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豊洲市場で初開催された「夕涼み・夜景観賞イベント」、屋上緑化広場の可能性が見えた!

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2019年8月10日(土)、豊洲市場の6街区・水産仲卸売場棟の屋上にある“屋上緑化広場”で「夕涼み・夜景観賞イベント」が開催されました。

通常は食べ物を食べたり、お酒を飲んだりが禁止されている屋上緑化広場で、試験的に食事や飲酒をOKにした初めてのイベントです。

市場という特別な立地の制約に縛られながらも、豊洲市場の職員さんは思い切ったチャレンジをしたなぁ〜と素直に評価したいです。

【追記】
第2回 屋上緑化広場 夕涼み・夜景観賞イベント」は9月14日(土)に開催!※時間は15時〜21時まで。前回よりもフードの数量が増え、焼きそばもあり。この日はフード・ドリンク(アルコール含む)の持ち込みも可能(通常の日は飲食・飲酒禁止)

活用されていない屋上緑化広場の良さを見つけるテスト

開場から10ヵ月が経過した豊洲市場。

筆者は公開空地である屋上緑化広場があまり人々に利用されていない現状に寂しさを感じていましたし、なぜか無理矢理1階の駐車場だけで賑わいを創出しようという企画が行われていることに疑問を感じていました。

そんなときに浮上してきたのが、屋上緑化広場の持つ眺望の良さを上手く生かした「夕涼み・夜景観賞イベント」です。

リリース文を拝見したとき、これは市場の活性化というよりも、この屋上を“公園”として開放したときに人々からどれほどまでに楽しんでもらえるかをテストする内容となっていました。

これは面白そう!

そう感じた筆者は当サイトで告知。

記事の公開直後から驚くほどたくさんの反響と質問が寄せられたため、より詳細を聞いて情報をアップデートした方がいいなと感じ、記事を投稿した翌日に豊洲市場の職員さんに連絡し、聞き出せる限りの情報を教えていただくことに。

豊洲市場・屋上緑化広場でビールと夜景!夕涼み・夜景観賞イベントを実験的に開催へ豊洲市場には、公開空地として誰でも自由に出入りできる「屋上緑化広場」があります。 セキュリティ上の観点から現在は5時〜23時の開放...

小規模ではあるもののテントでフードやお酒の販売があったり、また、来場者は自宅や他店で購入した料理・ドリンクを自由に持ち込んでOKだったりと、フードイベントではなくどちらかというと“ピクニック”を楽しむイベントであると判明し、詳細を記事に加えました。

手前味噌ですみませんが、その記事を書いたことである程度の来場者さんを安心させられたのではないかと感じています。

残念ながら、豊洲市場が開催するイベントは毎度ほとんど事前情報が足りていません。情報が乏しければそのイベントの魅力は伝えられませんし、来場者は増えません。

誰もがイベントに参加する際には開催概要を見ますし、概要に“必要な情報の欠如”や“情報量が少ない”と参加に対する不安が生じます。その不安を解消させるのは実はそう難しくはなく、必要な情報を提供してあげればいいんですね。

なので、「自分がイベントに行く立場になって告知を考える」。これが今の豊洲市場さんには必要なのかなと思っています。

でも、関係各所との都合がついてからでないとリリースできないため早期の告知が難しかったり、日程ギリギリまで言えない点があることも重々承知しています。

長くなってしまいそうなので無理矢理まとめると、豊洲市場さんは情報発信を頑張って〜!!

結果的に売店ありのピクニック形式が大正解だった

とにかく、今回の「夕涼み・夜景観賞イベント」は豊洲市場さんの積極的なチャレンジに拍手を贈りたいです。すごく良かった!

以下、レポート。

明るい時間帯に来場した方々はパラソル付きのテーブル&イスで過ごしたようです。

夕方からは風が出てきたせいかパラソルは外し、テーブルとイスだけとなりました。

来場者はビールや唐揚げをいただきながら屋上でのんびり過ごし、ちょっとしたビアガーデンのようなムードでしたね。

19時ごろ、テーブル席は満席に。

それでも回転率は高く、すぐに空席が出てはそれまで芝生にいた人が次にそこへ座るを繰り返していました。

結果として、フード類は夕方に完売してしまったのですが、それも想定外の多くの来場者があったからでしょう。

また、フード・ドリンクの持ち込みOKというスタンスが逆に良かったようで、来場者は小さい子どもを連れたファミリーも多く、広々した芝生の上で“ピクニック”を楽しむ形になりました。

https://twitter.com/toyosu_tokyo/status/1160155079795564544

筆者も保冷バッグに入れて持ち込んだビールとチューハイで乾杯。

陽の沈んだ後の屋上緑化広場はちょうどいい風が吹いて想像以上に涼しく、最高の夕涼み・夜景観賞ができました。

突然イベントに参加した人も、最初からピクニックするつもりで来場した人も、みんながみんな楽しめたのではないでしょうか。売店もあり、持ち込みもできる、この形は大正解でした。

フード・ドリンクは何がいい?

会場内で販売されていた商品の価格は生ビールが500円。あとのフランクフルトや唐揚げは安かったようですし、ドリンクはとても良心的な価格でかなりリーズナブル。

ジュースやお茶は150円、かき氷は200円でした。

他の方の意見はわかりませんが、筆者としてはこれ以上何かを足さなくてもいいくらい。

あえて要望を出すとしたら、フードはもう少し数量を確保しておいてほしかったかな。でも、試験的なイベントでかつ初開催で来場者数が見えない中での準備でしたからこれは仕方ないですね。

もし、豊洲市場っぽさを出すなら魚介類は欲しいところだけど、海鮮BBQは似合わないかなぁ。お酒に合いそうな焼きハマグリくらいはあってもいいかも!やっぱり要望はフードか。

ただし、屋上緑化広場は火気厳禁。

電気のホットプレートやフライヤーでできるのが限界なので、これもまた制約の中でクリアすべき課題のひとつですね。

夜の屋上緑化広場、すごく良い!に多くの人が気づけたイベントに

横からはビールをすすりながら「なんかいいよね、こういうの」と言う女性の声が聞こえてきたり、小さなお子さんたちがキャッキャ言いながらはしゃいでいたり、普段の豊洲市場では見られない特別な雰囲気がありましたね。

「夕涼み・夜景観賞イベント」は15時に始まり、21時に終了。

各所に設置されたゴミ箱に空き缶や燃えるゴミ等をしっかり捨て、撤収です。ゴミを散らかすような様子は見られず、マナーの問題はありませんでした。

おそらく夜までいたのは観光客というよりも湾岸エリアにお住まいの方々がほとんどだったのでしょう。

きれいな広場をきれいなまま残す。こういった後味の良さもあって、気持ちいいイベントでしたよ。会場のテーブルとイスはスタッフさんたちが片付けました。

東京の夜景を楽しめる屋上緑化広場

さて、他の来場者が会場を後にしたところで、筆者は夜景を撮影。

実は屋上緑化広場そのものは普段から23時まで開放されているんです。

やっぱり、豊洲市場は立地が良いですね。空が広い!

東京でありながら、どこかリゾート地にいるかのような感覚になれる。こんな体験ができるのは都内で湾岸エリアだけといっても過言ではありません。

まさに筆者が豊洲を好きな理由はそこにあります。運河と海、映画館もあるし。最高!

東京の夜景観賞できるスポットとして、豊洲市場の屋上緑化広場はとてもオススメです!

夜間の移動については直通エレベーターで。

豊洲大橋の根本から「豊洲ぐるり公園」の歩道に入って少し進むと、屋上緑化広場への直通エレベーターがあります。ここから移動可能です。↓

なお、屋上緑化広場の入場可能時間は5時〜23時。トイレは公園内(1階)の方が広くて良いです。

ぜひ行ってみて!次回は9月!

ここまで長い記事にするつもりはなかったのですが、ついつい長くなってしまいましたね(^_^;)

どうにかこの雑な文章を解読していただいて、豊洲市場の屋上緑化広場には大きな可能性があることを知っていただけたら幸いです。

夏の昼間はとんでもなく暑いのでオススメはしません。夕方以降かもう少し涼しい季節になったらぜひ行ってみてください!

ちなみに、「夕涼み・夜景観賞イベント」は次回の開催も決まっています。

第2回は2019年9月14日(土)に開催。ぜひ豊洲市場に、ぜひ豊洲に、足を運んでみてくださいね。

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