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新豊洲で2025年より大規模開発へ 東京ガスが発表した循環型未来都市構想

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東京ガスが2023〜2025年度の中期経営計画を発表。そのなかで、同グループが2025年に新豊洲エリアで大規模な開発に着手することが明らかになりました!

33ページある中計のうち、新豊洲の開発に関する記載は「ESG型不動産開発の推進」のページに一部載っているだけですが、非常に胸がワクワクするものだったのでご紹介。

これまで“暫定事業”の事業主に貸していた場所が2025年以降に大きく変わることになりそうです!

(※資料・画像は東京ガスグループ 2023-2025年度 中期経営計画「Compass Transformation 23-25」より)

2025年度を最終年度とする中計に盛り込まれたイメージから読み取れるもの

まず、今回発表されたものはあくまでも中期経営計画でのイメージに過ぎないことをお断りしておきます。

具体的な内容はこれから詰めるものとなりますが、公開された新豊洲でのまちづくりイメージ図がこちらです。

(公開された2025年より着手される新豊洲の開発イメージ)

左手にゆりかもめ、右手に晴海運河、奥がレインボーブリッジのある方向を豊洲公園から見たイメージとなっています。

このイメージから推測できることをまとめますね。

いきなり驚いたのですが、現在「がすてなーに ガスの科学館」がある位置には横に長い建物が誕生するようです。建物のロゴを拡大してみると『THE CIRCLE SHINTOYOSU』とも読めます。

がすてなーには暫定事業ではないので営業を終えることはなさそう。もしかするとこの建物の中にがすてなーにが移転するかもしれません。

運河には船着き場が整備され、将来的に舟運を利用しやすいつくりに。

お隣の「スマートハウジング豊洲まちなみ公園」のところにはタワーマンションが、「WILD MAGIC – The Rainbow Farm」から「豊洲PIT」にかけては展示場・会議室のような建物がそれぞれ確認できます。

また、その奥の「新豊洲Brilliaランニングスタジアム」や「CITABRIA」などのある区域にもタワーマンションや高層ビルのようなものが。

建物ベースで情報をまとめますと、商業施設、2つのタワーマンション、2つの高層ビル、展示場・会議室、といったものの開発が2025年以降に着手されることとなります。

東京ガスによると、この開発で新豊洲を循環型未来都市とし、二酸化炭素のネット・ゼロ化を目指すとのこと。

現在“暫定事業”が行われているところが大きく変わりそう

同社の土地を管理している東京ガス不動産は、エリアの価値向上のために事業者へ土地を賃貸しています。“暫定事業”が行われているのは以下の施設です。

  1. スマートハウジング豊洲まちなみ公園(住宅展示場)
  2. WILD MAGIC – The Rainbow Farm
  3. MIFA Football Park
  4. 豊洲PIT
  5. チームラボプラネッツ TOKYO DMM.com
  6. 新豊洲Brilliaランニングスタジアム
  7. マギーズ東京
  8. My Village
  9. CITABRIA Food Lab / CITABRIA BAYPARK Grill&Bar
  10. IHIステージアラウンド東京
(東京ガス不動産 TOYOSU22 より)

東京ガス不動産によるまちづくりのビジョン「TOYOSU22」が公開されたときにはまだ営業していなかったTHE BBQ BEACH in TOYOSU、キラナガーデン豊洲のある土地(MAPの区域8)も東京ガスのものです。

暫定事業のいくつかは早ければ今年中に閉館・閉店します。

IHIステージアラウンド東京は2023年内に閉館予定です。また、チームラボプラネッツ TOKYO DMM.comも会期の延長がなければ2023年12月で閉館となります。

ただし、すべての暫定事業が終わるわけではなく、そのまま継続となるものもありそうです。ちなみに「がすてなーに ガスの科学館」は暫定事業ではありません。

まだまだ開発が進む豊洲!

常にどこかしらで建設工事が行われていて開発が止まらない豊洲。2025年以降はついに新豊洲でも大規模な開発が始まることとなります!

今回明らかになった開発のイメージからいろいろと想像するのは楽しいですね。

湾岸エリアで何か施設がオープンすると移動や交通の面が課題となりますが、この際、敷地内に自動運転のシャトルを整備するとか大胆な次世代モビリティの展開にも期待したいところです!

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