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【笑顔の写真レポ】「東京2020パラリンピック1周年記念イベント」が有明アリーナで開催されました

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2022年8月24日、東京・有明アリーナで「東京2020パラリンピック1周年記念イベント」が開催。

テープカットで有明アリーナの開業宣言(開業は8月20日)が出されたこの日、抽選で招待されたたくさんの皆さんが訪れ、パラリンピックの種目である車いすバスケットボールのエキシビションマッチなどさまざまなパフォーマンスを楽しみました!

とよすとは朝から夜まで有明アリーナに入り、この記念すべきイベントを取材・撮影。

すでに新聞社やニュースメディアからはレポートが上がっていますが、せっかくなので他のメディアがやらなそうなたくさんの写真を使ったレポートをお届けしたいと思います!

 

第一部 女子車いすバスケの国際エキシビションマッチと、フィッシャーズ&リトグリ!

会場となった有明アリーナ(↑写真は別日に撮影したもの)。

事前に8,000名を募集し、当選した参加者が訪れました。ただ、新型コロナの影響か、実際に訪れた人数はこれよりも少なかったように見えました。

第一部では、まずオープニング前にYouTuberのFischer’s(フィッシャーズ)と、学生チームが車いすバスケットボールで対決!

さすが人気YouTuberとあって、彼らが登場すると会場からは大きな歓声が上がりました!

さて、車いすバスケ対決ではお互いに激しい動きを見せながら、車いすバスケットボールの楽しさを会場とライブの視聴者へ発信。

シドニーパラリンピックの元キャプテンで東京パラリンピック選手村の副村長も務めた根木慎二氏がわかりやすくルールを解説してくれました。

(根木慎二氏)

そして、フィッシャーズによって、開会宣言。東京2020パラリンピック1周年記念イベントがスタートです!

全国高等学校総合文化祭「とうきょう総文2022」合唱合同チームが大会イメージソング『きみへつなぐ』を披露。歌詞を手話でレクチャーし、素敵な合唱を披露しました。

(「とうきょう総文2022」合唱合同チーム)

そして、いよいよ車いすバスケットボール(女子)の日本代表とスペイン代表によるエキシビションマッチの開始へ。

日本車いすバスケットボール連盟の玉川敏彦会長が挨拶し、

「パラリンピックのおかげでパラスポーツへの関心が高まったことを喜びとともに、今日は楽しんでいってほしい」と会場にメッセージを送りました。

(日本車いすバスケットボール連盟の玉川敏彦会長)

お待ちかね!女子車いすバスケの試合開始です!

試合が始まると、北田選手(18番)がキメる!キメる!

第1クォーターは11-10で日本がリードで終了!

それまで撮影に専念していた筆者は撮影を忘れてカメラを置いて試合に熱中してしまうほど。気づくと、手を叩いて応援していました。いや、そのくらいすごかったのです!

ハーフタイム中に観客へ行われたインタビューでは

「車いすを動かすだけでも力を使うのにあんなにたくさんシュート決めててすごい」

と会場の子どもからのコメントに、選手たちが「ありがとう!」とコートから大声で返事をし、会場を沸かせてくれました!

最後の第4クォーター開始40秒で網本選手(15番)がスリーポイントシュートを決め、チームに火をつけます。

スペインの選手もすごく、試合には惜しくも日本の敗北となりましたが、

試合後のインタビューに答えた北田選手は
「一年越しに見たかった光景のなかでバスケができてほんと幸せです!」

と今回の1周年記念イベントで観客ありの試合ができたことを喜んでいましたよ。

(北田選手)
(スペイン代表のSara Revurlta選手)

ハーフタイムと試合後にそれぞれ行われたライブパフォーマンスも1周年イベントの見どころのひとつ。

(Little Glee Monster)

ゲストには、パラ応援大使のLittle Glee Monster(リトグリ)の皆さんが2度も登場し、会場を盛り上げてくれました!

大盛り上がりのなか、第一部が終了。

実は廊下部分にはさまざまな展示や参加型イベントも。聖火トーチや、メダルと共に選手に与えられたブーケなどの展示もあり、たくさんの参加者が写真を撮っていましたよ。

(聖火トーチ)
(東京2020パラで渡されたブーケ)

第二部:セレモニーからの男子車いすバスケドリームマッチ

第一部が終わってから約3時間後、第二部がスタートです。

第二部に当選した参加者が続々と入場。パッと見ただけでも第二部の方が参加者数が多かったです。

第二部は男子車いすバスケの試合のほか、セレモニーもメインイベントです。

(和合由依さん)

セレモニーを前に、華やかなオープニングパフォーマンスを見せてくれたのは、東京パラリンピックの開会式で片翼の小さな飛行機を演じた和合由依さん、HOMEMADE家族のMICROさん、手話パフォーマーのいちろうさん、その他ダンサーさんも。

これがそのままオリパラの開会式にも採用されそうなくらい豪華なパフォーマンスにとにかく驚きました。

(草彅剛さん、稲垣吾郎さん、香取慎吾さん)

さらに、IPC(国際パラリンピック委員会)特別親善大使である、稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さん、が登場!

「最後まで一緒に楽しみましょう!」、香取さんが言うと会場から大きな歓声とともに熱が伝わってきました。

1周年イベントのオープニングセレモニーにはさまざまな要人が来場し、挨拶しました。

小池百合子 東京都知事
「今日を契機に、パラスポーツムーブメントを一層発展させていきましょう」

(小池百合子 東京都知事)

森 和之 JPC会長
「今まで以上にパラスポーツを応援していただき、パラスポーツを楽しんでいただければと思います」

(森 和之 JPC会長)

橋本 聖子 元東京2020組織委員会会長
「(コロナ禍での大会を無事終えたことは)誰も経験したことのない困難に立ち向かえる力がこの国にはあるのだと感じました」

(橋本 聖子 元東京2020組織委員会会長)

鈴木孝幸選手(パラ水泳)
「東京パラ以降の反響がすごくて、まだ1年しか経っていないのかという印象です。みなさんの目に当たり前のように映るスポーツであってほしいです」

(左:鈴木孝幸選手)

山崎悠麻選手(パラバドミントン)
「東京パラリンピックはみんなで作り上げた夢のような舞台でした。今後は11月に世界選手権がパラリンピックと同じ会場の代々木体育館であるので同じペアでやるので今後も応援よろしくお願いします」

(右:山崎悠麻選手)

アンドリュー・パーソンズ IPC 会長
「東京パラリンピックの開催は歴史的で英雄的な偉業であるとみんなが思うべきです。この国を永遠に変えてしまうような素晴らしい大会が開催できました」

(アンドリュー・パーソンズ IPC 会長)

この1周年記念イベントは、先日2022年8月20日に開業した有明アリーナの開業イベントでもあります。

ここで関係者によるテープカットへ。

小池百合子都知事に加え、三宅しげき 都議会議長、山﨑孝明 江東区長、株式会社東京有明アリーナの人見秀司代表取締役が来場。

和合由依さんがテープを配ると、MCの「有明アリーナ、開業です!」の声とともにテープが切られ、有明アリーナの開業が宣言されました!

(左から山﨑孝明 江東区長、小池百合子都知事、三宅しげき 都議会議長、株式会社東京有明アリーナ 人見秀司代表取締役)

そして、いよいよ男子車いすバスケットボールの日本代表選手による、チームホワイトとチームブラックに分かれてのドリームマッチの開始です!

なお、当初はオーストラリア男子選手とのエキシビションマッチが予定されていましたが、日本代表同士の対決へと変更となりました。

選手入場を終えると、稲垣さん・草彅さん・香取さんのコールで試合スタート!

開始から激しい試合展開となり、お互いが譲らないゲームが続きます。点差はほぼなし。

チームブラックの鳥海選手(2番)がシュートを入れると、チームホワイトの宮本選手(25番)が入れ、第3クォーターが終わった時点でのスコアは42-41とホワイトチームが1点をリード。

しかし、第4クォーターの開始早々にブラックチームが先制し、逆転。藤本選手(13番)のスリーポイントと、さらにはフリースローで点差を広げます。

試合時間がラスト3分を切ったところで、あきらかに選手たちの表情に笑顔が。

1年前には叶わなかった有観客での代表戦。それが今ではたくさんの人に見られながらプレーできる。

心の底からバスケを楽しんでいる姿が見られました。

結果は56-62でブラックの勝利。

結果うんぬんよりも、この白熱したバトルを目の前で見ていた観客たちはすっかり車いすバスケの虜となったことでしょう。手に汗握る試合でした!

試合後、鳥海選手がインタビューに答え、

「今日こんなに集まっていただけたのも、一年前のあの出来事(銀メダル)があったからこそだと思いますので、これからも応援よろしくお願いします」

(鳥海選手)

また、チームホワイトで戦った川原選手は、

「車いすバスケが面白いものだと知っていただけたのではないでしょうか。引き続き男子も女子も応援よろしくお願いします!」

(川原選手)

とコメントし、選手たちは大きな拍手を受けコートを後にしました。

素敵な試合をありがとうございました!

記事の終盤には選手たちの笑顔を集めた写真をまとめておきますので、ぜひそちらもご覧ください!

そのあとは、再び豪華なライブパフォーマンスが!

稲垣さん、草彅さん、香取さんの新しい地図がパラスポーツ応援チャリティーソング「『雨あがりのステップ』を披露。

お三方だけでなく、和合由依さんたちパフォーマーや、パラリンピアンのお二人、それになんと、小池都知事やアンドリュー・パーソンズ IPC会長、森 和之 JPC会長も加わって、アリーナを練り歩きながら一緒に歌い、ミライトワとソメイティも可愛くパフォーマンスを披露してくれました!

イベントは20時15分ごろに終了。

第一部と第二部をあわせると非常に長時間にわたるイベントとなりましたが、終わってみれば本当に良いイベントでした。

昨年感じた東京2020パラリンピック大会の興奮を思い出しましたし、落ち着いてきたパラスポーツの熱を再び上げる良い機会になったのではないでしょうか。

また、パラスポーツが体験できるイベントも予定されているようなので、ぜひ皆さんもチェックしてみてください。

ボッチャやブラインドサッカーなど、他のパラスポーツも見てみたい!

笑顔を集めたフォトギャラリー

 

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