豊洲市場は魚介類を買い付けに行く場所です。
観光客は豊洲市場の仲卸売場へは立ち入ることはできませんが、観光目的ではなく、買い物目的であれば一般人でも仲卸売場へ入ることができます。
※掲載写真の一部は昨年撮影したもの
観光はNG、買い物はOK
年の瀬、豊洲市場を訪れて現地で確認してきました。
筆者は何度も豊洲市場を訪れている身なので仲卸売場のルールやマナーはある程度承知していますが、あえて一般の観光客っぽく警備員さんに話しかけ、様子を伺ってみました。
そこで確認できたのは以下の点です。
- いくら年末でも、観光目的の客は仲卸売場には入れない
- 必ず買い物をするのであれば仲卸売場へ行って良し
- 小売店とは違うので、少額での買い物はできないと思ってほしい
- 配送サービスはなく、購入した商品は必ず自分で持ち帰ること
さらに、訪れる時間帯は早すぎても遅すぎてもダメ。
仲卸業者の仕事のピークが落ち着く時間帯に足を運ぶようにしたいですね。おすすめは朝9時〜10時ごろです。
仲卸売場で水産物を買いたいと思っている方はこれらをよく頭に入れてご判断ください。
市場だからって安く買えるわけではない
おそらくは、マグロを買いたいと思って仲卸売場を訪れる方が多いでしょう。そこで、初めて足を運ぶ方のために、どのようにしてマグロを買うのかを解説しておこうと思います。
たとえば、冷凍マグロを買う場合には冷凍マグロを取り扱う仲卸業者の店舗へ向かい、まずは欲しい部位を告げます。そして、計量してはじき出された価格を支払います。
しかし、いくらで買えるかわからなくて不安ですよね。
「5,000円分ください」と自分の予算を提示して見繕ってもらうのが安心です。
ただし、スーパーに並んでいるパック(冊売り)ような少量を買うのはかなり難しいと思ってください。
仲卸業者はプロを相手に商売しているわけですから、100グラム・200グラムといった少量のビジネスには通常対応しません。↑の写真のように1つのブロックはかなり大きめ。
ですので、価格のイメージとしてはどんなに安くても3,000円〜5,000円は想定しておきましょう。
グラムあたりの価格はスーパーよりも安くなるはずですが、それなりの量を購入する必要があるので数値で見ると結果的には高い出費になってしまうんです。
ちなみに、ほとんどの業者は現金決済のみ。クレジットカードや電子マネーが使える仲卸業者は非常に少ないです。
年末年始に豊洲市場でマグロやイクラを購入したいのでしたら、現金を多めに持参するようにしてくださいね!
豊洲市場・水産仲卸業者 店舗配置図MAP
水産仲卸売場棟があるのは6街区です。
ゆりかもめ・市場前駅から行く場合には、右手の通路を一番奥まで進んだところが水産仲卸売場棟です。屋内に入った先にあるエスカレーターから仲卸売場(1階)へアクセスできます。
続いて、仲卸業者の店舗がどこにあるのかを記した配置図を貼っておきますね。
↓ 拡大可能なMAP画像
※ 2019年時点のMAPです
※ 横長のMAPを“第五通路”を境に、左右を二分割して貼っています
そして、肝心なのは豊洲市場の年末年始の営業日です。市場はお休みの日が週2回ほどありますので、ご注意ください。
営業日・休市日のスケジュールはこちらのカレンダーでご確認ください。↓
2024年2月からは「豊洲 千客万来」で鮮魚やマグロが買える!
だいたいの一般人は最初から少量が欲しいのでしょうけど、少量であればわざわざ豊洲市場に行く必要はないと思います。
そうそう。豊洲市場では2024年2月1日に場外施設「豊洲 千客万来」がオープします。これは観光客向けの、いわゆる場外市場の機能を持った施設です。
鮮魚や加工品などの販売店が設けられるので、こちらで誰でもここで新鮮なマグロを直接買えるようになりますよ!そのほか、飲食店もたくさんオープンします。