2018年3月25日、江東区議会議員の西垣誠氏が豊洲シビックセンターで開催した区政報告会に参加してきました。平成29年度に東京都や江東区がどんな動きをしたのか、30年度はどういった計画があるのか。気になった点をまとめてレポートしたいと思います。
実に76枚ものスライド資料のなかで、とよすとで注目したのは①東京オリンピック・パラリンピック、②民泊、③図書館について、です。
図書館の利用可能な曜日と時間が増えます!
個人的に一番びっくりしたのが③の図書館に関する情報。先にまとめてしまいますが、図書館の開館日・開館時間が延長となります。実施は2019年4月より。
なんと、月曜日も開館となり、毎日利用できます!また、開館時間は平日・土曜日が21時まで(豊洲、東陽、城東)、日曜日・祝日が19時までに延長!!休館日は月に1回となる見通しです。
これまで江東区の図書館は月曜日が休館日で、開館時間は平日・土曜日が9時〜20時、日曜日・祝日が9時〜17時でした。
つまり、豊洲図書館(豊洲シビックセンター 9〜11階)は下記のとおり、めちゃくちゃ利用しやすくなります\(^o^)/ スタッフのみなさんは大変かもしれませんが、よろしくお願いします!
【月曜日開館/日祝の開館時間を19時まで延長】
2019年4月〜
・豊洲
・古石場
・亀戸
・砂町
2020年4月〜
・東陽
・東雲
・城東
・東大島
【平日の開館時間を21時まで延長】
2019年4月〜
・豊洲
2020年4月〜
・東陽
・城東
東京オリンピック・パラリンピックの課題
2019年3月16日に東京オリンピック・パラリンピック500日前イベントをティアラこうとうで開催予定。アスリートによるトークショー、障害者によるパフォーマンス、お笑い芸人のライブなどが計画されているそうです。
お笑い芸人は客寄せだと思いますが、オリパラを盛り上げるためのさまざまな企画がどんなものになるのか楽しみです!
ご存知の方も多いかもしれませんが、オリパラの全55競技のうち20競技が江東区内で実施されます。そのため、競技会場の準備も急ピッチで進められているわけです。
有明アリーナ、オリンピックアクアティクスセンター、アーチェリーの会場となる夢の島公園は大会が終了後もそのまま残る恒久施設とのこと。
そして、懸念されるのは約9万人必要とされているボランティアの募集。いわゆる「都市ボランティア」です。駅前など主要場所での道案内がメインの仕事になるようですが、外国語を話せるボランティアをこれほどの数集めるとなると、非常に難しいのではないでしょうか。
そこで、基本的に18歳以上を対象としている年齢制限を緩和し、金管バンドの中高生をボランティアとして参加できるよう特別枠を設ける案も出ているそうです。
区内のお店では外国人観光客への対応を強化。江東区のお店情報メディア「ことみせ」に登録している商店を対象に、コミュニケーションボードを配布します。
ただし、問題は予算の少なさ。なんと、15万円しかありません。コミュニケーションボードって名前こそカッコ良く聞こますが、もしかしてこれって単なるチラシかな?
民泊は土日だけ!
最後に、興味のある方はもうご自身で調べていらっしゃると思われる「民泊」についてです。江東区では条例をしっかり作りました。
シンプルに解説すると、江東区内の全域で民泊を営業していいのは土日の2泊だけ。具体的には土曜日の午後から月曜日の午前までを許可することに決定しました。平日の民泊はダメ、ということです。
民泊事業を行う場合には江東区への届け出が必須。営業開始は2018年6月15日からとなります。また、民泊を営業しているマンションの部屋にはドアなどに民泊ステッカーを貼る必要もあります。
ただ、マンションの組合によっては独自に民泊を禁止していることが多いので注意。ぜひ、マンションやアパートにお住まいの方は組合や不動産会社にお問い合せください。
民泊について詳しくは江東区のホームページに掲載されています。
江東区の幼稚園は入りやすい!
あと、ぜひ少しでも紹介しておきたいと思ったのが幼稚園。子どもが多い江東区では待機児童が問題となっていますが、区立幼稚園(2年保育)は軒並み定員割れしているんだそうです。
今の区立幼稚園の預かり時間などが現在の区民の働き方になかなか合わないという課題があり、幼稚園を利用する方が減っているとみられます。今後、3歳児保育や預かり保育の実施を一体で進めるといった検討が行われているとのこと。
もし現在でも条件が合うようでしたら、幼稚園の活用をしてみてはいかがでしょうか。教育や医療については以下のような内容もありました。
ということで、2018年3月の区政報告会で聞いてきた内容のうち気になったものを記事にしてみました。豊洲だけでなく江東区全体に関わる内容も多く、非常に濃い区政報告会でした。
2018年はいろいろ大きなトピックもありますし、豊洲市場の新情報や千客万来施設の行方もぜひ追っていきたいと思います!