豊洲ぐるり公園・豊洲大橋のすぐ下で、大学生が作った休憩スペース「ひかげぼっこ」が2024年10月22日(火)までの期間限定で提供中です。
芝浦工業大学のプロジェクトデザイン研究室と豊洲ぐるりパークマネジメントJVが2022年より協働で実施しているプロジェクトで、「公園をより快適に利用してもらうには?」というテーマで学生のアイディアを実際に形にして公園の利用者に使ってもらうのが狙い。
2022年には自転車の駐輪スペースとベンチを組み合わせて仮設の休憩施設を製作し、2023年には通常は誰も使おうとしない芝生の斜面をゆっくり休める休憩施設にしました。
そして、2024年は豊洲ぐるり公園の豊洲大橋下にて快適にくつろげる空間「ひかげぼっこ」を提供していますよ!
「ひかげぼっこ」日陰を快適なスペースに
豊洲大橋の日陰を有効活用し、単管パイプと合板で組んだテーブルと縄を背もたれにしたベッドを製作して、快適な休憩スペースを提供。
これが「ひかげぼっこ」です。利用料はなく、無料で休んでいけますよ。
実はこれ、過去に公園内の作業で使用した単管パイプや布をリサイクル・再利用したもの。
テーブルでお弁当やドリンクをいただくのも良し。
寝そべって本を読むのも良し。
家族や友人とちょっとした休憩にも。
Mellowともコラボし、フードカーを併設。この日はソフトクリーム・かき氷屋とたい焼き屋が来ていました。
22日まで!積極的に利用してみて
10月とはいえ陽射しの強かったこの日は、普通に半袖の服装でも汗をかくほど暑く、まさに「ひかげぼっこ」するのに最適な日でした!
ただ、学生さんたちは「ひかげぼっこ」のパネルを用意してアピールを頑張っているものの、一見すると何をやっているのかよくわからないせいか、なかなか利用客がいなくて困っていたようすでした。
筆者もただ話を聞いただけでは帰れませんので、隣のフードカーで購入したシャインマスカットのソフトクリームを食べながら30分くらいのんびり過ごさせていただくことに。
すると、何かな?何してるの?と、興味を示して寄ってくる人が続々と増加。
誰か1人でも利用していると続けざまに利用する人が現れ、どんどん連鎖反応が起こるのだなぁ〜と改めて感じたりしました。
ワークショップスペースも用意してあって、お子さんでも作れるランタン製作や、お絵描きなんかも楽しめますよ!
作ったランタンは休憩スペースに飾っても良いし、持ち帰りもできるようです。
豊洲にとって大学の大きさを改めて想う
気づいている方も多いと思いますが、豊洲エリアでは芝浦工業大学が非常にアクティブに活動しています。
先日は豊洲シエルコート商店街のイベントで学生さんが縁日スタッフをしていましたし、本日19日にはUR豊洲四丁目団地で「くむんだー」という木製ジャングルジムを子どもたちと作るイベントも開催していました(それぞれ異なる研究室のようです)。
また、豊洲水彩まつりや船カフェ(豊洲地区運河ルネサンス協議会の事務局は大学内にある)を開催したり、公開講座でも豊洲に関する講座やワークショップも実施していますよね。
それに、キャンパス内にある銀座シシリアやセガフレード(SIT Global Caffe)は一般人も利用できますし、子ども広場(シバウラキッズパーク)もそう。近隣住民にとって、もはやなくてはならない便利スポットのひとつです。
このように公園・地域・お店・企業と連携し、豊洲の魅力を高めてくれている芝浦工業大学は、この街にとって非常に大きな存在なのだとつくづく感じさせられました。
なんだか記事後半は芝浦工業大学を褒める内容になってしまいましたが、「ひかげぼっこ」は10月22日(火)まで実施しているそうなので、豊洲ぐるり公園の散歩や豊洲千客万来に遊びに行ったついでなどにぜひどうぞ!
プロジェクト:「ひかげぼっこ」
■実施期間:2024年10月18日(金)〜22日(火)
■場所:豊洲ぐるり公園(豊洲大橋の下)
■主体:芝浦工業大学 山代・岡野研究室