今回は幾度となく議論されている東京8号線(東京メトロ有楽町線)の延伸について取り上げたいとお思います。
現在の有楽町線の終点は新木場駅までですが、2つ手前の豊洲駅から住吉駅まで有楽町線を通そうという延伸化計画を、江東区が国土交通省などと審議しています。
東京東部エリアである住吉や江東区役所のある東陽町などを結ぶ計画で、豊洲とつながればこれまで移動しづらかった東部エリアへの往き来が便利になります!
豊洲から江東区役所へはバスが便利、という記事を書いたばかりですけど、これなら電車でも行きやすくなりますし、住民としては非常に嬉しいですよね。
→ 豊洲から江東区役所へバスで行く方法と下車するバス停を解説
ちなみに、豊洲駅には現在2つのホームがあり、合計1〜4番線まで線路が引かれています。うち2番線と3番線はほとんど使われていません。しかも、2番線と3番線はなんと新木場方面にはつながっていないかわりに、トンネルは住吉方面にカーブしているんです!
延伸が決まる前から、東京メトロはあたかも延伸が実現することを見込んでホームの工事をしていたことになります。まぁ、また大工事をするのは大変ですから少しでも可能性があるのならやっておこう、という感じだったのでしょうかね。
山﨑孝明江東区長は2016年6月1日発行の江東区報のなかで、
“先般、国土交通省の交通政策審議会の答申に、本区が長期計画の重点プロジェクトに位置づけている、東京8号線の延伸が、「国際競争力の強化に資するプロジェクト」として盛り込まれました”
と伝え、延伸化の実現に向けた大きな一歩を踏み出したと強調しています。
有楽町線が東陽町駅に停まるようになれば江東区役所や木場公園が徒歩圏内ですし、東西線沿線へのアクセスが良くなるため夏の江東花火大会にも足を運びやすくなります。また、住吉駅まで行けるようになると猿江恩賜公園や錦糸町も徒歩圏内。豊洲に住む者として、大歓迎です!
有楽町線が豊洲から住吉まで延伸することは、逆に住吉や東陽町から豊洲へも行きやすくなるということなので、豊洲市場へのアクセスも向上します。良いことだらけの有楽町線延伸化はぜひとも実現してほしいです!