺ってみました。
金剛湯から70年以上の歴史が
白山湯の歴史を遡ると70年以上前のことになります。
その昔、(現在の)東京朝鮮第二初級学校の近くに「金剛湯」という共同浴場がありました。
1代目(白田さんの祖父)が1952年にその管理を任されたのが銭湯をはじめるきっかけだったそうなんですが、金剛湯そのものが何年から枝川にあったかは不明。
ただ、譲り受けた1952年の時点ではすでに金剛湯があったことになります。
小学校の建設に伴い場所を移転することになり、1957年に今の場所へと移転。名前を「白山湯」とし、オープンしたというわけです。
白山湯としての営業は2024年で67年間が経過しましたが、近隣の皆さんにお風呂を提供してきた歴史は70年以上。
豊洲には創業70年を超えるお店・会社がいくつかありますが、白山湯もすごい・・・!
ちなみに、白山湯の由来はお祖父さんのご出身である石川県の「白山神社」から取ったものだそう。
念のためGoogleマップで石川県の白山神社を調べてみたら白山神社だらけだったのでそこれ以上は調べなかったのは内緒です。
まだ白山湯へ行ったことのない方へ!
さて、白山湯の利用レポートは以前にも書いたことがありますので今回は軽く書いておきますね。
建物は年数を感じるものの、きちんと清掃が行き届いているため入口も脱衣所もお風呂場もとてもキレイ。
脱衣所のロッカーは無料で嬉しい鍵付き。
入浴料は最後の概要欄をチェック。タオルは別途料金で販売していますよ。
ドライヤーは有料で、2分10円。いつの間にか値下げされていました!
洗い場には、無料のシャンプー&リンス、ボディソープがあります。
決して湯船は大きくないものの、炭酸泉、寝風呂、スクリュージェットバスを備え、なかでもやっぱりここの売りである炭酸泉は体験してほしいです。
ただし、炭酸泉は人気なのでなかなか入れませんが・・・。
今回は熱々の寝風呂にたっぷり浸かって、体ポカポカで上がりました!
瓶入りのコーヒー牛乳ももちろん買えますよ。
日帰り入浴施設がたくさんある豊洲・湾岸エリア
2024年2月1日には「東京豊洲 万葉倶楽部」(豊洲 千客万来)がオープンし、筆者もとても楽しみにしているところです。
きっと、万葉の湯で日帰り入浴しようと豊洲を訪れる方も増えることでしょう。
何と言っても、豊洲や湾岸エリアにお住まいであれば近所に日帰り入浴施設が複数あるのは最高!としか言いようがありません。
たまには自宅のお風呂じゃなくて、外のお風呂に気軽に楽しめるのはこの立地だからこそのメリットですね。
・・・こんな長い記事になる予定ではなかったのですが、ついつい指が動いていました(笑)白山湯をまだ体験したことのない方は、ぜひ足を運んでみてください。
【白山湯】
■営業時間:15:00〜23:30
■定休日:土曜日
■料金:大人520円・中学生420円・小学生200円・6歳未満100円
※毎月5日のちびっ子入浴デーは同伴の子ども(小学生以下)が無料
※小学生未満はいつでも2人まで無料
■住所:東京都江東区枝川1-6-15
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