つい最近、我が家で眠っていて何年も遊んでいなかったゲーム機「New ニンテンドー3DS」を見つけたところからこの話は始まります。
懐かしい!モンハンとか妖怪ウォッチとかよく遊んだなぁ。
手にとって、収納ケースから本体を出してみた筆者。
ところが、本体底面にわずかな膨らみを感じます。おかしいな・・・と思い、裏面のカバーを外してみました。
すると、3DSの専用リチウムイオンバッテリーが膨張しているではありませんか・・・。

ど、どうしよう。やっぱりこのままだと発火とかしちゃうんでしょうか。
気になったので、任天堂の公式サイトで調べてみました。
リチウムイオン電池の特性上、経年劣化や充電を繰り返すことでバッテリーが膨らむ場合があります。これは故障や異常ではありません。安全性に問題はありませんのでご安心ください。
と安全性に問題はないとしています。
スマホと比べても小さく、わずか1400mAhしかない小さなバッテリー。
このまま膨張し続けるのは怖いですし、どうせなら新しいバッテリーと交換して、膨張したバッテリーは処分したいと思うのが一般的でしょう。

近年ニュースでよく目のするように、何も考えずに捨てると危険な事故につながるのがこのリチウムイオンバッテリーです。
捨てられたリチウムイオンバッテリーを回収したゴミ収集車やゴミ焼却施設が炎上する事故も起きているため、ゴミとして処分する際には最新の注意が必要となります。
リチウムイオンバッテリーは強い衝撃を与えたり、鋭利なもので穴を開けたりすると、発火や爆発の可能性があるんです。
リチウムイオンバッテリーを処分する方法(江東区)
そこで、豊洲(江東区)でリチウムイオンバッテリーを捨てるにはどうしたらいいのかを調べてみました。
①バッテリーを取り外せる機器と、②バッテリーを取り外せない機器(内蔵型)とで、処分方法が異なります。
筆者の持っているNewニンテンドー3DSの場合は①ですので、外したバッテリーのみを燃やさないごみとして捨てるか、メーカーの自主回収に任せて処分する方法があります。
①バッテリーが取り外せる機器について
メーカーに回収してもらう方法
バッテリーにある金属の端子部分にテープなどを貼って“絶縁”し、最寄りの「リサイクル協力店」に持ち込んで処分する。
区のゴミ集積所に出す方法
膨張したバッテリー(モバイルバッテリーも含む)は他のゴミと混ぜずに1枚の袋に入れ、「膨張電池」と書いた紙を貼り付け、燃やさないごみの日に出す。
筆者は燃やさないごみとしてマンションのゴミ置き場に出しました。

②バッテリーが取り外せない機器(内蔵型)について
区のゴミ集積所に出す方法
バッテリーが内蔵型で取り外せない機器は、透明な袋に機器本体ごと入れ、燃やさないごみの日に出す。
小型家電回収ボックスに出す方法
15cm x 25cm 以内の小型家電(電子機器)を対象に、回収可能な小型家電回収ボックスがある。区役所や豊洲シビックセンター(1階)、有明スポーツセンター(プール棟3階)などに設置。※パソコンは不可

こんな製品にもリチウムイオンバッテリーが使われている!
スマホ、タブレット、パソコン、Nintendo Switch、PS5のワイヤレスコントローラー、デジタルカメラ、ワイヤレスイヤホン、電気シェーバー、携帯型扇風機、モバイルバッテリーなどなど。
今の時代このリチウムイオンバッテリーが使われていない電子機器を探す方が難しいほど普及しています。
スマホもずっと使っていればバッテリーが劣化
バッテリーが膨張する仕組みは至ってシンプル。
何年も使ってきた機器のバッテリーは劣化に伴って電解質が酸化し、ガスが発生。このガスがバッテリーパック内に溜まり、膨張するというわけです。
この膨張を放置しておくとリチウムイオンバッテリーの内部でガスが溜まり、圧力が高まって膨らみます。実際にはそう簡単には発火も爆発も起きないのですが、やはり膨張したバッテリーは早く処分するのが良いでしょう。
ちなみに、リチウムイオンバッテリーは約300〜500回ほど充電すると、バッテリー性能が80%にまで劣化します。
例えば、2年以上前に買ったスマホをフル充電してもバッテリー残量が減るの早いなぁ〜と感じたら、バッテリーが劣化しているサインです。

iPhoneの場合、[設定]→[バッテリー]→[バッテリーの状態]→[最大容量]でどのくらい劣化しているかを知ることができます。
今回の3DSのように、しばらく使わずに放置している機器もバッテリーが膨張する可能性があります。
機器やバッテリーに異変を感じたら、正しい処分方法と照らし合わせてきちんと捨てるようにしましょう!
なお、「Nintendo Switch」や6月に発売の新型機「Nintendo Switch 2」は内蔵バッテリーのため、バッテリーは取り外せません。
