バス高速輸送システム「東京BRT」のプレ運行(二次)が2023年4月1日(土)よりスタートしました。
東京BRTは都心と湾岸エリアを結ぶ本格運行前に段階的にサービスを開始。
今回のプレ運行(二次)では①幹線ルート、②晴海・豊洲ルート、③勝どきルートといった3つのルートでの運行が始まり、湾岸エリアのさまざまな場所と新橋・虎ノ門ヒルズが東京BRTでアクセス可能に!
早速いくつかの便に乗車してみましたので感想をお届けしたいと思います。
豊洲は微妙も、都心へのアクセスに選択肢が増えた!
豊洲の停留所ではこの日から運行が始まった「晴海・豊洲ルート」に乗車できます。
新橋・虎ノ門ヒルズ方面と、ミチノテラス豊洲方面があります。
「ミチノテラス豊洲」を知らない方は、こちらをチェック↓
一方で、有明や国際展示場・お台場方面へ行く「幹線ルート」は豊洲からだと乗車できません。
時刻表をご覧いただくとわかるかと思いますが、豊洲での発着本数は決して満足なものではなく、やや使いづらい印象。2時間ほど運行がない時間帯もあります・・・。
よって、有明・東京ビッグサイト・お台場へ行くには素直にゆりかもめや都営バスを利用するのがオススメです。
ただ、新橋・虎ノ門ヒルズまで乗り換えなしで行けるのはメリットと感じる方も少なくないはず!
「晴海・豊洲ルート」の上り方面は豊洲もしくはミチノテラス豊洲が始発で、余程の混雑がなければ新橋・虎ノ門ヒルズまで座って乗車できるでしょう。
なんと、勝どきBRT〜新橋の区間はなんと2分半ほどしかかかりませんでした!速い・・・!
環状2号線の地下トンネルが開業したおかげですね。
なんと言っても東京BRTの車両は乗り心地が良く、ストレスなく快適に乗っていられますし、電車が苦手な方にとって貴重な選択肢になります。
停留所が自宅から近いのであれば、なおさらそのメリットは大きいでしょう!
ちなみに、豊洲の停留所は晴海通り沿いにあります。
- 上り:フードストアあおき前
(新橋・虎ノ門ヒルズ方面) - 下り:豊洲フロント前
(ミチノテラス豊洲方面)
実は一部の停留所で乗り継ぎ無料!
3本のルートでの運行がスタートした今回のプレ運行(二次)では、別のルートへ「乗り継ぎ」する場合に、追加運賃なく2本めに乗ることができます!
東京BRTはこれを「IC乗継割引」と呼んでいます。ちょっと細かい説明が入りますが、話についてきてくださいね。
別ルートへ乗り継ぎが可能なのは以下の3停留所です。
- 新橋
- 勝どきBRT
- ミチノテラス豊洲・豊洲市場前
どういうことなのかと言いますと、
幹線ルートと晴海・豊洲ルートについて、ICカード(Suica・PASMO)を使って乗車し1時間以内に上記の停留所から別ルートのBRTに乗ると「乗り継ぎ」扱いとなり、2本めの運賃が無料に。運賃は1本分(大人220円・小人110円)で済むというものです。
同じICカードで乗り継いだ場合に有効です。1枚で自分と子どもの分も支払っている場合にはこれが適用できませんのでご注意ください。なお、3本めは普通に運賃がかかります。
たとえば、晴海BRTターミナルから乗車して勝どきBRTで降車し、勝どきBRTで乗車して国際展示場まで行く場合などに有効。
知っているのと知らないのとでは大違いですからぜひ覚えておくと良いでしょう!
そして、この“1時間以内”を上手く活用すれば、途中で食事や買い物も可能に。
たとえば、晴海にお住まいの方々の活用例として、
- 【東京BRT】晴海BRTターミナル → ミチノテラス豊洲
- 豊洲市場でお寿司を食べる・買い物する
(1時間以内に豊洲市場前から東京BRTに乗る) - 【東京BRT】豊洲市場前 → 有明テニスの森
- 有明ガーデンで買い物・温泉を楽しむ
といったことが1本分の運賃で可能となります。
ひとつ注意を挙げるとするならば、この1時間以内というのは降りてからの時間ではなく、1本めに乗車してから(ICカードでピッとしてから)1時間以内ということです。
なので、実質45分とか40分くらいをイメージしておくと良いかもしれません。
ミチノテラス豊洲・豊洲市場前の停留所について
最後に、ゆりかもめ市場前駅付近にあるふたつの停留所について、とても近い場所にあるものの、東京BRTはそれぞれ異なる名前をつけています。
運行ルートも異なりますので、ご注意ください。
- 晴海・豊洲ルート:ミチノテラス豊洲
- 幹線ルート:豊洲市場前
ミチノテラス豊洲と豊洲市場前は先に説明した乗り継ぎが可能。
豊洲市場やラビスタ東京ベイなどに訪れる際には、上手く活用しましょう!
東京BRTの時刻表や、プレ運行(一次)からの利便性向上についてはこちら