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豊洲の「がすてなーに ガスの科学館」が閉館します 東京ガス不動産が新施設を検討へ

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東京ガスグループは2025年11月14日、「がすてなーに ガスの科学館」を閉館するとのリリース文を発表しました。

閉館日は2026年9月23日(水・祝)。

豊洲にお住まいの人なら知らない人はいない同施設が、残念ながら閉館となります。

閉館の理由は、社会が向き合う価値観や課題が多様化してきたことを踏まえ、施設のあり方を見直すことにしたためとのこと

がすてなーにの特徴と、今後の計画についてお知らせしますね。

(東京2020大会開催時の「がすてなーに ガスの科学館」)

2026年に閉館するガスの科学館の歴史と今後

豊洲ふ頭の先端部にあった旧館

1986年(昭和61年)3月17日に、東京港・豊洲ふ頭の先端部に東京ガス創立100周年を記念したオープンしたのが旧「ガスの科学館」。

「豊洲ふ頭」と言うと、え?どこ?となる人のために簡単に説明しますと、今の「豊洲ぐるり公園」でぐるっと囲まれている範囲(主に豊洲6丁目)が豊洲ふ頭です。

当初は次世代を担う子どもたちやガスの利用者を中心に、都市ガスへの正しい理解と親しみを持ってもらうことを目的に運営してました。なんと、東京都の小学校のほぼ全てに近い9割ほどの小学生が社会科見学に訪れていたそうです。

開館20年を迎えた2006年(平成18年)3月24日、東京都による豊洲地区土地区画整理に伴い、一旦は閉館することに。

(東京ガス プレスリリースより)

そして、同年6月2日に今の場所(豊洲6丁目1-1)に移って「がすてなーに ガスの科学館」が開館。豊洲公園をはじめとする景観と屋上緑化された低層建物が特徴で、暮らしを支えるガスの役割と特長を分かりやすく伝える施設へと生まれ変わりました。

さらに、2019年(令和元年)10月1日には過去最大規模のリニューアルを実施し、社会や環境問題・SDGsといった課題を体験しながら考えられる施設へ。チームラボが手掛けた体験型コンテンツやデジタル機器を使ったわかりやすさが特徴で、遊びに行ったことがある方も多いのではないでしょうか。2024年2月には来館者400万人を突破しています。

ゲーム・アニメ「アイドルマスター ミリオンライブ!」の作中で765 LIVE THEATERとして登場するのも話題になり、多くのファンが訪れたのも記憶に新しいです。

そんな長きにわかって豊洲で愛されてきた「がすてなーに ガスの科学館」が開館40年を迎える2026年(令和8年)の9月23日をもって閉館となります。

なお、家庭でのガス調理器の利用促進を目的に1913年(大正2年)より実施してきた料理教室は、一足早い2025年12月14日(日)をもって終了となります。

閉館後の計画は・・・建物を改修、新施設へ

がすてなーにの建物は、リノベーション工事を経て新しい施設へと生まれ変わることにもリリース内では触れています。

新施設については、東京ガスの保有する不動産とそのマネジメントなどを手掛ける同社子会社の東京ガス不動産が中心となって検討するとのこと。

緑化された屋上から景色を見るのが好きでした

ガスの科学館が社会貢献を目的としてきた歴史を踏まえながら、新施設は新たな形態での開業を目指すといいます。

ただし、これまで同施設が担ってきた次世代教育の取り組みは出張授業(東京ガス次世代教育センター)へ統合するとリリース内ではっきり述べられているため、新施設は“教育系”の色がなくなる可能性が高そうです。

再開発の足音が聞こえつつある新豊洲エリア

東京ガスがすでに公開済みの構想イメージでは、下記リンクのような施設になるようです。

 

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