豊洲市場、建築基準法に基づく構造安全性が認められる

豊洲市場が建築ミスを指摘されていた点について、2017年2月10日に大きな動きがありました。東京都が日建建設に豊洲市場の全街区について「検査済証」を交付し、建築ミスのないことが証明されたのです。

東京都が日建建設に設計を求める際に指示した条件は通常の建築基準の1.25倍以上にあたる耐震性能でした。当然ながら豊洲市場は公共性の高い建物ですから、東京都は設計を担当する日建建設に厳しい条件を求めたわけです。

2016年のほぼ豊洲市場が完成したあたりだったでしょうか。市場関係者向けに開催された内部の視察会に参加した一部の建築専門家が豊洲市場の設計ミスを指摘しました。それを市場移転反対派の方が中心となってSNSやブログを通じて広がり、徐々に話題になっていったのは記憶に新しいところでしょう。

何も検証されないままマスコミが大きく取り上げ、真実がわからないまま豊洲市場は設計ミスだというネガティブなイメージが拡散されました。

豊洲市場は設計ミスなのか。

東京都は2016年12月28日付で、豊洲市場の全街区について「建築物及びその敷地が建築基準関連規定に適合している」(建築基準法第七条五項)ことを証する文書である「検査済証」を交付。日建建設はこのことを2017年2月10日公表し、同社が設計した豊洲市場はすべての街区(青果棟、水産仲卸売場棟、水産卸売場棟、管理施設棟)に設計ミスがなかったことが正式に認められました。

日建建設では第2回市場問題プロジェクトチーム会議にて豊洲市場の構造安全性について説明に使用した資料をWebサイトにて公開していますので、詳しく知りたい方はぜひチェックしてみるといいでしょう。

http://www.nikken.jp/ja/news/2017/siryo1.pdf
http://www.nikken.jp/ja/news/2017/siryo2.pdf


築地市場が豊洲へ移転するかどうかはまだわかりません。大田市場を代替として使用する案もあるようで、とよすととしては市場が豊洲に来るかどうかはあまり興味がなくなってしまいました。

豊洲に移転するならそれはそれで大歓迎なのですが、すでに豊洲は風評被害からかなり信用を失っていると思うので、もし他に移転できるのであればそれが良いのではないでしょうか。とはいえ、どう転ぶにしろ膨大なコストがかかるのは避けられません。

一番いけないのは凄まじいほどに老朽化した築地でこのまま営業を続けることだと思っています。