ある平日・金曜日の午後、新橋での用事を済ませたあと有明ガーデンで用事があったので、「東京BRT」の幹線ルートで始発の新橋から有明テニスの森まで乗ってみました。
結論から言うと、東京BRTは都心部と湾岸エリア間の移動にとても便利!
東京BRTの運賃は220円と安く、新橋から有明テニスの森までの所要時間はわずか15分であっという間でした。
後ほどレポートしますが、今回、東京BRTのプレ運行(二次)に乗ってみたようすは以下のとおり。
18:30 新橋 乗車
(帰宅ラッシュ時。席のほとんどが埋まる乗車率。道路も横断歩道も混んでる様子)
↓
18:38 勝どきBRT
(乗客の半分は勝どきで降りた)
↓
18:42 豊洲市場前
↓
18:45 有明テニスの森 降車
(残りの全員が降りた)
わずか15分で新橋から有明へ!
東京BRT乗車レポート
新橋で東京BRTに乗る場所は、ゆりかもめ・新橋駅の真下。ここに東京BRTの停留所があります。
下り方面の「幹線ルート」と「勝どきルート」は1番・2番のりば、「晴海・豊洲ルート」は3番のりばです(MAP)。
時刻は金曜日の18時30分。
筆者は、「幹線ルート」の新橋発・国際展示場行きに乗車しました。この国際展示場行きに乗れば、有明まで行くことができます。
停留所には東京BRTに乗車する人で列ができていましたが、始発なのでよほど混雑していなければ座って乗れます。乗ると、客席の9割ほどがここ新橋で埋まりました。
ほぼ定刻で出発。ただ、帰宅ラッシュの時間帯とあって新橋の道路はやや混雑気味。これはけっこう時間がかかりそうだな・・・と、嫌な予感を抱き始めました。
しかし、それは余計な心配だったとすぐ気づくことになります。
新橋から築地虎ノ門トンネルに入り、ちょっと地下を進むとあっという間に築地大橋。そして、1つめの停留所「勝どきBRT」に到着です。
新橋の停留所を出てから、実にたった8分。速い・・・!
時刻表によると本来は6分で新橋から勝どきBRTまで行くようですが、2分くらいは誤差の範囲内と言っていいでしょう。
そんな勝どきBRTでは、乗客の半分以上が降りました。どうやら現時点では勝どきにお住まいの方々がメインに利用されているようです(2023年4月現在)。
勝どきを出ると、その後わずか4分で「豊洲市場前」(ミチノテラス豊洲横)に。
そして、豊洲市場から3分後には「有明テニスの森」の停留所に着きました。
有明テニスの森に着くと、筆者も含めて乗客の全員が降車。やはり有明へのアクセスに東京BRTは快適で速く、使い勝手が良いですね!
ちなみに、このまま乗車すると「国際展示場」まで行けます。東京ビッグサイトや周辺のホテルへ行ったり、りんかい線への乗り換えの際には国際展示場まで乗車すると便利です。
また、土曜日・休日に限っては「東京テレポート」行きの便もあり、お台場や青海へのアクセスも容易となっています。
東京BRTはゆりかもめよりも速く、運賃が安い
まとめますと、新橋から有明テニスの森まで、東京BRTで移動したときの所要時間はわずか15分でした!運賃は大人で220円。
なんと、最も空いている時間帯ではわずか10分で新橋〜有明テニスの森を移動可能としています。
一方、「ゆりかもめ」を使って同じく新橋から有明テニスの森まで移動すると25分を要し、運賃は388円(IC)かかります。
新橋〜有明テニスの森 所要時間と運賃
東京BRT | ゆりかもめ | |
---|---|---|
所要時間 | 10〜15分 | 25分 |
大人運賃 | 220円 | 388円 |
今回このルートで東京BRTに乗車してみて、勝どきや有明にお住まいの方々にとって非常に利便性のよい乗り物だと感じました。
また、一般の方も都心部から有明方面へ向かうとき(もちろんその逆も)にメインの移動手段として使えますし、万が一ゆりかもめがストップしてしまったときの足にもなり得るでしょう。
4月28日には幹線ルートでの増便が実施され、新橋〜有明・東京テレポート間の運行便が増えたのも嬉しいですね!
2024年には晴海フラッグの街開きが行われ、同タイミングで本格運行するはずの東京BRTが実際にどの程度まで住民さんを支えられるかが気になるところですが、ぜひ今後の展開に期待したいです!