2021年2月12日に東京都が公表した“『未来の東京』戦略(案)”。
その主要プロジェクトのひとつとして、東京都政策企画局が「東京ベイeSGプロジェクト」を立ち上げたと発表しました!
突然飛び込んできた「東京ベイeSGプロジェクト」とは一体どんなものなのでしょうか。
全427ページある“『未来の東京』戦略(案)”の中から東京ベイeSGプロジェクトにあたる主要部分と、東京都政策企画局の資料を基に情報をまとめました。
※本記事内の画像は発表資料より
「東京ベイeSGプロジェクト」の壮大な計画がすごい!
東京ベイeSGプロジェクトとは、有明、お台場、中央防波堤埋立地といった東京ベイエリアを舞台に、ポストコロナの世界において大都市のモデルとなる「自然」と「便利」が融合する持続可能な都市を創るプロジェクト。
100%クリーンエネルギー(ゼロエミッション)のまちづくりやグリーンファイナンス、最先端のデジタルテクノロジーを先行的に取り入れて展開するとあって、今よりもさらに湾岸エリアのワクワク感を高めてくれます!
なかでも、2021〜2030年のステップ1においてはベイエリアで世界最先端を目指すスライドが挙げられていて、イメージレベルでしかありませんが目を通すだけでも「すげぇ〜!」と声を上げてしまうほど。
ベリエリアの目指す姿 ステップ1(2021〜2030年)
- 規制緩和で自由度の高い実験を可能とし、ドローンや空飛ぶ車、自動運転の大規模な実装
- 舟運の活性化
- 域内公共交通のZEV化(排出ガスを一切出さない電気自動車や燃料電池車)
- 完全キャッシュレス
- 高度医療
- サービスロボット
- 最先端テクノロジーの実装
- グリーンTechの取り組み
- リアルとバーチャル双方で楽しめる場
と、こんな感じで、この先の未来も湾岸は希望にあふれています!規制緩和でさまざまな実証実験をやれる地域になるのは面白いですね(^^)
有明エリアの近い未来について
同じく東京都が公表した“『未来の東京』戦略(案)”には、「スポーツフィールド東京戦略」として有明エリアについても記載がありました。
東京五輪後の有明レガシーエリアにおける取り組みがまとめられていたので、簡潔にご紹介しますね。
有明親水海浜公園(仮称)の整備・開園
2020年度末から調査や工事を順次実施し、2022年度には有明アリーナ周辺の部分に限定して「有明親水海浜公園(仮称)」を開園。
さらに、2023年度には拡張工事を経て、記念公園として開園する計画とのこと。
有明アーバンスポーツパーク(仮称)の整備
東京2020大会で使用した仮設施設を活用し整備する「有明アーバンスポーツパーク(仮称)」。具体的な内容はまだこれからのようです。
有明アリーナでは5G・ARを活用
「有明アリーナ」は2021年度より東京2020大会の仮設撤去・後施工工事を実施。
また、コンセッション方式による管理運営の下で、民間事業者と協力しながら5GやARなどを活用したイベント等を開催するとしています。
豊洲は東京BRTが運行へ
2021年度には東京BRTが豊洲でも運行を開始します。これは既報のとおりで、特に計画の変更はないもようです。気になるのは、東京五輪のゆくえ次第で運行時期がズレるかもしれない点でしょうか。
また、豊洲市場や千客万来施設についても記載がありましたが、“『未来の東京』戦略(案)”のなかには目新しい情報がなかったので割愛します。