東京・湾岸エリアの有明にある「東京ガーデンシアター」(住所:東京都江東区有明2丁目1)は最大収容人数約8,000人ものキャパを持つ、大型施設です。音楽ライブや講演会、企業のイベントなどさまざまな用途が想定されています。
2020年6月1日に正式オープンを迎え、7月24日にJ-WAVEが主催する『J-WAVE LIVE2020』によってこけら落としが行われました。
そんな東京ガーデンシアターの客席を特別に見せていただく機会を住友不動産さんに作っていただきまして、会場を案内してもらいながら撮影を実施。記事化を快諾していただきました!
- 東京ガーデンシアターの座席表
- 東京ガーデンシアターのアリーナ席(2階)〜バルコニー4(5階)までの客席
- 客席からステージの見え方
- ステージから客席の見え方
- コインロッカーのサイズ・規模
- 羽田空港からのアクセス方法
東京ガーデンシアター 概要
まずは基本情報から。東京ガーデンシアターの概要をサクッとおさらいしておきましょう。
- 国内最大の劇場型ホール
- 音楽ライブから国際会議まで対応可能
- 最大収容人数:約8,000人
- 客席数:6,992席
※ 2階(アリーナ)〜5階までの6,979席とスイート席13席の合計
東京ガーデンシアターの席番号MAP
席番号と各フロア
まずは、各フロアの客席をブロックごとにわかるマップを掲載しておきますね。後述しますが、東京ガーデンシアターのアリーナ席は2階にあります。
アリーナ(2F)
バルコニー1(3F)
バルコニー2(4F)
バルコニー3(5F)
東京ガーデンシアターの入口と客席
デッキプロムナード〜入口〜ホワイエ
有明駅からペデストリアンデッキでつながっている「デッキプロムナード」。ミスタードーナツカフェやタリーズコーヒーと同じ2階にあり、ここが東京ガーデンシアターの入口です。
デッキプロムナードに設置された屋根のおかげで、入場待機列に並んでいる間も雨に濡れずに済むのはありがたいですね!
入口から入ってすぐ、ホール手前のホワイエは物販や展示スペースにもなります。ホワイエだけでも1,000名ほどが収容できるとあって、非常に広々としていますよ。
ちなみに、ホワイエに併設されているカフェは巨大なタリーズコーヒー。一般利用とは別に東京ガーデンシアターの来場客用の窓口があり、ここでワンドリンクの引き換えなんかも可能になるそうです。
アリーナ席は施設の2階に位置している
全4フロアある東京ガーデンシアターで、珍しいのがアリーナ。
通常、音楽ホールのアリーナというと会場の1階にあるものですが、東京ガーデンシアターについては2階がアリーナフロアとなっています。この2階アリーナ席をはじめ、3〜5階に客席があります。
前述のとおり入口は2階のデッキプロムナードに位置し、入口、ホワイエ、アリーナといった具合に連続性が感じられる造りに。イベントの用途によってはホワイエとアリーナを一体使用した展示も可能なんだとか。
- 2階:入口/ホワイエ/アリーナ
- 3階:バルコニー1(固定席)
- 4階:バルコニー2(固定席)
- 5階:バルコニー3(固定席)
シートはオカムラ製。背もたれには高いフィット感のあるメッシュ素材を、座面には体圧を分散するウレタンクッションを使用しており、長時間座っても快適な座り心地を実現しているそう。
なお、アリーナに設置されている席は取り外しが可能になっており、撤去して全面平面にも。スタンディングのパーティーや展示会などイベントの内容に応じてアレンジが可能になっています。3〜5階は固定席。
バルコニー2(3階)からの眺めが意外とステージに近い!
驚いたのがアリーナから1つ上のフロア、「バルコニー2」(3階)の席が意外にも良いことです。
書いていて自分でもややこしくなってきましたが、「バルコニー2」は3階にもかかわらずホールに入ってしまえば実質的に2階席でして、ここから見たステージが思っていたよりも近いんです。
特に、最もステージ寄りの端の席は実際こんなにも至近距離にステージが!
筆者が立っている位置からステージまでこのような見え方となります。よく見るならアリーナよりもバルコニー2の席の方がいいかも!?なんて思ってしまいました。
最上階バルコニー3(5階)の席からでもよく見える
そして、ここが最上階「バルコニー3」(5階)の席!
まるで野球場に来たような見下ろす形のアングルではあるものの、ステージがしっかり見えるのでビックリしました。
ステージから最も遠い席でもその距離は約54メートルしかなく、同等クラスの音楽ホールと比べてより近くでライブを楽しめるようになっています。
ステージ側からの視線、アーティストは客席の奥まで見ながらライブできる
せっかくなのでぜひステージも!と案内されたのが、本当にステージ。
ここが東京ガーデンシアターのステージ上です。
東京ガーデンシアターのステージに立ってライブを行うアーティストさんの視点はこのようになるわけです。
アリーナ席はもちろん、バルコニー3(5階)の客席までしっかり見える!
正直にいうと、客席との距離を非常に近くに感じ、これならアーティストと客がより一体となったライブが楽しめるんじゃないかと大きな期待を感じました。東京ガーデンシアター、すごいなぁ!
運営側はスケジュール短縮メリットも
また、客ではなくイベント運営側のメリットになりそうなのが次のポイントです。
よくあるイベント施設では実際のイベント開催日の前後の日程を準備期間として余計に予約を取るらしいのですが、東京ガーデンシアターは常に施設スタッフがスタンバイしているため、余計な日程を押さえずに済むんだとか。
その分、時間も費用もかかりませんから、イベント運営側にとっては東京ガーデンシアターを使うメリットが大きいとしています。
コインロッカーはホワイエと1階外にも
スーツケースや物販で購入したグッズを預けたりできるコインロッカーはなんと約4,000台も完備。
コインロッカーの場所は2階のホワイエのほか、1階外にもあり、余程のことがない限りはロッカー不足に困らなさそう。
とにかく、たくさんあります!
羽田空港から800円の高速バスで直接会場へ!
羽田空港と有明ガーデン(東京ガーデンシアター)は高速バスで1本でアクセス可能。
2023年4月より高速バスの運行本数が大幅に増えましたので、利用しやすくなったのも大きいです。
ぜひ利用してみてください!
温泉!ホテル!複合施設だからこその楽しみも
東京ガーデンシアターの5階からはそのまま温泉施設「泉天空の湯」へとアクセスできる連絡通路があり、ライブを楽しんだあとは温泉で!なんてこともできちゃう。
同じ有明ガーデンにはホテル「ヴィラフォンテーヌグランド東京有明」があるので疲れた体を宿泊してゆっくり癒やしたり、商業施設内にたくさんある飲食店で仲間とライブの打ち上げをしたりと、ここだけでフルに過ごせちゃいます。
秋から徐々にイベントの開催が予定されている東京ガーデンシアター。ここを訪れたときにはぜひ快適な空間で思う存分にイベントを楽しんでほしいと思います!