タワーマンション、IHIのお膝元、ららぽーと、埋立地、東京オリンピック、豊洲市場、などなど。「豊洲といえば?」と聞かれたときに思い浮かぶイメージはこのくらいでしょうか。
その中にぜひ加えてほしいのが豊洲ブランドで販売している蜂蜜「豊洲はちみつ」です!
湾岸で、しかもマンションやビルしかない豊洲で蜂蜜が採れるの!?とお思いでしょうけど、「豊洲はちみつ」はテレビ番組や雑誌などで取り上げられるなど、知名度はウナギ登り。生産が間に合わないほど人気なんです。
そんな「豊洲はちみつ」をまだご存知ない方のために、今回改めてご紹介したいと思います。
「豊洲はちみつ」について
2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック。豊洲の目と鼻の先に位置する晴海には選手村ができますし、有明や辰巳ではたくさんの競技が行われるとあって、何か豊洲の名物になるものを作ろうと豊洲商友会協同組合が立ち上げたのが「豊洲みつばちプロジェクト」。つまり、豊洲ブランドの蜂蜜作りです。
スタッフは豊洲商友会協同組合に所属するおじさんたち!
東京・銀座の養蜂を参考にして、豊洲駅前にあるビルの屋上に養蜂施設を設置。
手探りながらも努力を重ねた結果、現在のように販売できる形になりました。
瓶入りの「豊洲はちみつ」は50g、100gの2種類を豊洲町内のお店で販売しています。販売場所は記事の最後を御覧ください!
はちみつ採取をお手伝いしながら取材!
養蜂場の場所は豊洲駅前のビル、トヨスピア21の屋上です。1階に「吉野家」が入っているビルですから、もし、お友達と豊洲駅前に来たときには「このビルの屋上で蜂蜜作ってるんだよ!」とドヤ顔でお話してください(笑)
こんな見晴らしのいいビルの屋上が養蜂場ですよ。信じられません。。。
巣箱を前に完全武装で挑みます!
さて、肝心の蜂蜜ですが、まず箱から取り出したのは板状になっている巣。蜜がいっぱいになるとミツバチは蓋をしてしまうので、蜂蜜を取り出しやすくするためにナイフで蓋を削ります。
この板を2枚ごと遠心分離機にかけ、“洗濯機の脱水”のように遠心力で巣から蜂蜜を取り出します。
すべて手作業。ハンドルを力強く回さないと蜂蜜は出てきてくれません。ぐるぐる回すのにけっこうパワーが必要(^_^;)
これを何枚も繰り返し、ようやく樽の底が隠れるくらいの量に。
約1時間の作業でしたが、真夏の炎天下での作業はかなり過酷でした。だいたい週に1度のペースで採取作業を行っているんだそうです。スタッフの方々の苦労を肌で感じました。。。
この日採れたのは約2.8kgという結果になりました。多いときには1日(1回)の作業で20kgも採れるそうですよ!
しかも、蜂蜜の糖度を糖度計で計測してみると「82」でした!蜂蜜は糖度が78を下回ると発酵し、蜂蜜としては出せないんだそうです。今回の82という数値はとても優秀なんだとか!皆さんとても喜んでいました(*^^*)
豊洲を歩いてみればわかりますが、街にはサクラ、ツツジ、サツキ、サルスベリなどたくさんの花が咲くんですよね。また、周辺地域にも花が多いですし、蜂にとって湾岸エリアは蜜を集めやすい場所。豊洲の真ん中で養蜂ができるのはそういう環境だからなんです。
2018年(取材時)はトータルで71kgもの「豊洲はちみつ」が採取できました!すごいですね〜。
「豊洲はちみつ」の販売場所はここ!
豊洲名物になりつつある「豊洲はちみつ」。じゃあ、どこで買えるの?って思われた方のために販売場所を教えておきましょう!
採取できる量がとても少ないため、瓶詰めされた商品はごくわずかなお店でのみ販売中。豊洲駅前のペル・エ・メル、たつみチェーン豊洲店、パティスリーSAKURA、万福食堂、菅谷精米店などで購入可能です。豊洲のお祭りやイベントの屋台でもよく販売しています。
また、「豊洲蜂蜜エール」「豊洲ハチミツレモンケーキ」といった、豊洲はちみつを使った加工品も登場しました。とても美味しいんですよ!先日にはパティスリーSAKURAから新商品「豊洲はちみつマドレーヌ」が販売開始となりましたのでぜひどうぞ♪
キレイな豊洲の街を守っていきましょう!
ということで、豊洲名物「豊洲はちみつ」を知っていただいたところで、あなたはもう豊洲みつばちプロジェクトの1ファンですね!?
蜂蜜を採るには花の存在が重要になってきます。街中にたくさんの花が咲くよう、街をキレイにしたいですよね。そこで皆さまにお願いです。タバコの吸い殻やゴミはポイ捨てせず、ゴミを見かけたら拾って所定の場所に捨てていただくなど、街の美化をよろしくお願いいたします!