豊洲〜住吉、地下鉄8号線の延伸で新駅はどこにできる? [2017年7月 区政報告会レポート]

豊洲には東京メトロ有楽町線と新交通ゆりかもめが通っていて、有楽町線なら有楽町駅からわずか4駅(所要時間7分)と非常にアクセスが便利な街です。

この有楽町線は「東京8号線」と呼ばれ、和光市駅(埼玉県和光市)から新木場駅(東京都江東区)まで24駅を結び、運行されています。

豊洲駅を利用した経験がある人は不思議に感じたかもしれないのですが、駅のホームが2つの島に分かれていて、1〜4番線まであるんですよね。

実は、豊洲駅を分岐点とし、この東京8号線が住吉や亀有方面とつながる8号線延伸計画が今まさに熱いことになっているんです!
(すでに知っている方もいらっしゃると思いますが、まったく知らない人向けにこの記事を書いています)

 

江東区の縦(南北)の移動を楽にする地下鉄延伸

江東区議会議員・西垣誠氏が2017年7月9日に開催した区政報告会のなかで解説した内容によると、区では取り組むべきであるとし、かなり優先度の高い事項として取り扱っているんだそうです。

区がどれほど力を入れているのかというと、この延伸工事に向けてすでに合計50億円もの建設基金を積み立てているほど。

ただ、想定される建設費は1420億円。ぜんぜん足りません。工期は約6年を想定していて、もしスムーズに延伸が決定したとしたら完成は2030年くらいになるのではないかとおっしゃっていました。

では、東京8号線が延伸し、豊洲と住吉がつながるとどんなメリットがあるのか。具体的には住吉からすぐ隣の錦糸町と豊洲が約16分で移動できるようになったり、東陽町〜豊洲のアクセスが良くなり、豊洲からゆりかもめに乗り換えることでお台場方面へ遊びに行きやすくなったりと、良いことだらけ。これにより観光収入や商店街の利用が向上することも見込まれています。

個人的には門前仲町や東陽町に行きやすくなったら嬉しいな〜と思っています。また、豊洲のすぐ隣駅として、塩浜や枝川(ST1)あたりに駅ができるかもしれないとのこと。周辺にお住まいの方々は実現したらめっちゃ嬉しいでしょうね!

と、区政報告会のなかから地下鉄の延伸について触れられていた点をピックアップしてみました。

そのほかの報告については箇条書きでご紹介したいと思います。

 

 

東京オリンピック・パラリンピック関連

「辰巳の国際競技場(アクアティクスセンター)」
・・・年間100回の競技開催を誘致しようと計画。来場者目標100万人。ただ、年間収支は年6.4億円のマイナス。今後はネーミングライツや企業広告による収益、空調効率化や稼働率向上で収益向上を図る。辰巳駅や潮見駅から会場への導線をどうするか考えているところ。

「海の森水上競技場」
・・・波をシャットアウトしてここで競技できる。宿泊施設やバスなど人の移動が課題。年35万人の来場者目標。収支は年間1.6億円のマイナス。

「有明アリーナ」
・・・年間10大会、そのほかエンタメ利用を想定。付近には仮設の有明体操競技場もできる。年間来場者目標は140万人。収支は年間3.6億円のプラスを想定。

「葛西臨海公園」
・・・カヌー・スラローム会場では年間7の大会の誘致を想定。水難救助の訓練所としても活用。年間来場者目標は10万人。収支は年間1.9億円のマイナスを見込む。

「大井ホッケー競技場(大田区)」
・・・年間23大会。サッカーやアメフトなど。スポーツリクリエーションの拠点に。年間来場者20万人を想定。0.9億円のマイナスを想定。

「アーチェリー会場」
・・・では年間20大会を想定。ほぼ芝生なので都民の憩いの場として青空ヨガ教室などの利用を想定。年間来場者目標は3.3万人。年間収支は0.12億円のマイナス。

 

中央防波堤埋立地

江東区と大田区による中央防波堤埋立地の帰属問題。ここの埋め立てを行うために通行したゴミにより、ハエやゴミ問題に悩まされてきた江東区。一方の大田区は海苔の養殖をここでやっていた。お互いが100%の帰属を望んでいてまだ平行線。

両区が都に申請したため、2017年10月ぐらいに都から調停案が出る予定。ただ、中央防波堤埋立地が区の土地になったとしてもここで発生した税収は都に一旦入ってから区へ配分されるので、区としては金銭的な利益になるかどうかは考慮しておらず、金儲けの視点で帰属を訴えているわけではない。

 

豊洲市場について

市場の移転は早くて2018年5月と言われている。「豊洲ぐるり公園」は2017年7月7日に部分オープンしたが、市場移転前に全面オープンしたい。

なお、この日の区政報告会には先日の都議会議員選挙に出馬した江東区議会議員の高橋めぐみ氏も訪れ、参加者に挨拶とお礼を延べていました。

 

豊洲西小学校

五輪のブラジルバレーボールチームが2020年7月11日〜8月9日まで練習のために豊洲西小を使用する予定。チームは住民や児童との交流も。

 

セアカゴケグモは見つけたら駆除して、区に連絡を

セアカゴケグモが2017年4月に東京ビッグサイトで発見された。見つけたら、踏んだり、殺虫剤での駆除と、区への連絡をお願いしてる。強い毒性がある。

 

空き家の調査について

江東区の15%の人が戸建住宅に住んでいる。空き家や木造住宅の調査を今年度から実施。区では現時点で390戸の空き家を把握してる。

 

中学校について

江東区では区内の中学校を好きに選べる制度を取り入れているが、全体の約3割の生徒は地元以外の中学校に通ってる。やりたい部活の有無が学校選びを左右している現状。深川第五中学校(豊洲)は都内でもトップクラスの学力だが、教室がほぼ満室の状態になっている。

 

認知症サポーター

路上で見かけた認知症の人に向かって話かけ、助けてあげようという志のある人はオレンジ色のアームバンドをしている。これがサポーターの証になっている(西垣氏が腕に着けているのが認知症サポーターのアームバンド)。

 

このほかにもたくさんの報告があり、メモしきれなかった部分につきましては大変申し訳なく思っています。ということで、ざっとまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。なにか皆さんの参考になれば幸いです。

西垣誠氏による次回の区政報告会(豊洲会場)の開催は2017年11月19日(日)とのことです。

→ にしがき誠 公式ホームページ