豊洲3丁目の豊洲レジデンスE棟1階に店を構えていたとんこつ醤油ラーメン専門店「麺屋 黒琥」が閉店しました。
閉店日は2021年12月22日と思われます。
麺屋 黒琥は新型コロナウイルスを背景に2021年4月28日から休業を続けていましたが、コロナの影響が落ち着いてきた最近になっても営業を再開する気配は見られませんでした。
【追記】
2022年10月5日、麺屋 黒琥の跡地にハワイ料理のテイクアウト店「ahipoke(アヒポキ) 豊洲店」がオープンしました!
営業中・休業中・閉店後の様子
麺屋 黒琥は昼時には行列ができることもあった人気店。
ややこってりしつつも脂っこさは少なく、バランスの良い豚骨醤油味が特徴の「黒琥ラーメン」がお気に入りでした。
過去にレポートした際の店舗の様子はこんな感じでした。
コロナによる休業期間中、店の様子を見に行ったときの写真が下です。
12月22日には店内から厨房設備などを搬出している様子が目撃されています。
黒琥ラーメン撤退⁈ pic.twitter.com/gEUJooWRPf
— 湾岸堂 (@8r8GjMpHhcfZFus) December 22, 2021
そして、撤去が終わった12月24日の様子がこちら↓
壁に貼られた看板だけが寂しく残っていました。
すっかり店内は片付いており、厨房設備やイスなど何もない状態になりました。
閉店の背景を運営会社に聞いてみた
麺屋 黒琥を運営する株式会社TOKYO LOUNGE INTERNATIONALのホームページは特に更新されておらず、どんな状況なのかわかりません。もしかしたら改装工事かな?
そこで電話して聞いてみることに。
すると、会社側は麺屋 黒琥の厨房設備や内装が撤去されたことを把握していませんでした。
昨年から間に入っている別の会社が営業を行っていたそうで、株式会社TOKYO LOUNGE INTERNATIONALは昨年から麺屋 黒琥の現状を把握していなかったもよう。
把握していなかった理由は、間に入っているその会社とトラブルがあったからだそうです。
何にせよ同じ場所での営業再開は不可能とのこと。また、別の場所にて営業を再開する可能性は極めてゼロに近いこともおっしゃっていました。
何だか予想外の話で後味の悪い終わり方でしたが、改装工事ではなく完全なる閉店とわかったのでその点ではスッキリしました。
黒琥 公式Twitterが理由を公開
その後、12月28日に麺屋 黒琥の公式Twitterアカウントが更新され、閉店した旨とその理由を公開。
賃貸契約を継続できなかったことから、別会社の株式会社テクノシステムがお店を引き継ぐ形となりながらも、コロナ禍やその他の事情などが重なり、営業の継続が困難と判断したとのことです。
— 麺屋 黒琥-KUROKO-総本店 (@menyakuroko) December 28, 2021
ラーメン店はコロナ支援を受けづらい
コロナの影響で閉業するお店は氷山の一角に過ぎず、今後も店じまいする飲食店はありそうです。
そもそもラーメン店はWeb予約のできないお店がほとんどで、コロナ禍において昨年実施された「Go To Eat」の恩恵はほぼゼロでした。
また、自販機による食券制を採用しているためGo To Eat 食事券が利用できないお店も多く、実は厳しい業種のひとつだったりします。
麺屋 黒琥と同じく豊洲にしかないラーメン店「つけ麺 さとう」が閉店したときも急だったのでかなり驚きました。
麺屋 黒琥のファンは多かったことでしょう。営業再開がかなわず、閉店となったことは非常に残念。
一方で、テナント跡地に次はどんなお店ができるのかも気になるところです。
設備を撤去していたときの情報は湾岸堂さんのツイートで知りました。ありがとうございました!
突然、搬出作業をしていたので驚きました…
— 湾岸堂 (@8r8GjMpHhcfZFus) December 23, 2021