日本橋、築地、そして、3番めの市場となる豊洲市場へ場所を移して営業を開始した「鮨文(すしぶん)」へ行ってきました!天然物のネタだけを取り扱うこだわりのお寿司屋さんでとても美味しく、また気持ち良く食事もできて、良いお店だと感じましたよ。
鮨文は1800年代の中期に創業し、180年も営業を続けている歴史あるお寿司屋さん。180年前というと築地市場よりも古い、つまり江戸時代から300年続いた日本橋の魚河岸時代に創業したわけです。すごい。
現在は豊洲市場へ移転し、水産仲卸売場棟(6街区)の3F・関連飲食店舗内で営業を行っています。
■営業時間:6:30〜14:00(ラストオーダーは早まる場合あり)
■定休日:日・祝・休市日
■場所:水産仲卸売場棟(6街区)3F 関連飲食店舗内
■寿司
■支払い:現金◯/クレジットカード×/電子マネー×
2018年11月1日放送のバラエティ番組「ぐるナイ」(日本テレビ)ではおぎやはぎさんと白石麻衣さんがゲストに登場。豊洲市場特集の回で、豊洲市場から直送された食材を使ったゴチバトルが行われました。
番組内で、豊洲市場内のおすすめ飲食店の1つとして紹介されたのがこの鮨文です。
ネタが大きい!種類豊富な「ちらし丼」を食べてみた感想
取り扱うネタは天然物のみ。養殖物は使わず、天然物の仕入れがなかった魚は販売しないこだわりです。サーモンやヒラメはありませんでした。逆に言うと、出してくれる寿司はどれも天然物なので、味に間違いはありません。
さて、ぐるナイを見た翌日に訪れた筆者は、せっかくなので番組内で登場していた「ちらし丼(Sashimi Bowl)」をオーダーしてみることに。価格は4,500円(税別)。
ちらし丼は豊洲市場に移転して復活を遂げた、海鮮たっぷりの丼もの。築地市場では提供していなかったメニューなんです。
これが「ちらし丼」!基本的に10種類以上の旬なネタが乗っています。
マグロの赤身、中トロ、大トロがど〜んと主張していますね♪
写真ではわかりづらいですけど、どれもネタが大きく、厚みもあるんです。ボリュームたっぷり。イカ、コハダ、エビ、玉子焼も。
イクラやホタテも入っていて、ウニはバフンウニ!どんだけ贅沢な丼なんだ(笑)美味しすぎます。
オススメは穴子。ふわふわで柔らかく、身がものすごく分厚いので食べごたえバッチリ。穴子のタレはトロトロで、創業以来ずっと継ぎ足して使っているものです。戦争中、築地本願寺の防空壕で保管していたため戦火を免れたんだとか。単品でオーダーする場合にも、ぜひこの穴子は食べてくださいね♪
乗っていたネタは11種類は超え、エビでダシを取った美味しい味噌汁も付いて4,500円(税別)という価格は決して高くありません。丼の下には白飯がたっぷりで、お腹いっぱい。満足してお店を後にしました!
築地市場から単に豊洲市場へ移転するだけでなく、鮨文の「ちらし丼」のように過去にあったメニューをもう一度復活させて提供するとか、オリジナルの新メニューを考案するとか、新しい豊洲の地でチャレンジする飲食店さんの姿ってとても素晴らしいと思います。
それは昔ながらのお客さんも、新しいお客さんも、お店を訪れる動機のひとつになります。人々が訪れたくなるお店って、やっぱり挑戦して努力しているお店なんです。
寿司職人さんの粋なはからいに心が暖かくなった
ちなみに、鮨文の店内は決して広くはなく、席は15席前後。席はカウンターのみ。お寿司を握ってる様子を見たい観光客にとってはどの席からも寿司職人さんの手を見て楽しめるのでオススメ。
従業員のみなさんも明るいので、気軽に寿司ネタについて質問したり、おすすめメニューを聞いてみると良いと思います。
筆者の隣に家族連れのお客さんがいまして、お子さんがサーモンを注文すると、サーモンは仕入れてないと言われてガッカリしていました。
そこで、お子さんに「これなら食べられるんじゃないかな。脂の乗ったブリだよ。」と寿司職人さんがブリの握りを出したんですね。すると、その子はどうやらブリが気に入ったようで、もう1貫追加オーダーしていました。
こういったカウンター越しのコミュニケーションがきっかけで新しい魚を知る、魚を好きになる。とても素敵な1シーンを見ることができました。地域のお子さんや全国の子どもたちが豊洲市場を訪れ、どんどん魚を好きになってくれると嬉しいです(*^^*)
「鮨文」のメニュー
今回、筆者は「ちらし丼」を食べましたが、一番人気の「にぎり・おまかせコース(Sushi Omakase)」も良さそうでした。おまかせコースは旬の寿司10貫、巻き物3個、自家製玉子焼き、味噌汁のコースで4,200円(税別)。
鮨文の支払い方法は現金のみ。クレジットカードや電子マネーは使用不可なのでご注意ください。
また、どのお店もそうですが、基本的には1人につき1人前以上をオーダーするのを心掛けてくださいね!
それでは、鮨文の全メニューをまとめて載せておきます。
メニュー | 価格 |
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にぎり・おまかせコース(Sushi Omakase) | 4,200円 |
にぎり・上鮨(Sushi Set) | 3,300円 |
ちらし丼(Sashimi Bolw) | 4,500円 |
天然本まぐろ鉄火丼(Wild Bluefin Tuna Bowl) | 3,300円 |
刺身と鮨のセット(Sashimi & Sushi Set) | 5,000円 |
お刺身盛り合わせ(Sashimi Platter) | 3,500円 |
その他 鮨コース6,000 | 6,000円 |
その他 鮨コース8,000 | 8,000円 |
その他 鮨コース10,000 | 10,000円 |
ドリンクメニュー | 価格 |
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ビール キリンラガー(中瓶) | 600円 |
ビール アサヒスーパードライ(中瓶) | 600円 |
日本酒 大関(1合) | 600円 |
冷酒 大関(180ml) | 600円 |
冷酒 八海山(300ml) | 1,300円 |
胡麻祥酎(1杯) | 600円 |
コーラ | 350円 |
ウーロン茶 | 350円 |
※税別